2016/08/20
きりんと犬
2019/12/04 更新
炭の作り方を書きます。硬質製炭法(窯外消火法)と軟質製炭法(窯内消火法)があります。硬質の方は、白炭(堅炭)とも呼ばれています。軟質は、黒炭(軟炭)ともいいます。炭の材料は、アラカシ、シラカシ、コナラ、ウバメガシなどです。作り方は、時間をかけて燃やします。
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BBQなどで購入することが多い、炭。
意外と高いのに、全部使い切らなくて勿体無いなんて思ってことないですか?
そんな時に必要な分だけ自分で作ることができたらとても便利ですよね!
実は自宅で作ることができるって知っていましたか?
今回はそんな炭の原理・木炭、竹炭について釜を使った作り方と、それ以外の作り方、自宅での炭の作り方に分けてご紹介します!!
自宅でもできるものもあるので、ぜひお試しください♪
炭焼きの原理は、木を空気中で燃やすと、木の中の炭素と空気が結合して二酸化炭素に変わり、煙が立って直ぐに燃え尽きてしまいます。一方、生木を空気が入らない蒸し焼き状態にすると酸素と炭素が結合せずに水蒸気やガス分だけが抜けて炭素分だけが残ります。見た目の形は木に見えますが炭素のカタマリとなったものが『炭』です。
炭素の塊が、炭なんですね。
炭には、BBQなどで使うだけでなく消臭効果もあるので最近では家に炭を置く家庭が多くなってきているようです♪
●多孔性の植物素材の特性が生きる
木炭は古くから燃料として日本人の生活になくてはならないも のであった。
工業用燃料として石炭が重用されるようになり、戦後の対米属 従下での政策転換、エネルギー政策の転換で、石油が主役になり、 電力生産がすすむ下で、木炭は限られた一部での需要に激減して しまった。
木炭は日本人が古くから活用してきたものです。
金属の缶(お菓子などの入っていた入れ物)に
炭にしたいもの(マツボックリ、イガグリ、枝、葉っぱ・・・)入れて
カセットガスコンロで作っています。
密閉することと完全に冷えてから取り出すのが秘訣なようです。
古くから茶道で菊炭と共に珍重されてきたものです。勉強になりますね♪
①原木を切り出し窯の寸法に切り揃える。
②窯詰め・・・1日目
③口焚き・・・2日~3日目
④焼火・・・4日~6日目
⑤黒炭の場合・・・炭化が終わると密閉状態にして消火させる
⑥白炭の場合・・・炭化後、白熱状態にさせる、これを精煉という。
⑦窯出し
黒炭や白炭で作り方が違ってきます。
窯を使わないでも野焼きの様に、炭を作れます。火の始末は気をつけないといけません。
1.稲わらを敷き詰めて、その上に、細かく切った枝を置き、もみ殻を振りまいて大量に載せ、火を付ける。
2.火を付けて数時間置く。だいぶ焼けていますね!
3.綺麗に出来上がりました!
ただこちらの作り方は、土地の広さと、火を見守る手数が必要ですね!
薪を割るところから始めていて本格的です!
これは楽しそうですね♪
1.縦型ドラム缶に硬い木を目一杯詰める。
2.フタをし、さらにその上に土を載せ密閉する。
3.下の窯に火を付け、炭焼き開始!煙が青くなったら終了です。すべて密閉してください。
4.焼きあがったら翌日フタを開けましょう。こんな感じに仕上がってます!
出来上がるまでに6時間かかるのと、ドラム缶から出る煙が半端ではないので、住宅街では絶対に無理です。
山奥ででしか、難しい作り方ですね!
ダッチオーブンに入れて、空気に触れないようにフタをする。
その後焚き火に1時間くらい入れれば、本格的な炭が完成です!!
焚き火ではありませんが、屋外でコンロを使用しているのでご紹介!
手鍋でアルミホイルを使っての炭作り。これはキャンプなどで使えそうですね♪
1.アルミホイルを10cmに切ったものを割り箸の数だけ用意する。
2.割り箸を一膳ずつアルミホイルで包むと、両端が2cmほど余る。余った部分の両端部分が空気孔になる。
3.空気孔の半分は潰して、もう半分は開けたままにする。
4.ガスコンロの上に金網を載せて、アルミホイルの両端部分を上に並べて、弱火で焼く。
5.煙が出なくなったら火を止め、巻いたまま水に付けて急速に冷やす。取り出したら完成!
子供の夏休みの自由課題にもぴったりなこの作り方!
お子さんと一緒に作ってみてはいかがでしょうか?
1.空き缶に炭にするものを入れる。
2.アルミホイルできちんとフタをし、アルミホイルに3箇所穴を開ける。
3.金網を敷いたコンロにかける。煙が出なくなったら火を止め、冷まし、缶の中の炭を取り出す。
このブログでは、松ぼっくりや折り鶴など面白いものを炭にし、子供と一緒に楽しく作っていました!
「理科の実験」の一環として炭を作ると楽しそうですね♪
炭(木炭・竹炭)の作り方には、色んなものがありました。茶道の世界で伸長されている「花炭」があるとは知りませんでした。
木炭が脚光を浴びるきっかけに、備長炭の火持ちの良さ、備長炭で焼いた料理の美味しさなどがあります。化石燃料を使いすぎた為、地球温暖化と環境汚染を進行させてきました。現代社会は疲労やストレスの病気もあり、健康重視になっています。自然素材・エコ素材が注目され、備長炭を中心とする木炭が、生活・健康素材として注目されるようになったのです。
ご自分でも場所は必要ですが、作ろうと思えば、作ることが出来ますので、どうぞ、ご自分なりの炭作りを楽しんで下さい。
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【この記事は2019/12/4に更新されました。】