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クォーツの腕時計。電池交換には、専門工具が必要になります!

腕時計の電池交換。クォーツで動いている腕時計であれば、電池が切れると時計の針が止まります。電池交換が必要です。電池交換をするのに、時計店に行く人が多いようですが、工具があれば、ご自分で電池交換することが可能です。幾つか例を挙げて説明していきます!

腕時計の電池交換は、裏蓋を外して行います

腕時計の電池は、時計の種類によって、寿命が違います。通常は、2~3年以上持つと思いますが、5年以上持つタイプもありますし、クロノグラフのような多機能なタイプは、もう少し短くなります。電池交換の時期は、それぞれの機種により違います。工具を使って裏蓋を外して、電池交換を行います。

腕時計、電池交換

腕時計の電池交換に使うのは、「水銀ゼロ」の時計用ボタン電池を使うのをお勧めします。世界で始めてソニーから商品化された「水銀・鉛 がゼロの無水銀酸化銀電池」があります。

腕時計の電池交換を、スクリューバックオープナーで。

裏蓋に、爪がある時計

この写真の様に、裏蓋に爪がある、ダイバーウォッチのようなタイプは、裏蓋をねじ込んでいますので、スクリューバックオープナーという工具を使って、電池交換します。

スクリュー式裏蓋時計の電池交換方法

スクリュー式の、裏蓋時計の電池交換を説明している動画です。スクリュー式の裏蓋は、防水性を発揮するよう、きつく締めつけられています。開けるにはコツが要ります。

スクリューバックオープナー

この工具が、スクリューバックオープナーです。爪の幅を調整して、腕時計の裏蓋に合わせます。そして、この工具を廻すと、裏蓋が外れます。電池交換に必要です。

電池交換の手順

腕時計の裏蓋に、工具を合わせて廻すと、裏蓋が外れます。腕時計の電池交換をする際には、この手順が無いとできません。

3点式のスクリューバックオープナー(腕時計の電池交換・工具)

3点式のスクリューバックオープナー

腕時計の裏蓋を外すのに必要な工具です。3点式のスクリューバックオープナー。裏蓋の3点の爪に工具を合わせて、裏蓋を外して電池交換します。

3点式のスクリューバックオープナー

3点式のスクリューバックオープナーを使う際に、この様な3箇所に、爪を合わせて、裏蓋を廻します。そうして電池交換へと進みます。

しかし、慣れた者にとってはこの3点式よりも普通のオープナーの方が作業が早い訳です。よってこの3点式は年に数回しか使いません。

出典:http://watch-tool.net

3点式は、工具を使い慣れている本職の方は、余り使わないようですね。2点式の方が、時計の裏蓋を廻すのに、簡単なようです。

2点式のスクリューバックオープナー(腕時計の電池交換・工具)

2点式スクリューバックオープナー

2点式スクリューバックオープナーです。腕時計の電池交換をする際に使います。裏蓋の2箇所に爪を合わせて、廻します。電池交換する際に使います。

2点式スクリューバックオープナー

電池交換で、2点式スクリューバックオープナーを使うには、時計の裏蓋にある2箇所の爪に合わせます。工具を廻して、裏蓋を外します。

スクリューバック式の、蓋はずし(腕時計の電池交換・工具)

スクリューバック式 蓋はずし

スクリューバック式の腕時計。電池交換するには、裏蓋を外します。防水仕様の腕時計は、防水性を確実にするために、キツく締め込まれていますので、工具を使って、丁寧に廻さないと傷が付きます。

ロレックスなどは、専用タイプ(時計の裏蓋外す工具)

専用タイプ

ロレックスなどのぎざぎざがある、裏蓋は、専用工具でないと開きませんので、手に入れないとご自分ではあけることが出来ません。非純正で市販されています。しかし、ロレックスは、自動巻や手巻きが主体なので、時計の電池交換は必要ないと思いますので、ご自分で外す事は無いかも知れません。

こじ開け(腕時計の電池交換工具)

こじ開け

腕時計の電池交換する際に、裏蓋をあける工具です。裏蓋の隙間に差し込んで、こじ開けます。この工具で裏蓋をあけることが出来る時計は多いんです。

もちろん刃先の幅も違います。中央の茶色のこじ開けが、かなり厚い事が分かりますね。これにどの様な理由があるのか?

