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    もはや生活の必需品!?空気清浄機の選び方のポイントまとめ

    空気清浄機は花粉だけでなく、風邪やPM2.5対策など、一家に一台から一部屋一台の時代に突入しつつあります。でも沢山の種類が出ており選び方が分からない!という方も多いと思います。今回は空気清浄機の選び方のポイントをまとめてみましたのでご覧ください。

    最近の空気清浄機事情

    空気の清浄はもちろん、脱臭効果や除菌効果に加え、加湿効果を搭載した「加湿空気清浄機」が人気を集めています。さらに、除湿機能まで搭載した多機能タイプも登場!また、エアコンと連動したり、扇風機やヒーターと合体するなど、様々な進化を遂げています。

    春を過ぎれば加湿を使う機会はほとんど無いかとは思いますが、冬の時期には加湿機能があったほうがいいですよね。
    冬は毎年必ず来ますから、長い目で見て加湿付きの空気清浄機を選んでおいた方がお得です。もちろん加湿機能付きのタイプであっても加湿無しで利用することが出来ます。

    しかし気になるのが空気清浄機のその「効果」。店頭では効果を体感しにくいものです。
    カタログの情報から「何をチェックすればよいの?」「これってどういう意味?」と迷っている方の参考になれば幸いです。

    空気清浄機の選び方のポイント:空気清浄機のタイプ編

    空気清浄機は、その集じんの仕組みにより、大きく二つに分類されます。

    ファン式

    ■空気清浄機のタイプの選び方

    モーターでファンを回して空気を吸い込み、その空気をフィルターでろ過して汚れを除去する方式です。国内の大手メーカーの機種は、このファン式が主流。
    ファンで強制的に空気を循環させるため集じん力がありますが、ファンの運転音がします。また、微細なホコリやチリを濾すためにはフィルターの目が細かいほど有利ですが、細かくなればなるほどファンのパワーが必要になるため、風量とフィルター性能のバランスが重要となってきます。

    電気(イオン)式

    ■空気清浄機のタイプの選び方

    +(プラス)がー(マイナス)の電気に引き寄せられることを利用し、高圧放電により、チリやホコリを帯電させて集じんする仕組みです。ファンを用いず、イオンの流れだけで集じんするタイプは、集じん力は弱くなりがちですが、音が静かなのがメリット。寝室や赤ちゃんの部屋などに適しているといえます。

    電気集塵式

    ■空気清浄機のタイプの選び方

    「電気集塵方式」は、ダイキン1社のみが採用する方式で上の2方式のハイブリッドタイプ。電気の力で空気中の浮遊物質を帯電させ、逆の電荷に帯電した集塵フィルターを通る際に、静電気の力で強力に付着させるという仕組みです。

    空気清浄機の選び方のポイント:メーカー編

    空気清浄機は各社が独自の技術開発をしているので、メーカー毎に特色があります。各メーカーの独自機能をチェックして、自分にあったメーカーの空気清浄機を選びましょう。

    SHARP

    プラズマクラスター

    ■空気清浄機のメーカーの選び方

    SHARPの空気清浄機プラズマクラスターはプラズマクラスターイオンを空気中に放出し、浮遊する菌やウイルスの作用を抑えます。 また、脱臭効果もあるので、衣類やカーテンやペットのニオイも消臭できます。肌の水分を守る効果もあります。

    SHARPの空気清浄機の特徴

    ■空気清浄機のメーカーの選び方

    SHARPの空気清浄機は背面吸気です。他社の空気清浄機は正面か側面から汚れた空気を吸い込むのですが、シャープのみ背面から吸い込むように設計されています。
    部屋全体の空気の循環スピードが上がるメリットと遮蔽パネルの無い背面から一気に吸気出来るメリットがあります。

    Panasonic

    ナノイー

    ■空気清浄機のメーカーの選び方

    Panasonicの空気清浄機は水に包まれた微細なイオン「ナノイー」を放出し、空気中や壁、床などに付着した菌やウイルスを撃退。水に包まれているため、イオンが長寿命なのが特徴。肌への保湿効果もあります。

    Panasonicの空気清浄機の特徴

    ■空気清浄機のメーカーの選び方

    パナソニック社独自の機能としては「エコナビ」があります。
    エコナビは
    ・人センサー
    ・照度センサー
    ・学習運転
    ・パトロール運転
    などを家庭ごとの状況に応じて
    最大で60%の省エネを実現してくれます。

    ダイキン

    高速ストリーマ

    ■空気清浄機のメーカーの選び方

    ダイキンの空気清浄機は強い風量で集じんした細菌などを、空気清浄機の内側で電気の力によって99%強力に分解・除去します。フィルターにも、ほとんど残らないので吸引力が落ちにくく、お手入れもカンタン!

