光の遮断とプライバシー保護!遮光カーテンの使い方&選び方

    カーテン選びは、お部屋のインテリアに合わせて窓のサイズに合わせて・・・だけで終わっていませんか?カーテン選びには機能面も大事です!カーテンの中には遮光という光をさえぎる機能を持つ便利なものがあるんです。遮光カーテンの性能の見分け方とその使い方を伝授します!

    遮光カーテンとは

    遮光カーテンとは、生地に光を遮る機能をプラスしたカーテンのことです。

    一枚生地のものや、普通の遮光性の無い生地の後ろに遮光性のある裏地をつけたものの二種類があります。

    また、後付けできる遮光性裏地というものも存在します。

    一枚生地のものは、黒いとを織り込むことで遮光性を出したり、コーティングやラミネート加工して遮光性を付加しているものがあります。

    後付け裏地

    フック部分に重ねてつけることができます。

    手持ちのカーテンに使えますが、表地が明るい色だと裏地が透けて印象が変わる場合があります。

    ラミネートタイプの遮光カーテン生地

    ごわごわした手触り。
    形状記憶加工がないとかなり広がってしまう生地です。

    ウレタンフォームなどの薄い皮膜を生地の裏に張り付ける加工がされています。

    遮光カーテンのメリットデメリット

    光を遮るカーテンのメリットとデメリット、どんなものがあると思いますか?
    遮光カーテンの購入を考えている人は、デメリットにもしっかり目を通しておきましょう!

    遮光カーテンのメリット

    光を遮るので、カーテンを閉めている間は光が入ってきません。
    そのため、夜勤などで日中寝ることがある人には安眠のためにおすすめです。

    また、部屋の中からの光も通しにくいため、夜間に部屋の中のシルエットを外に漏らさない効果もあります。
    一人暮らしの女性などで在宅の様子を知られたくない場合などに効果を発揮します。

    さらに、日差しが強い窓や時期には、日中も閉めておくと普通のカーテンより熱や紫外線を遮断してくれるという効果もあります。

    遮光なしだと人影が映る

    このように、窓際に立つと遮光のないカーテンだとシルエットがくっきり。

    遮光カーテンのデメリット

    寝室に遮光カーテンを選んだ場合、朝日で目を覚ます、ということができません。
    また、日中カーテンを閉めていると部屋が真っ暗だったりするので、自然な光の中で生活したいという人には不向きです。

    また、生地を選ぶ際、上記でも少し触れましたが、生地に黒糸を織り込んだり遮光性を高めるため、明るい色のカーテンの種類が少なくなります。

    真っ白なカーテンで遮光・・・というのが難しいのです。あっても、ラミネート加工したごわごわの生地だったりしますので、ふんわりと柔らかな明るい色のカーテンを使用したい場合は遮光性は求めることが困難になります。

    さらに、ごわごわした生地の場合、同じ生地でシェード(カーテンの生地を使ったたくしあげる形のもの)ができないため、トータルコーディネートしたい場合も不向きです。

    あとこれはデメリットというほどではないですが、リビングに遮光カーテンを使用した場合、プライバシーの保護にはなりますが在宅かどうかが分からない、という面があります。
    たとえばお仕事からマイホームに帰ってくるお父さんが、外からみてカーテンからもれる明るい光にほっとする・・・なんてシーンがなくなりますね。

    夜のマイホーム

    玄関の明りだけでなく、窓からもれる温かな光が帰宅時に見えるとほっとしますよね。
    家族がいる、温かい家が想像できます。

    普通のカーテンとどう違う?

    普通のカーテンと遮光カーテンの違い① 光の通し方

    普通のカーテンと遮光カーテンの比較

    遮光なしだと明るいのがよくわかります。

    比較してみると、ずいぶん光の入り方が違うのがわかると思います。
    色にもよりますが、明るい色の普通のカーテンと遮光のカーテンとでは大きく差がでますね。

    普通のカーテンと遮光カーテンの違い② 生地質と柄

    光の入り方以外にも違いがあります。

    普通のカーテンと比較すると、基本的に遮光カーテンのほうが生地に厚みや重さがあります。
    ラミネート加工や、裏地付きのものは特に顕著です。

    また、普通のカーテンではさまざまな糸を使って複雑な織柄を出したりという表情のあるデザインのカーテンが選べますが、一枚遮光のものは無地か平坦なプリント柄のものが多数です。

    美しい織柄のカーテン

    単純なプリントでは出せない繊細な表面です。

    こういうものや、気に入った柄のものが遮光では無い場合で遮光性を出したいときは、裏地を付けるか濃いめの色を選ぶのがベターです。
    ただし、裏地を付けると色が違って見えることがあります。(暗めに見える)
    また、せっかく素敵なお気に入りの柄なのに、外から見えないなんてことも。

    遮光カーテンの等級

    遮光カーテンには、光の通す量の違いで「等級」というのがあります。
    1~3級まであり、1級のほうが遮光性能が良くなります。

    ただし、同じ等級でも色によって見え方が変わる場合もあります。
    3級程度で明るい色の場合は遮光性能の表示が無い暗い色と同等、またはそれ以下の場合のことも。

    遮光1級

    遮光率:99.99%以上
    照度受光部照度:0ルクス超~10ルクス以下

    人の顔の表情が識別できないレベル。

    遮光2級

    遮光率:99.80%以上
    照度受光部照度:10ルクス超~200ルクス以下

    人の顔あるいは表情がわかるレベル

    遮光3級

    遮光率:99.40%以上
    照度受光部照度:200ルクス超~600ルクス以下

    人の表情がわかるが事務作業には暗いレベル

    遮光性UPの方法

    もしあなたが、光があると眠れないから・・・シアタールームで没頭したいから・・・などで一切光を入れたくない!ということでしたら、遮光カーテンに以下のことをプラスすると遮光性がUPします。

