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こたつのある冬の暮らしは日本文化 ではヒーターではどうなの?

これからやってくる寒い季節に欠かせないのはこたつです。家族だんらんが似合う日本の冬の文化です。そうはいっても部屋が暖まらないと炬燵だけでは真冬は過ごせません。昔は囲炉裏で暖を取りました。今はヒーターです。ヒーターととこたつについてあれこれ調べてみようと思います

こたつ ヒーター こたつとヒーターのいいところは? まずこたつの電気代

こたつ ヒーター こたつとヒーターの良いところは?

石油ヒーターの場合は、電気代と灯油代がかかります。他のヒーターにしても燃料代がかかります。炬燵との併用を考えたとき何が一番いいのでしょうか?

日本の冬に欠かせないこたつですが、近年電気料金の高値が響いて、毎日使うものなので冬場の電気代が心配になります。しかし、調べてみると意外にこたつの電気代はほかの暖房器具に比べて安いのです。
電力会社は電気代プランを設定していますので、こたつを一番使う時間帯に単価が安いプランを設定するとこたつの溺台を安くすることができます。
そのため、ご家庭で一番電気を使う時間帯の電気の単価が安く設定されているプランを選ぶことで、電気を安く使うことができます。

やぐらこたつ

こたつには掘りごたつとやぐらこたつの2種類があります。今回は多くの方が使用しているやぐらこたつについてご紹介します。

やぐらこたつは、こたつのテーブルの下(やぐら部)にヒーターなどの発熱体を設置して、こたつ布団などでテーブル全体を覆ってこたつ内の空間をあたためる暖房器具のことです。
密閉された狭い空間(こたつの中)をヒーターで暖めているので、スイッチをいれてからすぐ暖かくなるという利点があります。限られた空間を作ることで、その空間を少ない電気の量で暖めるというこたつは大変効率の良い暖房器具だといえます。
正に先人の知恵の結晶ですね。

こたつの電気代は一時間あたり約2円~5円と、意外と安いんです。
こたつの消費電力は平均で約600Wくらいと記載されていますが、この600Wというのはこたつの最大運転時の消費電力です。

つまり、スイッチをいれてからこたつ内が暖まるまでの数分間だけ最大運転をしますが、その後弱運転時の消費電力は80wh、強運転時の消費電力は200Whほどです。これを電気代に換算すると、弱運転時は約2円・強運転時は約5円となります。

出典:https://enechange.jp

こたつに座っていると足がしびれますが、こたつの魅力は何といってもすぐに暖かくなることです。外出から帰ってきて、こたつのスイッチを入れればすぐ身体を温めることができます。やはり日本の冬に欠かせない暖房器具です。

こたつ ヒーター こたつとヒーターのいいところは ヒーターについて

電気ストーブで暖を取る 

ヒーターには様々な種類があります。エアコンもファンを回して温めるファンヒーターです。同じくファンを回して温めるタイプには灯油を使うヒーターがあります。どれにも一長一短がありそうです。ご紹介しましょう。

エアコン・ファンヒーターの特徴空間全体を温風の循環で暖めます。エアコンはリビングなどの広い空間全体を暖めたい場合に、ファンヒーターは狭い部屋でも室内全体を暖めたい場合に向いています。電気ストーブ・カーボンヒーターの特徴本体から発する熱エネルギー(赤外線・遠赤外線)で、主に前面の物体を輻射熱(空気などの気体を介さず直接電磁波で伝える熱)で温めます。反面、空気そのものを温める力は弱いです。即暖性がありスイッチをいれてすぐに効果を感じられるので、暖めたいスポットがほぼ決まっている場合や、エアコンで部屋が暖まるまでの間など短時間のみ使用する場合に向いています。オイルヒーターの特徴本体の放熱によって起きる、空気の自然対流で暖めます。強い温風を吹き出さないので乾燥を避ける事ができますが、本体内のオイルが過熱され、全体が温まるには時間がかかります。ピンポイントではなく、その空間全体を長時間暖めたい場合に向いています。

