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    【たまったシリカゲル】まだ捨てないで!再利用できるんです

    乾燥剤として食品や様々なものに付いてくるシリカゲルですが、どんどんたまるからとすぐに捨てていませんか?ちょっと待ってください。乾燥剤には、再利用法があるんです。すぐに捨ててしまうにはもったいない、シリカゲルの再利用についてまとめました。

    再利用できるシリカゲルってなに?

    シリカゲルってそもそもどんなものなのでしょう

    シリカゲルとは、ケイ酸のゲルのことをいいます。水ガラスのアルカリを水和し、ゲル化してから乾燥させています。大きな吸着力が特徴です。

    シリカゲルはその吸着力を利用し、除湿剤として空気中の水分を吸着除去したり、食品が湿るのを防いだりと、広く使われています。

    シリカゲルはなぜ再利用できるの?

    シリカゲルが再利用できる理由

    様々な用途で使われているシリカゲルは、日常生活でどんどんたまっていくものですよね。皆さんは、シリカゲルが再利用できるという事はご存知ですか?

    シリカゲルの特徴として、物質を変化させることなく水蒸気を吸着するため、再利用に向いているのです。加熱する事で再利用が可能です。

    様々な活用がされているシリカゲル

    意外なところにもシリカゲルが使われています

    手芸の世界でも、シリカゲルは活用されています。そう聞くと、ちょっとご家庭にあるシリカゲルを再利用してみたくなりますね。押し花専用のシートにもシリカゲルが使用されています。理にかなっていますよね。

    こちらは、ドライフラワーを作るのにシリカゲルを利用しています。家庭内でたまったシリカゲルをこんな風に再利用してみても楽しそうです。

    シリカゲルを使うときれいに、早くドライフラワーができるのだそうですよ。最大の利点は、吊るして乾燥させた場合より花の色を失わずにドライフラワーが作れることです。専用のシリカゲルも売られているそうですが、再利用したものが使えたらいいですよね。

    シリカゲルを再生させて再利用

    シリカゲルの特性を理解して再利用

    シリカゲルは高い吸湿性を持っています。多孔質構造となっているからなのです。再利用するためにはその水分を加熱することで飛ばしてしまえばいいのです。

    湿気を吸着した状態のシリカゲルは最初より変色していますね。再利用できる状態になると見た目も従前と同じように戻ります。

    こちらのシリカゲルも、吸湿した後の色が変化しているので状態が良くわかりますよね。変色していても再利用できる状態に戻せますので捨てないでくださいね。

    シリカゲルを再利用できる状態にしてみよう

    シリカゲルを再利用するには加熱します

    再利用するにはまず、シリカゲルを袋から取り出します。こぼさないよう注意してください。小さいお子さんに触らせないようにも注意します。

    フライパンに入れ、弱火にかけて混ぜながらゆっくり加熱していきます。再利用できる状態にだんだん見た目も変化してきます。白かったシリカゲルが青く戻ります。

    元々の状態に戻ったシリカゲルです。このように最初の状態の色に戻れば完成です。こぼさないように、容器に入れて保管しましょう。

    時間があるならば、天日干しでもかまいません。ただし、シリカゲルの特徴である多孔質構造のその隙間に、細かいゴミなどが入ってしまうと再利用も難しくなります。

    電子レンジでもシリカゲルを再利用できる状態にできるようなのですが、加熱にムラができたり強すぎる加熱で破裂などの恐れもありますから注意してください。

    シリカゲルを再利用できる状態にする方法をわかりやすくしてくれている動画です。ちょっとコミカルなのも面白いです。細かいものなので最後は掃除機をかけると確かにいいですね。

    シリカゲルを再利用しよう

    シリカゲルをどんなことに再利用したいですか?

    色が元の色に戻った再利用シリカゲルは、適量を不織布のお茶パックなどに入れて再利用しましょう。クローゼットや、靴箱やブーツの中に入れておくのがおすすめです。

    カメラのレンズなど、湿気を嫌うもの、カビを防止したいところにも再利用シリカゲルがお役に立ちますよ。カメラケースやバッグにしのばせても良いでしょう。

    シリカゲルを再生する時はやけどに注意し、再利用できる状態に仕上がってもすぐに触ったりしないようにします。くれぐれもお子さんが触ったり飲み込んだりしないように気を付けましょう。

    シリカゲルの再利用まとめ

    シリカゲルは再利用できることがわかりました。上手に再利用して、捨てるゴミも減らせたらいいですね。加熱する際にはとても熱くなりますからやけどに気を付けてくださいね。

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