    ダイキンの空気清浄機の特徴

    ■空気清浄機のメーカーの選び方

    ダイキン製品の特徴であり非常に大きな利点として挙げられるのが電気集塵方式。これにより集塵効果に期待が出来きます。風量も同格他社製に比べて強いのが特徴です。またフィルター長持ちで手入れが楽です。

    空気清浄機の選び方のポイント:空気清浄の浄化スピード編

    空気清浄機は、その本体に室内の空気を吸い込みフィルターでろ過するという仕組みとなっています。そのため「いかに室内の空気を効率よく吸い込むか」が勝負となります。

    適用床面積=清浄スピードの目安

    ■空気清浄機の選び方ポイント

    カタログには以下の様な「適用床面積○畳(○○m²)」という表記がされています。この数値は日本電機工業会で定められて、基準に基づき「5本のタバコを吸ったときに相当する空気の汚れを、30分できれいにできる広さ」を表しています。この数値はあくまで「清浄スピードの速さ」の目安となります。数値が大きければ大きいほど、早く室内が快適になるということです。

    したがって、使用する部屋の広さが8畳だから適用床面積12畳で十分ということではありません。一刻も早く室内をキレイにしたいなら、この数字が大きいものを選びましょう。

    風量の数値が大きいほど速く循環してくれる

    ■空気清浄機の選び方ポイント

    最大風量(m³/分)毎分何立方メートルかで表されます。この数値が大きいほど速く空気清浄機が循環するというということですが、あくまで循環できる風量なので「風量=キレイな空気の供給量」とは限りません。浄化スピードは適応床面積で把握できるので、この数値は念のためチェックしておく程度で大丈夫です。

    吸引力だけではなく、気流もチェック

    ■空気清浄機の選び方ポイント

    各メーカー、前面・側面・背面などいろいろな方向から吸引し、そのパワーをアピールしています。もちろん吸引力は大事なポイントです。
    いくら「吸い込む力」が強くても、室内の空気が上手く流れてくれなければ、空気清浄の意味がありません。
    そこで、確認したいのが空気の循環をうながす“気流設計”です。室内の空気が上手に流れるための気流設計がされているか、しっかりチェックしてみてください。

    空気清浄機の選び方のポイント:コスト編

    空気清浄機などフィルターを搭載している家電は、電気代の他にもランニングコストがかかります。必要となるコストは「本体価格・電気代・フィルター代」の3つです。

    本体価格は4~6万円が売れ筋

    ■空気清浄機の選び方ポイント

    新機種ほど性能はアップしていますが、その分やはり高価になります。高性能機種は市場価格で4~6万円前後が売れ筋となっています。予算と求める効果をはかりにかけて選んでください。

    電気代は大きな金額ではない

    ■空気清浄機の選び方ポイント

    空気清浄機だけの運転なら1時間1円以下と、かなり省エネになっていますので、24時間つけたままにするとしてもさほど気にすることはないでしょう。加湿機能付きの場合でも気化式を採用しているので、1時間1円前後と電気代に大きな差はありません。

    実は一番コストがかかるのはフィルター代

    ■空気清浄機の選び方ポイント

    空気清浄機はフィルターの性能が命です。そのため、フィルターの交換が必要な機種では、買い替えのコストが必要となります。コストは、機種により様々ですが、5000~9000円程度と比較的高い費用が必要となります。
    最近は、フィルターを交換しないで済むタイプもたくさん登場し、人気を集めています。とは言え、水洗いなどの手入れは必須なので、メンテナンス方法などもしっかり確認しましょう。

    空気清浄機の選び方のポイント:そのほか気にしておきたいこと編

    基本性能を確認したうえで、その他に気にしておきたい項目をピックアップしておきましょう。

    空気の汚れを察知する決め手はセンサー

    ■空気清浄機の選び方ポイント

    空気清浄機は、空気の汚れを察知して自動運転をしてくれます。その感度の決め手となるのが「センサー」です。現在の状況を感知する主なセンサーは2種類。ニオイセンサーは、タバコ臭・ペット臭・生ゴミ臭・料理臭などを感知し、ホコリセンサー(ハウスダストセンサーなど)は、ホコリ・花粉・ダニの死がいやフンなどによる空気の汚れを感知します。

    空気の汚れをお知らせしてくれるモニター

    ■空気清浄機の選び方ポイント

    センサーで感知した状態を表示する機能。空気が汚れていたり、臭いがすると、単純に点灯してお知らせするタイプから、清浄された度合を何段階かで表すタイプまで、機種によりその表示方法が異なります。また、加湿機能付きは湿度表示もあります。

    運転音

    ■空気清浄機の選び方ポイント

    運転時の音をdb(デシベル)で表しています。能力が高い=風量が大きければ、当然音も大きくなりますので、音が気になる人は要確認です。
    特に、寝室で一晩中使いたい場合うるさくて眠れないということの無いように、最小値をチェックしましょう。弱または静モードで25~15dbあたりが一般的なレベルでしょう。

    持ち運びしたいなら、本体重量・サイズは必ずチェック

    ■空気清浄機の選び方ポイント

    掃除の時に動かしたり、リビングから寝室へと持ち運ぶこともあるはず。そんな時、重さも重要な選び方のチェックポイントです。ハンドルが付いているか否か、キャスターの有無など、持ち運びやすさもあわせてチェックしておきましょう。また、吸気・排気のためにも回りに余裕がある方が、効率よくなります。置くスペースを考慮して本体サイズを確認しましょう。

    空気清浄機の選び方のポイントまとめ

    いかがでしたか?
    空気清浄機の性能はいくつかの要素の相乗効果によって決定します。また「花粉をメインに!」「とにかく脱臭したい」など、求める性能によって選び方や選ぶ機種も異なってくるものです。買う機種を決める時には、上記の項目を入念にチェックしつつ、自分のこだわり度と照らし合わせて検討してみて下さい!

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