出典:https://enechange.jp

電気を熱源とする暖房器具には、エアコン・ファンヒーター・オイルヒーターなどがあります。これらには、空間全体を長時間暖める場合に向いているものと、電気ストーブ・カーボンヒーターのように、人がいる場所をピンポイントで短時間暖める時に向いているものがあります。
これらの特徴を理解して、臨機応変に使用することで電気代を節約することができます。

ヒーターを賢く使って電気代の節約を

続いて、暖房器具それぞれの電気代の違いをご紹介します。一番電気代が安いのはどれでしょうか?

電気代が一番安い暖房器具はどれ?

「エアコン」「電気ストーブ」「セラミックファンヒーター」「カーボンヒーター」をそれぞれ1時間ずつ使用した際の電気代を以下に比べました。
1kWhあたりの電力量料金を25.91円として計算しています。
エアコンの暖房を
1時間使用した場合電気代は3円~38円
消費電力を135Wh~1485Whとして計算しています。
電気ストーブを
1時間使用した電気代電気代は25.65円
消費電力を990Whとして計算しています。
セラミックファンヒーターを1時間使用した電気代電気代は13.73円~30.31円
消費電力を弱風時530Wh強風時1170Whとして計算しています。
カーボンヒーターを
1時間使用した電気代電気代は11.65円/23.31円
消費電力を450Wh/900Wh切り替え式として計算しています。

出典:https://enechange.jp

上記で計算した、暖房器具それぞれの1時間あたりの電気代を見てみましょう。エアコンやセラミックファンヒーターは、最少消費電力から最大消費電力になるまでの開きが大きいのがわかります。最大消費電力で運転する時間が長くなると、その分電気代が高額になます。
このように、広い部屋を暖めようとして、セラミックファンヒーターを強風設定で長時間使用すると、電気代は高額になってしまいます。

冬の暖房器具を選ぶ場合は、まずはそれぞれの暖房器具の特徴と、その暖房器具を使用する適切な場所を知ることが大切です。そのうえで、空間全体を長時間暖めたいのか、人がいる場所をピンポイントで暖めたいのか、という目的を決め、暖める部屋の広さを踏まえ、適切な暖房器具を選ぶことで電気代を無駄なく節約することができます。

こたつ ヒーター こたつのヒーターその種類と特徴は?

こたつに取り替え用ヒーターユニット

こたつに使用されているヒーターの違いは意外と知られていません。ヒーターの種類によって電気代や暖まり方に違いがあります。それをご紹介しましょう。

冬はこたつのシーズンです。こたつの形といえば、昔から長方形が多いです。最近では正方形のものも売られているようです。
こたつに使われているヒーターを調べると、いくつかの種類があることがわかります。
ヒーターの種類とこたつの特徴について調べました

こたつに使われているヒーターの中で、最も多いのはハロゲンヒーターです。石英管ガラスの中にコイル状のタングステン線が入っていて、 不活性ガスを入れ両端を止めて作られています。
ハロゲンヒーターはつけたらすぐに温度が上がるのですぐに身体が温まります。形状がコンパクトなのでこたつの中でじゃまになることはありません。
ヒーターの寿命は8000時間といわれています。

これは驚き!こたつのでっぱりがありません。

こたつは進化し続けています。こたつの中のヒーターがフラットになって、でっぱりがなくなりました。値段的には少々高めですが、夏場にテーブルとして使用することを考えるととても便利だと思います。

コルチェヒーターの作りは、ハロゲンヒーターと同じです。石英管ガラスにコイル状のタングステン線が入っていて、そして不活性ガスで蓋がされています。
ハロゲンヒーターをより高度にしたものが コルチェヒーターです。ですから、スイッチを入れてから温度の上がる速さは、ハロゲンヒーターよりさらに速いです。
ヒーターの寿命は一番長い10000時間です。
コルチェヒーターを使ったこたつの価格は、ほかのこたつに比べて高くなりますが、その分寿命が長くなって、暖まる速さが速いので、コストパフォーマンスを考えると高くなります。。

