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トラブルにならない目隠しに・・・庭木を植えてみるのはいかが?

お隣の住宅や通りからの視線を遮るためには、目隠しをするのが一番ですよね。しかし目隠し用のフェンスを高く作ったりすると、ご近所トラブルに発展することも。そこで庭木を植えるという方法があります。ガーデニングを楽しみながら庭木を使って上手に目隠しをしてみましょう。

視線が気になる・・・目隠しの重要性

休日をゆっくり過ごしたいとき。洗濯物を干すとき。庭に出てガーデニングを楽しみたいとき。周りからの視線が気になるときって結構ありますよね?こんなときは目隠しをして、視線をカットしたいと思うものです。

しかしお庭にこのような目隠し用のフェンスを設置すれば、明らかに「見られたくない!」と周囲にアピールしているようなものです。このような方法はご近所トラブルの原因になる場合もあるのです。

断りもなしに突然目隠しフェンスを建てられたので
お隣の庭が全然見えなくなりました。なんかムカつくんですが。

出典:http://kosodatech.blog133.fc2.com

目隠し用のフェンスを急に建てると、このように苦情が飛んでくることも・・・。

確かにこのようなフェンスを使った目隠しは効果があります。たとえばお子さんがいるご家庭の場合、お庭でお子さんが遊んでいてボールが隣の住宅に入るのを防いだりしてくれます。
しかしお互いにあまり気分が良いものではありませんよね。ではどうしたら効果的に、かつ波風を立てずに目隠しを設置できるでしょうか?

こんなときに庭木が大活躍してくれるのです。
庭木を植えればガーデニングを楽しみつつ、目隠しの役割をしっかりと果たしてくれます。またお庭作りをするときにも、緑豊かな庭木を植えておくことで癒しの空間を演出できるでしょう。

では実際に目隠しを庭木で行うときには、どのような種類の庭木を植えれば良いのでしょうか?
今回は育てやすく、かつしっかりと目隠しをしてくれるような庭木をご紹介するとともに、庭木の選び方についても分かりやすくご紹介しようと思います!

目隠し用の庭木の選び方

まずは庭木の選び方のポイントをご紹介します。
目隠しにする庭木はどんなものでも良いわけではなく、適した庭木を選ぶことが大切です。

①常緑樹を選ぼう!

木には1年を通して緑色の葉っぱをつける「常緑樹」という種類があります。
普通の木は秋冬になると枯葉を落して枝だけになってしまいますよね。これは目隠しのために植える庭木としては適していません。冬の間は視線を遮ることができなくなってしまいますよね。

冬季に葉が落ちるものを「落葉樹」といい、冬季になっても落葉せず、年間を通して葉をつけているものを「常緑樹」といいます。

出典:https://iemo.jp

目隠しのために植えるなら、常緑樹を選ばなければなりません。

さらに常緑樹の中でも葉が密集していて、葉っぱが幅広いものを選ぶことが大切です。このような木を広葉樹といいます。
広葉樹を並べて植えることで、より高い目隠しの効果を生み出すことができます。

常緑樹の多くは花や実をつけないものが多く、庭木としては少し寂しい気もします。
しかしかわりに1年を通して緑豊かな自然を楽しむことができますから、緑溢れる庭作りをすることができるでしょう。

②大きさと高さに気をつける

当然ですが、庭木を庭に植えてしまったら簡単に動かすことができなくなります。
その庭木が成長したとき、どのくらいの大きさ・高さになるのか考えて配置しましょう。もしも高くなりすぎたりすると、目隠しとしては良いかもしれませんがいろいろなデメリットが・・・。

この写真を見てください。これは庭木が高くなりすぎてしまった例です。庭木のすぐ傍には電線がありますね。
もしもこの庭木が風で揺れて電線に触れてしまったら・・・火災を起こす危険性もありますよね。

背が高くなくてもきちんと目隠しになる庭木もあります。高さを重視するのではなく、外から見たときに目隠しとして機能しているのかを重視して庭木を選ぶ必要があるでしょう。
もしも背の高い庭木を植える場合は、

・電線やアンテナに注意すること
・伸びた枝が近隣の住宅にかかったり、葉が落ちないこと

この2つは最低でもチェックしなければトラブルの原因になってしまいます。

③お住まいの地域で育てられるかどうか?

日本は気候の変化が大きい国です。さらに東と西では大きく気候が違います。
お住まいの地域で育てられる庭木を選びましょう。目隠しをする前に枯れてしまっては元も子もありません。

耐寒性の有無や、日陰や半日陰を好む木もあれば、日当たりが必要なものもありますので、お家の庭の条件にあったものを!

出典:https://iemo.jp

暑さや寒さへの耐性はもちろんですが、日陰が好きなのか日当たりを好むのかも庭木によって違います。

目隠しに適した庭木をご紹介!

ここからは目隠しに最適な庭木をご紹介します。庭木を選ぶときの参考にしてくださいね!
なお先ほどもお話したように、購入する際にはお住まいの地域で育てられるのか確認してください。

①ハナミズキ

ピンクの可愛らしい花を咲かせるハナミズキです。この写真のように植えれば目隠しにもバッチリ!
秋には紅葉を楽しむこともできますから、お庭作りをするときにも最適です。

②イロハモミジ

鮮やかな紅葉がご自宅で楽しめます!モミジにもさまざまな種類がありますが、イロハモミジは庭木としても人気が高く、また丈夫でガーデニング初心者にも育てやすいんですよ。

③オリーブ

オリーブの木は実を収穫することもできる庭木としてたいへん人気です。
ただしこの写真のように、大きなものでは6mに近い背丈に成長することがあります。また実を狙って虫が発生することも・・・。
目隠しとしての機能性もバッチリですが、お手入れの仕方が少し難しい木であるともいえます。

ガーデニング初心者にも育てられる庭木はないの・・・?

庭木で目隠しを、とお考えの方の中にはあまりガーデニングをしたことがないという方もいるでしょう。また普段忙しくて庭木のお手入れはできないかも、という方も多いはず。
次は初心者にも育てられて、お手入れの手間も少ないものをピックアップ!

ハナミズキ

ハナミズキは我が家でも目隠しとして、また花を楽しむために植えてあります!
鮮やかなピンクの花を楽しみつつ、通りからの目線を遮ってくれるのでとても重宝しています。とくにお手入れをしたことはありません。枝が伸びたなぁと思ったら、伸びたぶんをカットしてあげるだけでOK!

キンモクセイ

秋になると甘い香りと可憐な花を楽しめることで大変人気の高いキンモクセイです。
種類によっては5mほどに成長するものもあります。目隠しに使うときには伸びすぎないように枝を剪定してあげると良いでしょう。
病気や寒さに強いため、初心者でも簡単に育てることができます。

コニファー

目隠しとして大変人気の高い庭木です。しかしコニファーは高く成長することでも知られています。
これはコニファーのなかでも「エメラルドグリーン」と呼ばれる品種で、成長が遅くお手入れのための手間も必要ありません。

緑豊かな庭木でイヤミを感じさせない目隠しを!

いかがでしたか?周囲に気を遣うことなく目隠しをする方法として、庭木を使う方法をご紹介してきました。
癒しの空間を作りつつ、周りからの目線を気にしない生活を。あなたのご自宅でも庭木を育ててみませんか?

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