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やってみよう! 身近でかんたんに作れて体にもいい野菜の育て方

花の種はまいても、野菜の種となると案外手が出ないものです。育て方がむずかしそうとか、ちょっと地味とか思いがちですね。ところが最近の野菜はちがいます。改良が進み、色とりどりで育て方がやさしいものがいっぱい!お庭や鉢で気軽に作ってみませんか。

野菜の育て方① 栽培に必要なもの

外の花壇や畑で本格的に栽培する野菜作りは楽しいですが、下準備がいりますし、たくさん作りすぎてしまうことも。まずは気軽に始められるプランターや鉢での育て方からスタートしてみましょう。

種をまいて、芽が出るのをわくわくしながら待つのが、野菜作りのまず最初の楽しみです。清潔で発芽しやすい種まき用土を使えば、成功する率が高くなります。

少し作ってみようかなというときは、百均などで野菜用の土や種まき用土、野菜用肥料も売っていて、充分役に立ちます。ただ大きなプランターでベランダなどで育てる場合、培養土を入れると意外と重くなります。軽い土も売っていますから、使うと便利です。

土を室内に持ち込みたくないなら、水と液肥を使う水耕栽培という育て方があります。清潔ですが、少し手がかかりますし、費用もちょっと高めです。

野菜の育て方② かいわれ大根

野菜の種は、新しければとても芽が出やすいのがふつうです。その特長を生かして大根の種でもやしを作ったのが、お店で売っているつまみ菜のかいわれ大根。これを完全に土もスポンジも使わず、肥料もなしで作る画期的な育て方を見つけました。

この育て方で必要なのは、百均で買える三角コーナーの水切りネット、中がザルになったポリ容器、ピンセット。それにかいわれ大根の種です。

水切りネットをザルの底にあわせて切って敷き、一時間ぐらい水にひたした後の種をまいて、重なったところをピンセットで広げておきます。育て方で大事なのは、空き箱などをかぶせて光が入らないようにすることです。

種をまいて、春から秋なら3日目、冬だと5日目ぐらいで、軟らかい芽が出てきます。ここからは毎日水を取り替える育て方になります。

中のザルのおかげで、野菜の水換えがとても簡単。ザルを持ち上げて、容器の水を入れ替えるだけですみます。この育て方だと根が傷みにくく、湿ったにおいもしません。

 芽がのびて10cmぐらいになったらカバーの箱を外し、光にあてて緑にします。これで出来上がり! ネットごと持ち上げてから抜くか根元から切れば、おいしく食べられます。夏だと一週間、冬でも12日でできる楽々な育て方です。

野菜の育て方③ 二十日大根

二十日大根は土を使う育て方になります。プランターに野菜用の土を八分目ほど入れ、1cmぐらいの深さの穴を2~3cm間隔であけて3粒ずつまき、土をかけて水をたっぷりやります。ふつう2、3日で発芽してきます。時期は春早くから秋の半ばまでで、15℃あれば大丈夫です。

野菜の芽がでたらすぐ形の悪いものや細いものを抜いて、一箇所に一本にします。そうすると大根の根が育って、丸くきれいな形になります。水は乾いたら軽くやります。

二十日大根の根元はだんだん盛り上がって上から見えるようになるので、水を多めにやる育て方に変えてください。直径が2cmぐらいになったらもう食べられます。

だいたい一ヶ月ぐらいで収穫できます。洗うとこんなにかわいい真っ赤な野菜に。 薄切りにしたり、花の形に切り開いたりしてサラダに入れると食欲をそそります。もちろん葉もおいしく食べられますよ。

野菜の育て方④ ベビーリーフ

いま流行のおしゃれな野菜、ベビーリーフ。といっても、そういう名前の種類があるわけではなく、レタスやビーツなどの葉物野菜の若芽を混ぜて売っています。植物は幼苗のほうがビタミン、栄養が多く、体にいいそうです。でも買うと意外に高いもの。育て方はかんたんですから、家で作ってみませんか。

育て方はごくかんたん。市販の種を買い、一晩水につけておくと、発芽しやすくなります。作るのは少しでいいので、小型プランターや鉢だけでなく、ボウルや箱、空き缶でも作れます。水はけのいい土に種をばらまき、種がかくれる程度に上から土をかけて水をやります。

最初は日陰に置いて、土が乾かないようにします。芽が出たら明るい窓辺などに置き、10cmぐらい伸びたら、間引きするように採って野菜サラダやおひたしなどにして食卓へ。

野菜の育て方⑤ 小松菜

小松菜は、ビタミンCやB1、カルシウム、鉄分などが含まれた健康野菜。おまけにカルシウムはホウレンソウの5倍もあるといいます。下ゆでがいらないので料理も簡単。そのうえ、なんと育て方もたいへんやさしいのです!

育て方は、まずプランターに野菜用土をたっぷり入れて、種を荒くばらまき、水を充分かけます。春と秋にまけますが、9月下旬から10月中旬まで少しずつ分けてまくと、長く採れるし虫がつきにくくて一番楽です。2~3日ですぐ発芽してきます。

この野菜は特に元気で育ちが早いので、よく間引きをしてゆったり育てるといいです。長く置きすぎると繊維が硬くなりますから、早めに採って食べましょう。

野菜の育て方⑥ 春菊

冬になると、おもに鍋物の材料として使われる野菜です。でもヨーロッパでは花でもてはやされているほど美しいんです。丈夫で、家で育てると甘くおいしくて、しかも花がきれい。案外その良さが知られていない春菊の育て方をご紹介します。

種をまいて育てやすいのは、秋。8月末から9月にかけて、野菜用の深めプランターの土に板などで筋をつけ、そのみぞにまいていきます。発芽するまで乾かさないようにします。

芽が出たら、少しずつ間引いて食べていき、最後に4~5株ぐらい残すと丈夫に大きくなって、良い育て方ができます。

葉を8枚残して上を採ると、すぐわき芽が出てきてまた収穫するという育て方ができます。野菜として収穫した後に薄い液肥をやっておくと、成長がおとろえません。

プランターや鉢植えだと、寒くなったら暖かい場所に移せるため、長く収穫できます。そして春まで残した株には、こんなきれいな花が咲いて、目も楽しませてくれるという、お得感いっぱいな春菊の育て方でした。

野菜の育て方⑦ とうがらし

種のまき時は、3月下旬から6月まで。連作をきらうナス科の野菜なので、土は新しいものを使ってください。またこの種は光があると発芽しませんので、1cmぐらい深く埋めてください。1週間から2週間で芽が出てきます。

種まきから1カ月ほどで、20cmぐらいになります。ここからの育て方は、半月から3週間ごとに追肥をやります。ここまで来ると、そろそろ花芽が出てきて、やがて白くかわいい花が咲きます。

花の下に小さくふくらみかけているのが、若い実です。野菜苗を買って植えると2~3ヶ月、種からでは4ヶ月ぐらいで実が大きくなるので、はさみで切って収穫します。

生のまま冷凍しておけば、パスタなどに入れておいしく食べられます。摘みとらずに残しておいた実から種を採って、またまくという育て方もできますので経済的。緑から黄色に、そして赤になる実は美しいので、園芸でもよく使われています。

肥料は、野菜用土に初めから入っている場合と、入っていない場合がありますから、苗の様子を見て緑が薄かったら、後から野菜用の肥料を少しずつ与えてください。一度にドカッとやると根が腐りますのでご注意を。

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