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初心者でも簡単!手縫いでオリジナルの雑巾を作ってみましょう!

初心者でも簡単に手縫いでオリジナル雑巾を作る方法をご紹介します。雑巾ならミシンがなくても手縫いで充分使えるものが完成します。裁縫に自信がない人でもできるように、写真などで示しながら、わかりやすく解説していきたいと思います。

【手縫いで雑巾を作ろう】まずは手縫いの基礎をちょっと復習

【ゆっこ・とい】基本の縫い方&ステッチ

まずは、こちらの動画をみて、手縫いの基礎「波縫い」のやり方を復習してみましょう。針に糸を通し、片方を玉結びして、1針1針縫っていきましょう。連続で縫うのが難しい人は、ゆっくりと進めて大丈夫ですよ。ある程度縫い進めたら、布にしわが寄らないようにしごくことを忘れないようにしましょう。

【手縫いで雑巾を作ろう】材料を用意しよう!

まずは、フェイスタオルを1枚用意してください。このフェイスタオルは、どんなものでもOKです。自宅用の雑巾にするのなら、使い古しのものでも構いません。

ただ、ここで注意してほしいのは、その手縫いの雑巾を、お子さんの学校へ提出するものにする場合です。昔は、雑巾といえば、使い古しのタオルで作成するのが当然でしたが、最近は、学校などへもっていく雑巾は、新品のタオルで作る人が多いようです。使い古しのタオルで手縫いした雑巾だと「非常識」と言われかねませんので、注意してください。

タオルが用意できたら、あとは、手縫い糸(写真は30番の細口・縫いやすくてお勧め)と針とハサミだけで大丈夫です。もし、お子さんの雑巾を縫う場合に学校でひもをつけてくるようにという指示があれば、それも用意してください。

雑巾を手縫いする糸は、縫い目に自信がないようなら、なるべくタオルの色と合わせたほうが縫い目が目立たずベターだと思います。手縫い糸にもいろいろな色の糸がそろっています。価格は200円前後といったところでしょうか。手芸店や100円均一などのぞいてみてください。

【手縫いで雑巾を作ろう】作り方を解説

手縫いの雑巾だと、雑巾の厚さを自由に決めることができます。ここでは厚めのしっかりタイプと、薄めの小ぶりタイプに分けて、解説していきたいと思います。ちなみに、お子さんの学校へ手作り雑巾を持っていく場合には、小ぶりタイプがおすすめです。厚めタイプだとなかなか乾きませんし、小さなお子さんの手では雑巾を絞りにくいからです。

厚めタイプ&薄めタイプ共通の作業

まずは、フェイスタオルの両端にある硬い部分を切り落とします。この部分が残っていると、手縫いする際に針が通りにくく縫いにくいのはもちろんですが、雑巾が乾きにくくなってしまいます。

厚めのしっかりタイプの雑巾を手縫いしよう!

写真のように、切り落とした端の部分が中央にくるように折ります。そして、さらにこれを2分の1に折りたたみます。雑巾の形状になったときにタオル地が4枚重なっています。

写真は、タオルを重ねた状態を示しています。さきほど切った端の部分は、完全に内側(写真の中では右側)に入っており、ほつれを防ぎます。厚めの雑巾に仕上げるので、タオル地が4枚重なっています。

さきほど、準備物のときに書きませんでしたが、もし縫いにくいようなら、あらかじめ待ち針でとめておくと、手縫いするときにずれにくく縫いやすいと思います。

待ち針がない場合には、文房具のクリップでも大丈夫です。雑巾を手縫いする際に、とりあえずタオルがずれないように止めておけるものであればなんでもOKです。

まず、雑巾の外周をぐるっと縫います。手縫いでチクチクとさきほどの波縫いで縫っていってください。縫い目はそろっていなくても大丈夫です。(さきほど書いたように、糸の色=タオルの色にすると、より縫い目が目立ちません)

手縫い雑巾の縫い目の参考にしてください。ものすごく器用な人が縫っても、この程度の縫い目です。自信を持って縫い進めてください!

