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夏の暑さに負けない鮮やかなサルスベリ、剪定して毎年楽しみましょう

小さくて可愛らしい花をたくさんつけるサルスベリ。花だけでなく木の肌も美しいので、お庭に植えているお家もたくさんあります。しかしこのサルスベリは放っておいてはいけません。きちんと剪定してお手入れをしましょう。毎年剪定をしてあげると暑さの中美しく咲いてくれます。

夏美しく咲かせるには剪定が秘訣!サルスベリをお手入れしましょう!

サルスベリ (百日紅、ひゃくじつこう)は、7月から9月という花の時期が長い特徴があります。他の植木と違う、コブという厄介な性質を持っています。剪定方法をきちんと守って、毎年お手入れしてあげると美しい花が長い期間楽しめます。

剪定しないでおくと妖怪のような姿に変身してしまうサルスベリ。剪定の方法は、一度コツを知ってしまえば後は簡単です。この記事を参考に美しいサルスベリを維持してあげてください。

サルスベリってどんな木?

サルスベリを漢字で書くと百日紅。すべすべと白い木の肌は猿でも滑って落ちてしまうというところからサルスベリと言われているのだそう。小さくてたくさん咲く花は造花のようにシャリシャリしています。サルスベリが毎年美しく咲くように剪定してあげましょう。

花が美しい、開花時期が長く楽しめるサルスベリ

まとまって咲く花のその姿はまるでブーケのよう。サルスベリの花びらはとっても軽くボリュームがあるので見応えがあります。

スターチスのような手触りのサルスベリの花、子供のころよく花びらだけを集めて頭の上に放り投げて遊んだことがある人もいることでしょう。

サルスベリの花の形を見て何か思い出しませんか?夏の思い出、下に下げて持つあの花火、線香花火に似ています。

また、「百日紅」というその名のとおり、季節になると100日間に渡り美しい花を咲かせ続けます。しかし剪定していないと花が付かなくなることもあります。

サルも滑るというサルスベリのつるつるの木肌とお手入れ

これがサルスベリの木の肌。つるつるで本当に猿もすべって落ちてしまいそうですよね。毎年剪定してお手入れをしていないと、すべての枝を切り落とし、この太い幹のみになってしまうサルスベリも多いのです。剪定はとても大事なのです。

サルスベリはアブラムシが大好き。毎日サルスベリの木をじーっと見て、アブラムシが生息していないかの確認するほどです。大変アブラムシがつきやすいので、枝や葉を密集させすぎないよう、剪定などのお手入れは必須になってきます。

上手に剪定して盆栽でも親しまれるサルスベリ、その花言葉は?

ミソハギ科の落葉高木、中国南部が原産のサルスベリ。丈夫な品種で、盆栽で楽しむこともできます。根の成長が早いので、小さな鉢は植え替えが必要になります。植え替えに適した期間は、3月上旬~4月上旬です。

サルスベリの花言葉は【愛嬌】・【不用意】・【世話好き】・【雄弁】・【潔白】そして【あなたを信じる】だそうです。なかなかユニークな花言葉ですが、【あなたを信じる】というこの花言葉は学名の由来になった朝鮮半島の伝説からついたのだそう。ユニークな中にもロマンチックが隠されていたんですね。

自分で出来るサルスベリの剪定方法と時期

広いお庭に何十本も庭木が植えてあるなら、庭師さんに頼んでもいいかもしれませんが・・・サルスベリ一本の剪定のために庭師さんを呼ぶのは気が引けますよね。自分で出来る簡単な剪定方法を覚えて置けば、毎年の剪定も楽しみになりますよ。

サルスベリの剪定はこの月ということはありません。年中剪定しても構いませんが、落葉した11月から新芽の出る4月の期間に剪定作業をするのがベストです。

サルスベリの剪定とコブの関係

サルスベリは剪定するとこのようなコブが出来ます。毎年同じ場所で剪定しているとこのようなコブになるようなのですが、このコブが味があるという人もいれば、きちんと剪定してあげていない手抜きの証拠だと言う人もいます。