こたつのヒーターの中で、一番シンプルなのが石英管ヒーターです。石英管ガラスの中にコイル状のニクロム線が入っています。とてもシンプルな作りをしているので、こたつの 温度の上がり方は一番遅いです。ですから、すぐに温まりたい、という方には物足りなく感じるかもしれません。
また、ヒーターの寿命は5000時間から7000時間なので 一番短いです。

丸形こたつ

今人気なのが丸形こたつです。四隅に足がないので座りやすいです。少人数のお宅には便利な丸形こたつです。家族円満のアイテムです。寒い冬を暖かくお過ごしくださいね。

石英管ヒーターは値段が一番安く、遠赤外線が多く出ているので身体をじっくり温めることができます。すぐに温まりたいか、それとも時間がかかっても身体をじっくり温めたいか、それはそれぞれの好みの問題ですね。
また、安くてあたたまるものが一番良いと考えるか、 高くても長く使えるものが一番良いと考えるかも人それぞれです。
こたつに使われているヒーターはどれも同じだとは思わずに、こたつを買うときは、ヒーターの種類についても調べてみてください。ご自分の環境にあったこたつをお買い求めください。

こたつとファンヒーターで超節約を実行しよう!

ファンヒーター一台で、こたつも使える優れものグッズ

寒い地方ではこたつを一日中つけていることが多いです。誰が来てもすぐ温まることができるようにしているのです。ですからこたつは電気代が安いとはいえ、一日中つけっぱなしだと電気代もばかになりません。そこで考えられたのが、ファンヒーターの温風をこたつに入れるという方法です。

この方法だと、ファンヒーターで部屋全体を暖かくすることができますし、こたつで身体を温めることができます。雪が降る寒い地方では、すでに多くの家庭でこのような方法がとられています。ファンヒーターの温風は思いのほか強力で、こたつはすぐ温まります。時には熱くなりすぎる感があります。そこは調整してご使用ください。

ファンヒーターでこたつを暖かくする方法は、灯油代と電気代がかかりますが、こたつの電気代がかからないので、実に経済的だと思います。こたつの暖かさをすぐ調整することができますし、お部屋をクリーンな状態に保つことができます。上の写真に写っている蛇腹のホースは日用品の量販店で買うことができます。是非お試しください。

雪国の冬に欠かせないアイテム、省エネ温風パイプ

雪国から始まったこのパイプによるこたつを温める方法は、ほかの地方の方が試して、こたつの電気を入れなくても暖かいと大変好評でした。

口コミで雪国の省エネが広まって、今では多くの方がこの方法で暖を取っています。電気代が一冬5千円以上節約できるといううたい文句も、強ち誇大広告ではなかったと実感されています。東北や北信越の量販店の店頭に、冬が近づくと並びます。今年の冬は電気代を節約しませんか?

こたつ ヒーター こたつとヒーターの特徴 こたつヒーターの種類 特徴 ヒーターで節約 まとめ

みんな大好きこたつ

にゃんとも気持ちのいいこたつの使用感です。冷え性の方には特におすすめです。頭寒足熱と昔から言われるように、足を温めることで身体全体がほっこりします。

こたつ ヒーターについていろいろ見てまいりました。いかがでしたでしょうか?寒い季節にはやはりこたつですね。一点だけを温める方法では、なかなか身体全体が暖まりません。こたつのように足元か暖まる方法は理に適っています。
こたつは部屋の空気を汚しません。クリーンな暖房器具と言えます。最初にヒーターやエアコンで部屋全体を少しだけ温め、あとはこたつで暖を取るという方法がベストだと思います。どうぞ今年の冬も暖かくしてお過ごしください。

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