2015/12/19
おかのすけ
引っ越しや模様替えでカーテンを新調したとき、丈が長すぎることがあります。そのままにすると、埃がたまったり、邪魔だったり、見た目もだらしない印象になってしまいます。実はカーテンの裾上げはそんなに難しくありません。自分で簡単にカーテンの裾上げする方法を紹介します。
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カーテンが長すぎるときは、部屋の雰囲気や家具の配置・高さなどを調整することをおすすめします。
カーテンは目隠しの役割や外からの光や熱、音、花粉や埃の侵入を防ぐ効果もあります。他にも、カーテンは直射日光を防ぎ床や畳、ほんの日焼けを防ぎます。夏は外からの熱を遮り、冬は室内を保湿したりとカーテンの役割を考えるとインテリアアイテムという面だけではなく生活な必需品と言えます。
カーテンが長すぎると部屋のほこりや汚れなどが付着してしまい衛生ではありません。カーテンが床についてしまい、カーテンを買うのに失敗した!という人もいるでしょう。カーテンは自分で裾上げをすることができます。カーテンの長さを変える作業を想像すると大変そうに感じてしまうと思いますが、意外と簡単にできます。カーテンを切りミシンで縫う以外の簡単な方法もあるのでご紹介します。
カーテンの長さを決める
カーテンの理想的な長さは、掃き出し窓の場合は床からマイナス1㎝です。
カーテンが床につくと埃などで汚れるので、床につかないようにしましょう。
腰窓の場合は、窓枠より15㎝下までがカーテンの長さになります。
アイロンがけをする
出来上がりをきれいにするために、できればカーテンをアイロンがけしてください。
どのくらい裾上げするか決まったら、裾を三つ折りにしてアイロンをかけましょう。
高温だと痛む布もあるので、当て布が必要な場合もあります。
アイロン定規が便利
プラスチック製の定規はアイロンの熱で溶けてしまうので、厚紙にメモリを書いたアイロン用の定規を作ると便利です。
裾上げしたい幅の線を書いて、カーテンにあてながらアイロンをかけます。
裾上げの縫い代
カーテンの裾上げの際の縫い代の幅はとくに決まりがありません。
ある程度の幅がある方が、布の重さでカーテンが安定するので10㎝くらいの幅が一般的です。
セリアの布用両面テープ
カーテンを縫わずに裾上げする一番簡単な方法は、布用の両面テープ!
紙用の両面テープよりも接着力が強いので、布がしっかりくっつきます。
水洗いは出来ないのですが、100円なので取りあえず裾上げしたいときにおすすめです。
安全ピン
安全ピンを等間隔に刺して、カーテンを裾上げする方法です。
小さめの安全ピンを使うと、表から針が目立たずに済みます。
安全ピンで裾上げしたカーテンです。
思ったよりも安全ピンの針が目立たちません。
裾上げをやり直したいときも簡単なので、ミシンで縫う前の丈の調整にも使えます。
便利なカーテン用の裾上げテープがあります。
アイロンで接着するタイプで、お洗濯にも耐えられます。
でも、一度貼り付けるとはがした時にテープの跡が残るので、カーテンを元の丈に戻す可能性がある方にはおすすめしません。
カーテン用の裾上げテープ
アイロンの熱でカーテンを接着する裾上げテープ。
こちらは手芸店で取り扱っている商品。
2m入りで400円くらいなので、少しお高めです。
イケアのカーテン裾上げテープ
イケアのカーテン用裾上げテープは、10メートルで249円という安さです。
裾上げしたカーテンは60度までのお洗濯にも耐えられます。
分厚い布に使う場合は、テープを並行に2本配置してからアイロンをかけてください。
ニトリのカーテン用裾上げテープ
ニトリのカーテン用裾上げテープです。
3メートル入りで299円。
目立たないので、レースのカーテンにも使えます。
100均のズボン用裾上げテープ
100円ショップのズボン用の裾上げテープを使ってカーテンの裾上げができます。
裏側をめくると裾上げテープが見えるので、カーテンと同じ色合いのテープを選べば目立ちません。
こちらはズボン用なので、あまり分厚い生地のカーテンでは接着力が弱い場合があります。
ミシンがない場合は、手縫いでカーテンを裾上げしてみましょう。
針や糸が無くても、ソーイングセットが100円ショップで手に入ります。
手縫いすればお洗濯しても大丈夫ですし、裾上げをやり直したいときも糸をほどけば元に戻ります。
ながしまつり縫い
カーテンを手縫いで裾上げするときは、ながしまつり縫いがおすすめです。
洋服の裾上げにも使われる縫い方で、表から見たときに縫い目があまり目立たないのが特徴。
手縫いする際は、アイロンで折り目をつけ、待ち針でとめてから作業しましょう。
写真の1、2、3の順で針を入れていきます。
なるべく表側に縫い糸が出ないように、カーテン生地の織り糸を1~2本だけすくいます。
三角をイメージして縫うと上手くいきます。
ながしまつり縫いを表から見たところです。
ほとんど縫い目が見えなので、ぐし縫いするよりもカーテンがきれいに仕上がります。
カーテンの裾上げは、ミシンですれば見た目も良く、お洗濯しても丈夫です。
ミシンをお持ちの方は、ぜひミシンを使ってカーテンの裾上げをしましょう。
直線縫いだけなので、初心者の方にも簡単にできます。
リッパーでもとの縫い目をとる
カーテンに最初からある縫い目を、リッパーを使って取ります。
リッパーがない場合は糸切りばさみでも代用可能。
出来上がりがきれいになるので、この工程は行ってください。
余分な布はカットする
裾上げの丈が長い場合は、カーテンの余分な布をカットします。
斜めにならないように、しっかり図ってからはさみで切りましょう。
まち針でとめてから縫う
アイロンで縫い代の折り目をつけて、まち針でしっかり止めてからミシンで縫います。
まち針を使わないと、カーテンの縫い終わりがずれてしまったりするので、かならず縫い終わりまで待ち針を打ってから縫い始めてください。
どうしても不器用で、自分でする自信のない方はカーテンの裾上げをプロに頼むという方法もあります。
料金はかかりますが、納得の仕上がりになるので安心です。
お直し店でカーテンの裾上げ
洋服などのお直しをしてくれるお店で、カーテンの裾上げもしてくれます。
料金は100cmで1000円くらいが相場で、2mの幅のカーテンの場合は2000円ということになります。
裁縫に自信のない方は、プロに任せることをおすすめします。
イケアのカーテン裾上げサービス
イケアのカーテンを購入した場合に限りますが、裾上げサービスを利用できます。
2枚組の料金で、1740円なのでとてもリーズナブル。
もし、イケアでお気に入りのカーテンを見つけたら利用してみましょう。
カーテンには一般的なドレープカーテンの他にもシェードやロールスクリーン、ブラインド、カフェカーテンなどがあります。カーテンの専門店以外のホームセンターなどでもカーテンやカーテングッズは販売されていて、既製品でしたら比較的安い価格で販売されています。
カーテンはお部屋の印象を左右する重要なアイテムです。
ぴったりサイズのカーテンをつければ、お部屋がすっきりまとまって見えますね。
カーテンの裾上げは難しそうに思えますが、簡単な方法もあるのでぜひ挑戦してみてください!
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【この記事は2019/10/31に更新されました。】