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塗料を使って好きな色に!ウッドデッキのある生活を手に入れよう!

ウッドデッキを生活に取り入れたいという人は少なくないのではないでしょうか。でも、ナチュラルな色だと浮いてしまう。汚れが目立つ?そんな心配を抱えている人は塗料を使って賢く素敵なウッドデッキにしちゃいましょう!塗料の選び方や塗り方など、ご紹介いたします。

ウッドデッキとは?

木材もしくは木材と樹脂の混合木材で作られた、プラットホーム状の構築物のことを言います。本来は、ウッドパネルを敷き詰めたものとは区別されますが、マンション住まいでなかなかウッドデッキを設置する環境が難しい人は、ウッドデッキ風にウッドパネルを使うのも人気となっています。

おすすめ塗料の種類とは~豊富なカラーとそれぞれの特徴は?~

ウッドデッキを生活に取り入れたいけど、インテリアとのバランスを考えたり、色合いを考えると、納得できる木材が見つからなかったりする場合もありますよね。
そんな時は、自分で好みの材質を演出すればよいのです。最近は、様々な塗料も売られています。
塗料を使って、どんな色合いを出せるのか、少し見てみましょう!

ワンダー水性1液型

シックハウスや大気汚染防止対策がなされている塗料です。超低臭タイプですので、内装の木材や縁側や軒下でのウッドデッキに使うことができます。

キシラデコール フォレステージ

低臭タイプで防腐・防カビ・防虫性にも優れている塗料で、よく使われています。日光や風雨の影響を最小限にとどめる耐候性顔料を使っているため、外装にも自信を持っているので、庭などのウッドデッキにも使えますね。

ガードラック アクア

優れた着色力・隠ぺい性があるのでリフォーム塗装などに使える塗料です。気分一新!したいという方にはオススメです。強い撥水力と高い耐候性があるため、公園などの雨ざらしになるウッドデッキにも使えますよ。

オスモカラーウッドステインプロテクター

植物由来の原料からできている塗料ですので、安全性に優れています。屋内用であれば、幼児向けおもちゃにも使えるほどで、ホルムアルデヒドなどの有害な物質は一切含まれていません。
国土交通省が認めるほどの品質であるため、とにかく品質優先の方にはオススメの塗料となっています。お子さんを遊ばせるウッドデッキには最適かもしれませんね。

ワシンエコステイン

原料にヒマシ油等の天然の植物油を使用。特殊微粒子顔料を使用しており、高い耐候性と刷毛塗り作業性に優れています。ムラが起きにくいこともあり、塗装初心者でも安心の塗料ですね。

アトムハウスペイント 水性ウッドエバープロテクト

シリコンアクリル樹脂にHALS(紫外線劣化防止剤)とUV吸収剤を配合してあり、色あせ防止と木材の長期耐久性が優れているハイグレードタイプの塗料です。薄めずに使えるので、色々と手間がかかるのが苦手な人にはオススメです。

ウッドデッキに塗装して得られる効果

お好みの色はありましたか?実は、ウッドデッキに塗装するのは、好みの色にするだけではないのです。塗料に含まれる原料や特性によって、様々な効果があります。
どの塗料にどの効果があるのか知っておきましょう。

防虫・防カビ

防虫効果を得るためには、浸透性の高い塗料を選びましょう。
防虫や防カビは、木材の内側からくるものなので、浸透させないと効果は得られません。
したがって、塗膜性がある塗料の上から、防虫防カビ効果のある塗料を塗っても効果は得られませんので、ご注意ください。

撥水

ウッドデッキは屋外にあることが多いです。その場合、撥水性の高い塗料を塗っておけば、雨ざらしになっても大丈夫です。木材は水分を含んだままで、乾燥させなければ当然のことながら腐ってしまいます。
なので、撥水加工をしておけば、木材は長持ちします。

外観

先述した通り、様々な色を出せる塗料があります。
写真のような色はなかなかコーディネートレベルが高いですが、ちょっとした明暗や色調など、お好みのウッドデッキに仕上げることができます。

なお、木材向けの塗料には大きく2種類あります。違いを知っておくと、塗料選びのときの参考になるでしょう。

・木材保護着色塗料
木材保護着色塗料とは、防腐剤(木材腐朽菌の発育の防止及び腐朽の防止)、防かび剤(かび類の発育と変色の防止)などの木材保存剤や撥水剤が配合された塗料で、塗装終了後、被塗材の木目が見える着色塗料である。
(財)日本住宅・木材研究センター「大規模木造建築物の保守管理マニュアル」より