    全体の遮光性のUP 【2重にする】

    シアタールームなどで、遮光と同時に防音性能をUPしたいときにもおすすめなのが、遮光カーテンの2重吊りです。

    通常カーテンレールは平行して2本付いていることが多いと思いますので、レース+ドレープ(厚手)のところを、ドレープ+ドレープにしちゃいましょう。

    ただ、レースも捨てがたい・・・という場合は目の詰まった少しでも厚手のものを使うといいと思います。

    我が家の寝室は基本カーテンを開けないので遮光2重で付けています。寒い北側の部屋なのですが、断熱の効果UPにもなっています。

    上からの光を減らす【カーテンボックス・レールカバーを付ける/フックをBフックにする】

    意外と、生地からの漏れはなくても上部から光が漏れる・・・という場合があります。

    その場合は、カーテンレールを天井に付けてそこからカーテンを吊るすか、カーテンボックスやカーテンレールカバーというので上部を覆うのがいいでしょう。

    新築の場合はボックスを天井埋め込みにしてもいいですね。

    また、天付けやボックス以外で現在Aフックというレールが見える形になっている場合、カーテンのフックを「Bフック」と呼ばれるカーテンレールを隠す形に変えましょう。ただし、既存のカーテンをBフックにすると裾が数センチ上がりますので、新規に購入するときか、腰窓のときにだけやってみましょう。

    カーテンボックス

    遮光性・断熱性もUPし、インテリア性も◎
    市販のものもありますが、DIYが得意なひとは作ってもいいかも。

    カーテンレールカバー

    レールの上に乗せて光を遮ります。

    これなら手作りしてもよさそうですね。

    Bフック

    レールが隠れる付け方です。

    ただし、Aフックで付いているものをBフックにすると生地が持ち上がるのと、上部のプリーツが折れます。(すらっとまっすぐ伸びるプリーツが、画像のようにくの字になります)

    中央からの光を減らす【カーテンを交差させる】

    カーテンを閉めた時、特に形状記憶のドレープだと中央に隙間ができやすくなります。
    それを防ぐために、まずはカーテンレールより少し余裕をもった幅のサイズを購入することがポイントです。(レールの長さの1.05倍程度がおすすめです。生地の反発が強く形状記憶で端が内側に入り気味のものは1.1倍のほうがベター)

    さらに、可能であれば交差レール、交差ランナーを使います。

    交差レール

    専用のものもありますが、天付けの場合で下地に問題が無ければシングルレールを少し前後にずらして付ける手もあります。

    交差ランナー

    マグネット付きなので、跳ね返ることなくしっかり閉じます。

    中央からの光を減らす②【交差させる簡単バージョン】

    賃貸などでレールの付け替えが難しい場合は、見た目を気にしなければマグネットや交差してカーテンを付けるという手もあります。

    マグネットは市販のカーテン用マグネットを使っても良いですし、強力なマグネットであれば専用で無くてもいいと思います。開け閉めが不便でも良ければクリップでもOK。ただし、安全ピンなどで留めると針穴から光が入るので止めておいたほうがいいです。


    カーテンの交差は、中央でカーテンを交差させた状態でフックをランナーにひっかければOKです。
    ただし、カーテンの幅に余裕がないとできませんのでご注意ください。また、当然ですが開閉ができなくなります・・・。

    ピタッとくん

    カーテンを挟むだけでお手軽に使えるマグネットです。

    サイドからの光を減らす【リターンを付ける】

    横からの漏れは、リターンというものを付けます。

    リターンが付けれるカーテンレールの場合のみ有効です。また、レールのリターン部分に合うようにオーダーしたほうがよりぴったり隙間を埋めることができます。

    リターン

    既製品をリターン部分のあるレールに付けると、ヒダとヒダの間が長いため、画像のようにぴったりしないことも。

    また、リターン部分の端の生地を壁にしっかりつけるためのマグネットも販売されています。

    下からの光を減らす 【床に付けて使う】

    最後に、下からの光も無くしましょう。

    腰窓の場合は通常の枠下15~20㎝の垂らしよりもさらに長めにし、掃き出し窓(外に出られる大きさの窓)の場合は通常床から1センチ程度浮かせるところを、床に着く長さにしましょう。
    ただし、床に着くとほこりを吸着しやすくなりますのでご注意ください。

    長いドレープ

    ヨーロッパではひきずるようにつけるのはポピュラーらしいですが、こういう生地でないとなかなか様にはならないですよね・・・。
    日本では、床につかないように1センチ程度浮く長さでオーダーするのが一般的です。

    遮光は本当に必要?

    カーテンを購入する時、柄やサイズをみて決める人もいれば、「絶対に遮光!」と遮光じゃないカーテンは嫌といって寝室リビング関わらず遮光を選ぶ人もいます。

    ただ、夜勤であったり防犯のためだったりと理由があれば問題ないですが、遮光=便利!と決めて思い込んでいる人もいるようです。
    ただ、上述した通り、遮光は遮光で場合によってはデメリットにもなります。

    デメリットも含めて、自分のライフスタイルに本当に必要かどうか考えた上で、「遮光等級」などで選択したり、それでも足りない場合は遮光性能UPの工夫をしてみてくださいね。

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