手縫いするときに、気を付けてほしいのは、糸の絡まりです。糸の長さに気を付けてください。あまり長い糸で縫い始めると、途中で絡まって、あらぬところで玉結びができてしまい、縫い進めることができず、途中で糸を切らないとならない羽目に陥ります。初心者のうちは、短めに糸を切って、途中途中で玉止めしながら、縫い進めていきましょう。

初心者の場合、もう一つ気を付けてほしいのは、「ちゃんと下の布まで縫えているか」ということです。縫い進めることだけに懸命になりすぎて、下のタオル地まで針が通っていなかったとなっては、やり直しになってしまいます。厚めタイプの雑巾を手縫いする際には、特にタオルに厚さがあるので下のタオル地まで針がしっかりと通っているか、確認しながら縫い進めていきましょう。

タオル地を4枚分しっかりと縫いとめるために、あまり外側を縫わず、少し内側すぎるかなと思う位置を縫うと、確実です。

学校指定などの雑巾を手縫いする場合、外周を縫う段階でひもなどを挟み込んで一緒に縫い込んでしまいましょう。

雑巾の外側を手縫いできたら、次は内側です。厚めタイプの場合、雑巾の内側をしっかりと手縫いしていないと、落ち着きません。やり方は自由ですが、写真のように1筆で書けるような縫い目だと、やりやすいかもしれません。

そんなに丁寧に雑巾の内側を縫う時間はないという人は、もちろんこの写真のようにバツ印に手縫いしてもかまいません。これでも充分落ち着きます。

雑巾の縫い終わりは玉止めを雑巾の内側に隠しておいてください。玉結び&玉止めのやり方を下に紹介します。

玉結び&玉止めのやり方 How to make thread knot & French knot

雑巾を手縫いする際に、欠かせないのが玉結び&玉止めです。覚えてしまえば誰にでもできる簡単なことです。多少汚くなっても、基本的に内側に隠してしまうので、大丈夫です。

薄めの小ぶりタイプの雑巾を手縫いしよう!

薄めの小ぶりタイプの雑巾を手縫いする際も、最初に端の堅い部分を切り落としておきましょう。

次に、フェイスタオルをさらに半分にカットしてしまいます。薄手の雑巾を手縫いしたいので、さきほどの厚手タイプの雑巾の半分の厚さのものを作ります。

半分に切ったタオルをさらに半分に折り、外側をぐし縫い(波縫い)していきます。この際、雑巾は中表になっていますので、端のほつれなどは気にしないでください。

薄めの雑巾を縫う際の一番のポイントはここです!1部分のみ縫い残して、縫い合わせた縫い代が内側になるようにひっくり返してしまうのです。

裏返したあと、雑巾のまだ縫っていない部分のほつれが気になりますね。その部分を隠すため、1センチほど内側に織り込んでしまいましょう。

あとは、厚めの雑巾で手縫いしたときと同じ作業になります。外周をぐるりと手縫いしていきましょう。そのあと、落ち着かせるために内側も縫っていくのですが、厚めタイプと違い、そこまで神経質にならずとも、薄めタイプは落ち着くと思いますので、好きな模様(例えば、ハートとか星とか)をステッチしてもかわいいかもしれません。

手縫い雑巾の事例

これは、雑巾に余っている布を縫い付けて、手縫いの雑巾にオリジナリティを出している作品です。布の貼り付け方によって、センスが現れていて、とってもかわいいですね。

この手縫いの雑巾は、周りだけはミシンで縫って、内側のステッチを手縫いにしているものです。糸の種類は刺し子用の糸だそうです。糸の色を変えるだけでもこんなにおしゃれに変身しちゃいます。

この雑巾は、ミシンで作られていますが、タオル地自体がかわいいものを使っているので、手間をかけずともとても見栄えよく仕上がっています。

手縫い雑巾の作り方のまとめ

手縫い雑巾の簡単な作り方をご紹介しました。波縫いと玉止めさえできれば、裁縫初心者でも簡単に雑巾をつくることができます。タオル地の選び方や糸の選び方など工夫次第でどこまでもオリジナリティの可能性は広がっていきます。ぜひ挑戦してみてくださいね。

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