2015/11/11 更新
大胆で鮮やか!老舗のブランドから扇子を選ぶ大人のたしなみ
ファッションの一部となる風流な扇子は老舗ブランドやファッション・ブランドのものを選んでみませんか?それが余裕ある大人のたしなみ。老舗ながら新しいデザインに果敢に挑戦する扇子ブランドや、オリエンタルなデザインで優雅な気持ちにしてくれるブランドまで。
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扇子を選ぶ大人のたしなみ
風流な日本の夏に華を添える扇子。また、季節を問わず携帯しておくと便利ですよね。ファッショナブルな着こなし身のこなしに合わせる扇子はこだわったブランドの物にするのが大人のたしなみというもの。おすすめのブランドをご紹介します。
扇子ブランドの老舗「白竹堂」
創業享保3年(1718年)という扇子ブランドの老舗「白竹堂」。ブランドの始まりは寺院用扇子でした。伝統的な扇子を作る一方で、新しい扇子やコラボレーションにもチャレンジしているブランドです。
白竹堂では伝承の技を駆使した京扇子や古典的な扇子から、レースやラインストーンをあしらい洋の感覚を取り入れたファッション性の高い扇子、異業種やアーティストとのコラボレーション品まで幅広く揃えております。
京扇子「切り絵 牡丹」
和紙に手切りで牡丹の切り絵をほどこした大変華やかな扇子。和服と合わせると大正モダンを感じさせます。
レース扇子「エリーゼ」
見事な和洋折衷に成功したこちらの扇子はレース仕立て。薄いシルク生地を裏側にあてているので扇子としての機能もしっかり果たします。
革扇子「ロメオ」
こちらは一見普通の扇子ですが、なんと国産の牛革でできています。重厚感があります。
ファッション・ブランド「ANNA SUI」
中国系アメリカ人の2世としてミシガン州のデトロイトに生まれたアナ・スイがデザインするファッション・ブランド「ANNA SUI」は、オリエンタルで甘美なデザインが人気。日本でも大変人気の高いブランドの一つです。
スティーブン・マイゼルらと出会い、1980年初のブティック・ショーを開き、メーシーズからの注文を受ける。同じ年、自分のアパートで、ビジネスを開始する。キュートなバッグのデザインが斬新なスイ・ドリームや蝶のボトルのスイ・ラブなど、ファッション以上にコスメブランドとしてのほうが今や、有名。独特のオリエンタリズムとエスニック感覚、キッチュさが彼女の特徴。
ファッションの主流に“アジアンテイスト”(アジア風味)を持ち込んだ先駆的な存在と言われる。艶のあるバラ・蝶のモチーフや主に黒系・紫系の色遣いが特徴的。スイ・ドリームなどの香水が有名である。化粧品はティーローズと言われるバラの香りがするものが多い。婦人服・小物・アクセサリーなど煌びやかで妖艶な雰囲気のアイテムを発表している。また、刺繍などが施された華やかで可愛らしいアイテムも発表している。
「ANNA SUI」の扇子
そんなファッション・ブランド「ANNA SUI」の扇子は、一見骨董品かと見紛うほどアンティークで気高いデザイン。まるでガラスが透けているような美しさを持つセンスです。
「ANNA SUI」の扇子
非常にアジアンテイストなファッション・ブランド「ANNA SUI」らしいデザインの扇子。ファッション・ブランド「ANNA SUI」の特徴となっている紫や複雑な模様が苦手な方は、こんな扇子ならいかがでしょう。
優雅な扇子
ファッション・ブランド「ANNA SUI」の扇子を使えば気分は中国映画に出てくる後宮の主。
フォルムの異なった扇子
シェル型の扇子も趣があって優雅に見えます。お気に召しましたか?
老舗西川庄六商店
創業1585年という老舗にして、その当時から「セレクトショップ」として斬新な感覚を忘れず商いをしてきた西川庄六商店。現在ではこれまでにない扇子を展開する「BOUDAI」というブランドに力を入れています。
創業1585年。安土桃山時代、近江商人「西川家」が始めた商店です。
江戸時代、大阪と東京に店を構えたことで大きく躍進しました。
特に江戸の店では、関西圏の商品が「下りモノ」(京より江戸に下ってきた品)として人気を博しました。
現在も近江八幡に残る店の建物は県の重要文化財に指定されています。
今でいうセレクトショップの西川庄六商店が満を持してスタートする和のオリジナルブランド。
ブランド名「BOUDAI」は、近江に今も残る店の呼び名が「ぼうだい」であったことに由来します。
日本に今も残る「工芸品」や「民藝品」、また、普段に使われていた「日用品」など
日本の暮らしに根差した「良いモノ」を現代の暮らし方に合わせて、さらに良くしていく試み。
これまでにない自由な「日本の良いモノ」をご紹介いたします。
目玉商品の扇子
西川庄六商店の扇子ブランド「BOUDAI」の目玉商品がこちらの扇子。色鮮やかで老舗とは思えない斬新さ。着物に合わせて扇子もチェンジ。
ブランド「BOUDAI」の扇子
側面に入ったブランド名の刻印が上質であることをうかがわせます。
「扇子by COLOR」は骨部分と扇面をそれぞれ別の色にした、鮮やかなバイカラーがスタイリッシュ。仰ぐ度にゆらゆらと揺れるタッセルが優雅な印象です。シンプルでありながら、人とはちょっと違った自分を演出してくれるおしゃれアイテムです。
ブランドのパイオニア精神
老舗の看板に胡坐をかかず新しい風を常に取り入れているブランド「BOUDAI」の扇子はどれもユニーク。涼やかな気持ちにしてくれるフルーツシリーズはブランド「BOUDAI」ならでは。
こんなアイディア商品も
側面の骨がこけしになっている扇子。
ブランド「BOUDAI」のさらなるアイディア
女性にプレゼントしたら喜ばれそうなコサージュ付きの扇子。こんな扇子今までなかった!
この扇子は?
側面の骨が定規になっているなんとも面白い扇子。ですが、この扇子は決してふざけて作ったものではなかったのです。理由を知るとブランド「BOUDAI」の精神に脱帽。
紙の代用品として使われていた木簡(薄く削った木製の板)を綴り合わせたもの。
即ち、今で言うところのノートが扇子の起源と言われています。
そんな扇子の生い立ちに想いをはせ、扇子に+定規の機能を与えた定規扇子です。
優雅なシェル型
優雅なシェル型扇子でブランド「BOUDAI」の本領発揮。素材はガーゼ生地なので涼やかで破れる心配がありません。色のネーミングにも老舗ブランドならではのセンスを感じます。
日本が誇る老舗ブランドやオリエンタルな扇子をデザインしているブランドをご紹介しましたが、いかがでしたか?大人のたしなみで1本お気に入りの扇子をオーダーしてみるのはいかがでしょう。