【様々な照明の種類】あなたを温かく迎えてくる照明はどれ？
優しい温もりがこぼれるを夕暮れの玄関。そして玄関は家の顔でもあります。その玄関を印象付ける照明にはいろんな種類があるのをご存知でしょうか。自分の家の玄関にはどんな種類の照明が合うのか、迎えられる側、迎える側になって考えてみてはいかがでしょう。
約10種類ほどの照明があり、大きく分けると「全般照明」と「部分照明」の2に分類されます。
全般照明とは…部屋全体を明るく照らす照明。
部分照明とは…特定の場所を照らす照明。
それらの照明器具で私達は、灯りをとり、またインテリアとして様々な演出をしています。
時代劇などでこのような玄関を目にしたことがあると思いますが、こんな玄関で迎えられて気分の悪い人はいないでしょう。
この時代の照明と言えば行燈かロウソク、長崎あたりならランプでしょうか。
玄関の意味
昔の玄関が客間のように立派なのは、客人に対して敬う気持ちと無礼があってはならないというあらわれでしょう。
写真のように玄関の下手に座り深々と頭を下げて礼を尽くすのはその為です。
現在よりも来客者の為に設えた玄関と言っていいかもしれません。
玄関とは本来、訪問者に礼を尽くして迎い入れる場所であり、住人には温かく迎い入れてくれる場所だと思います。
双方に沿った照明選びをしましょう。
人は、良くも悪くも玄関でその家に住む人を判断してしまいます。
リビングやダイニング、寝室の照明にばかり気を取られがちですが、玄関照明はとても大切な役割を担っています。
住人は勿論、相手に対し礼を尽くす気持ちと楽しんでもらえるようおもてなしの気持ちが大切です。
旅館かと思うほど立派で豪華な玄関で照明もよく考えられており、迎えられる側にとってとても気分の良い玄関です。
「どうぞ、お上がりください」と言われているよう。
玄関と言うより、お出迎えをする一つの部屋と言うにふさわしい空間です。
障子戸から差し込む光と天井の照明が、「いらっしゃいませ」と来訪者を慎み深く出迎えてくれているようです。
海外の素敵な玄関です。
朝は明るいトーンで「行ってらっしゃい」と送り出し、夜には照明の灯りが「お帰りなさい」と言ってくれているようです。
シャンデリア...灯具が複数あり、華やかに見えるとても素敵な照明器具
かのフランス王妃マリー・アントワネットの母、オーストリア女王の名前、マリア・テレジアスタイルのシャンデリアです。
シャンデリアと言って思い浮かべるのは、この種類のシャンデリアではないでしょうか。
アンティークなシャンデリアです。
シャンデリアと言うと煌びやかなイメージが強いですがシックで落ち着いた種類もたくさんあります。
セレブ感を満たしてくれそうなシャンデリアです。
装飾のクリスタルがなくてもこんなに上品な種類もあります。
モザイクガラスのシャンデリアです。
数ある種類の中でモザイクガラスはペンダントタイプが一番多いのですが、こんな可愛い照明玄関で迎えてくれたら温かい気分になれそうです。
先ほどまでのシャンデリアとは全く異なるシャンデリアです。
装飾らしいものがほとんどありませんが、上品で洗練されたフォルムが美しい種類の照明です。
シーリングライト...広い空間を照らすための天井に取り付けられる照明
クリスタルビーズと結晶のビーズで彩られたシーリングライトです。
この種類の照明はクリスタルを通して美しい光が玄関を彩ります。
シャンデリアのようにエレガントなシーリングライトです。
天井に向かって光を放つ種類は間接照明と言っていいかもしれません。
反射光を使って優しい光が玄関を照らします。
小ぶりで楚々としたシャンデリアです。
コンパクトな玄関や部分照明と合わせて使うと広い玄関も素敵に演出できます。
ペンダントライト...チェーンやコードなどで吊り下げられる照明
ダイニング用が特に一般的ですが、サイズもデザインも種類豊富にあるので様々な場所で使うことができます。
長さを調節できるので吹き抜けの玄関に最適です。
可愛いプチシャンデリアのペンダントライトです。
葡萄の粒のようにまあるいクリスタルが特徴的で、光を屈折して美しい光を放ちます。
色んな種類を高さを替えて複数組み合わせると昼も夜も楽しめます。
トルコの可愛いモザイクガラスのペンダントライトです。
オリエンタルな雰囲気を醸し出し、個性的でとても鮮やかな色彩が印象的です。
テーブルランプの種類も多く、合わせて玄関に飾るのも素敵です。
ガレと言えば聞いたことがないほど有名ですが、その作品が玄関に合ったら帰宅した時の優越感や、来訪者に対して最高のおもてなしとなるでしょう。
ガレにも色んな種類があるのでトータルコーデで楽しまれてはいかがでしょう。
和紙と言うと提灯タイプや丸い照明が頭に浮かびますが、レースのようなこんな素敵な種類のランプは、和テイストに可愛らしさをプラスして優しい空間を作ってくれます。
ブラケットライト…壁面に取り付ける照明
シャンデリアのブラケットランプは、サブ照明として玄関に華やかさをプラスします。
メインの照明の光は控えめに、全体のバランスと考えて素敵な玄関を演出してください。
ガレの可愛いフェレンツェ型の照明。
蕾のような形が特徴で玄関の中には勿論、ポーチ側のドアの脇に取り付けるのも素敵です。
玄関から伸びる廊下の所々につけると淡い光が廊下を照らし、上品でおしゃれな空間になります。
シンプルなロウソクを模ったブラケットライトです。
この種類の照明は、シャンデリアと合わせて使うと玄関のグレードが一際上がります。
電球が剥き出しの可愛い照明で、コンパクトな玄関や若い方に人気の照明です。
ポーチ側の玄関ドアの真上に付けるのも可愛いですし、玄関でサブ照明としても活躍します。
テーブル・フロアスタンド...テーブル、床に置くスタンド照明
ガレの代表的な形でもあるマッシュルーム型。
色彩が美しく、玄関に気品を与えてくれます。
ガレは色が豊かで種類も豊富にあるので玄関には特におススメします。
テーブルスタンドは、照明としての機能よりインテリアとして用いる方が多く、玄関の演出にはおススメです。
個人的には、大き目のサイドテーブルやコンソールテーブルの上に絵画などを飾り、その両脇に置くと一気に高級感が増しおススメです。
こちらも丸壺タイプ同様、玄関ホールを彩る照明です。
こちらのタイプなら絵画は勿論、素敵な額の大きな鏡の脇に置くのも素敵ですし、それ自体がゴージャスなのでそのまま置くだけでもセレブ感が出ます。
シックで上品な玄関の演出におススメの照明です。
オーク色の玄関にはキラキラしたタイプの照明も良いですが、重厚感のある落ち着いた種類の照明は知性と大人のムードを醸し出します。
ヨーロッパレトロな街灯を思わせるフロアスタンドは、玄関ポーチをとてもオシャレに演出できます。
フロアスタンドと言うと室内だけと思っている方もいるようですが照明の使い方に決まりはありません。
見る人の心までホッコリさせてくれる照明です。
紹介したのはほんの一部ですが本当に多くの種類の照明があります。
その中で自分の家にふさわしく、訪れた人にとっても気持ちの良い玄関造りを照明が手伝ってくれます。
誰の目にも気分の良い玄関づくりを心掛けてください。