そもそもサルスベリはすべすべとした肌の曲がりくねった枝が美しい木です。毎年同じ形にサルスベリを剪定したいので、同じ場所で切り続けてコブを作ってしまうのですが、これは素人だけでなく庭師さんでもするのだそう。さて、どちらのサルスベリがお好みでしょうか。

休眠期、剪定前のサルスベリ

サルスベリの剪定前はこんな感じ。細い枝が何本も一斉につんつんと伸びるわけですが、これでは花の咲いていない枝のない部分がぽっかりと穴が開いてしまいます。この細く伸びた枝を切っていくわけですが、剪定する場所は少し考えてあげたほうがよさそうです。

剪定をせずに放っておくとこんなことになってしまうサルスベリ。まず初めに剪定したいのは、コブの手前に生えてきている無駄な枝の切り落としです。とりあえずそこから剪定していきましょう。

サルスベリの枝を剪定するポイント

余計なムダ毛のような枝を剪定したら、次はまとまってつんつんと生えてきている枝を剪定していきます。このとき出来る限り木の幹に近い部分で切り落としていくとコブになりにくく、美しく保てます。

こんな風に中途半端な場所で剪定してしまうとこの枝分かれしている部分がコブになってしまいます。サルスベリはとてもタフな木なので、どこで切っても大丈夫ですが、大胆に剪定あげると元気な枝が伸びてきます。

剪定にわかりやすい画像がありました。このように枝元ではなくて幹に近い部分で剪定と言うのはこういうことです。この方法で剪定することでコブが大きくなることを防ぐことが出来ます。

剪定後のサルスベリの例

毎年同じ場所で剪定されているサルスベリ。木の肌も真っ白で美しいサルスベリなのに、コブが目立ってきます。味があると好む方もいますが、コブを作りたくない場合は剪定する場所に注意しましょう。

こちらは毎年剪定する場所を変えて、極力コブが大きくなるのを抑える剪定の仕方をしたサルスベリ。サルスベリ本来の木のうねりの美しさも見え、幹から伸びている枝も太く元気に育っているように見えます。

剪定する場所に気をつければ、伸びやかな枝ぶりの美しく元気なサルスベリに成長していきます。面倒だからと毎年決まった場所で剪定することは避けましょう。

サルスベリの剪定に必要な道具

サルスベリの剪定をするときにあるといい道具をご紹介したいと思います。これさえあればもう自分でサルスベリの剪定をすることが出来ます。

気が自分よりも小さいうちはいいですが、脚立は必要だと思います。色々種類はありますが、サルスベリなどの木の剪定をするという脚立の上での作業がある場合はしっかりと固定されている足場の広めの脚立がいいと思います。

このような脚立で剪定されているのもよく見かけますが、庭木の剪定に慣れていない人はとっても危険です。プロの庭師さんでもはしごから落ちて救急車ということも少なくありませんから、素人は無理をせずに安全な脚立を選んでください。格好も大事ですが安全第一!です。

太い幹を切るためには、大きな剪定ばさみも必要になります。何種類か剪定ばさみがあると細かく丁寧に剪定してあげられるので便利です。

そしてサルスベリなどの枝を切るのに剪定ばさみがいります。先ほどから安全な脚立を・・・と言っていたのはこのためで、サルスベリは太い木をばっさり切る必要があるため両手がふさがってしまいます。足元が安定しないと危険な作業なのです。

剪定上手な美しい自慢のサルスベリ。

サルスベリをとても丁寧にお手入れをして、美しい姿になるよう剪定している自慢のサルスベリの画像を少しだけご紹介します。こんなサルスベリにしてあげることを目指してみてはいかがでしょうか。

コブもほとんどなく、枝の曲がりが美しいピンク色のサルスベリ葉も花もとっても元気でたくさんの花をつけています。剪定されてまだ長くない若い木のようですが、見事です!

このサルスベリも真っ赤で素敵ですね!真っ白な木の肌に真っ赤な花がとっても美しい珍しいサルスベリです。コブもなく枝と葉と花のバランスが最高なサルスベリです。

サルスベリの剪定 まとめ

大事に剪定してあげれば病気にもなりにくいタフな木、サルスベリはいかがでしたでしょうか?毎年キレイに咲いてくれると思います。花の時期も長いですから、たくさんの元気な花をつけるように上手に剪定してあげてください。

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