出典:http://watch-tool.net

こじ開けは、こぜても開かないことがあります。この工具は、「突いて開ける工具」と考えて下さい。
初心者は、分厚いこじ開けが便利です。薄い工具は、電池交換に使いやすいですが、その後の刃先の動きで裏蓋が変形することがあります。

こじ開け工具、各種類

買ってはいけないのが、ナイフタイプだそうです。写真の赤い柄の工具です。電池交換する際に、こじ開ける場所が見当たらないような場合に、使うものです。傷が付くことになりますので、お薦めしません。

よくある裏蓋タイプを「こじ開け工具」で電池交換します

時計の裏蓋

よくあるタイプの腕時計です。この様な形で、裏蓋が締め込まれています。パッキンを裏蓋に嵌めているだけで、パチンと閉まります。電池交換する際には、こじ開け工具を使います。

こじ開け工具

マイナスドライバーで苦労して開けていた方が、使ってみると裏蓋が簡単に開いたと喜んでいらっしゃいます。10年以上放置していた時計も、数十秒で裏蓋が開いたそうです。

ステンレス製なのでプラスチック製品は傷が付くと思うが、はめ込み式の製品を開けたり、他にも色々と使えそうである

出典:http://nefastudio.net

このこじ開け工具は、安価ですので、機械をメンテする作業には、役に立ちます。電池交換もご自分でやってみると、意外とあっさりと完了します。

こじ開けをする、箇所が時計側面にあります

時計側面に、差し込む箇所

こじ開け工具を使う時に、よく時計を見ると、差し込みやすい箇所がありますので、よく観察してから、電池交換を行って下さい。無理をすると、時計本体に傷を付けてしまいます。

工具の名前から「こぜる」と思って差し込みながら”捻る”方が多い。
ただそうすると裏蓋を傷つけたり変形させます。意外に思われるかもしれませんが、この工具で「突く」です。

出典:http://mr-coo.com

工具の名前から、こぜてしますと、捻るようになりますので、裏蓋を傷つけてしまいます。もっと、行き過ぎると、時計の裏蓋を変形させてしまいます。気をつけて作業を行います。

ピレの腕時計、裏蓋

ピレという腕時計です。百均で買ったそうです。時計の電池が切れたので、裏のフタをやはり、100均でゲットした工具で、開けて電池交換されたそうです。

腕時計 電池交換(グッチ・メンズ)

電池交換をした作業の動画です。裏蓋の隙間を掃除して、パッキンにシリコンを塗布します。その様な作業も、電池交換の際に行えば、お手入れは完璧です。

腕時計の電池交換方法 Battery exchange of the watch

腕時計の電池交換を作業した動画です。工具が沢山出ています。傷を付けないように、慎重に作業しないと、電池交換して後悔してしまうので、注意が必要です。

電池交換する、ボタン電池自体は、安価なものです。

ボタン電池

 腕時計の電池交換で使うボタン電池は、安価なものです。ご自分で作業する方は、前もって、幾つか、お手元に置いておくと、電池切れの時に慌てなくても済みます。
 型番がありますので、SR616SW SB-AFとか、SR927SW SB-APとか、書いてあります。調べてから、購入して置いて下さい。型番によっては、入手困難なものもありますので、事前に注文して購入しておけば安心です。
 腕時計の電池交換について、書いてみました。簡単な作業ですが、裏蓋を外すのに、パッキンのゴムが劣化したり、裏蓋がさび付いて、固着していることもありますので、十分に注意をして、作業を行って下さい。

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