出典:http://www.jwbg.org

・自然系塗料
人体へのリスクが低い天然油脂や樹脂が主原料であり、空気中の酸素を取り込む酸化重合反応により乾燥するものが多く、合成樹脂や有機溶剤、有機顔料、塗料添加剤などの化学物質を使用しないかほとんど含まない、安全性が高いと思われる塗料である。
「木材塗装研究会」より

出典:http://www.jwbg.org

安全な塗料の塗り方

1.下地準備

まずは、塗料を塗っていくためのウッドデッキの下準備をしていきましょう。ウッドデッキは屋外にあることが多いため、土や埃などが付いています。
そのゴミを綺麗に取り除いていくのです。埃の上から塗装していくと、ムラの原因になったりして綺麗に塗れない事がありますので、手を抜かずにしっかりと準備しましょうね。

2.養生

こちらも下準備の一環ですが、しっかり養生しておきましょう。外にあるウッドデッキの場合でも、家と隣接している箇所や近くのガーデニング家具などがあれば、養生が必要です。
気を付けていても、塗料が思わぬはずみで飛び散ることがあります。仕上がりを綺麗にするためにも、面倒がらずにやっておくと後で後悔!なんてことにもなりませんよ。

3.塗料をよく混ぜる

顔料が沈殿している場合がありますので、よく混ぜてから使うようにしましょう。この工程を怠ると、ウッドデッキの色合いが思っていたものと違う!という事態にもなりかねませんので、ご注意ください。

塗る①コテバケ

こちらは、平らな面を一度に広範囲塗ることができます。しかし、細かい部分は対応できないので、ハケと併用するようにしてください。

塗る②ローラー

コロコロと転がすだけで、広範囲を一度に塗ることができます。初心者の方でもムラになりにくいのでオススメ道具の一つです。ただし、こちらも細かい箇所には塗れませんのでハケと併用して使うようにしてください。

塗る③ハケ

細かい部分などの塗装を得意とするハケ。面で塗ることができないので、色ムラになってしまいがちなので注意しましょう。初心者の方でしたら、細かい部分の仕上げとして使用するのが良いでしょう。

塗る④雑巾がけ

ウェスや布に塗料を含ませてゴシゴシと塗っていく方法です。塗料によっては、うまく布に含めない場合がありますので、ご注意ください。
ワイルドな雰囲気でラフな感じが出ますので、用途に合わせて選んでみてもいいですね。こちらでしたら、指先の感覚が直に伝わりますので、細かい部分の塗装もできますよ。

5.乾燥

塗装した部分を十分に乾燥させてください。乾燥させずにズカズカとウッドデッキに立ち入ると、当たり前ですが、足跡がついてしまいます。それから、乾燥しきらないうちに、ゴミを落とすとくっついてしまいますので、こちらも注意するようにしてください。

塗装の際の注意点

・天気の良い日に行ってください。乾燥させることも考えると、3日ほど天気が続くのが理想的です。
・風のない日に行ってください。乾燥しないうちに土埃がつくと、取れません。
・喚起をしながら作業をし、直接塗料などを吸い込まないようにしてください。
・目立たない箇所で一度試し塗りをして、異常がないか確認をしてから行ってください。
・作業中に体調の異常等を感じた場合は、作業を中断するようにしましょう。

塗料を使った木材の事例

壁面に木材を使用しているインテリアコーディネートはよく見かけますが、色を加えてアクセントにすると、デザイン壁面にすることができますね。まるで、壁にアートを掛けておくのと同じ効果が得られるのではないでしょうか。
ウッドデッキに、このアイディアを取り入れるのであれば、ボーダー模様のウッドデッキがあっても面白いかもしれませんよ。

見事に全面を白に塗り上げています。とても、統一感がありスッキリしており、爽やかな印象です。汚れが目立ちやすいからと、避ける人もいるかもしれませんが、逆に塗り直しのタイミングなんかは分かりやすいかもしれないですね。

塗装技術があがれば、こんな塗り方もできますよ。ウッドデッキに実際に採用するかは別として、グラデーションの木材があっても面白い空間作りができるかもしれません。
さらに、技術が上がれば、両端から違う色を塗っていってグラデーションを作ったりできるようになったら、もう塗装のプロとして自信持てるのではないでしょうか。

お好みのウッドデッキを生活に

いかがでしたでしょうか?念願のウッドデッキを家のコーディネートに合わせて自在に作れたら、素敵な生活が送れそうですね。
人工木材を使わなければ、色あせてきたりして再塗装が必要になってきます。同じ色で初心に帰るのも良し。色を変えて気分を変えてみるのもよし。少しそのまま置いておいて、アンティークの雰囲気を楽しむのも、それはそれで楽しめるのではないでしょうか。
ウッドデッキ一つでも、色々な生活が待っていますよ。

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