2016/11/06 更新
- 住まい・家庭(2499)
下のお部屋への音が気になるなら、効果的な防音マットはいかが?
マンションで気になるといえば騒音問題。その気はなくても下の部屋に音が響いてないか、心配になりませんか?そこで気兼ねない生活ために効果的な「防音マット」を取り入れてみてはいかがでしょう。今回は効果をより発揮するための防音マットの使用方法を紹介していきます。
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今や100均でも買える防音マット。今回はそんな防音マットが、どのくらい効果があるのかご紹介します!
上の階の音は意外と響くもの。自分が上の階の住人だったら、わざとではなくても、ちょっと下の階の人が気になってしまいませんか?
対策をしないと、どんなに気を付けていても音を完全に防ぐことはできません。そこでお勧めなのが防音マット。防音マットの効果を知って生活に取り入れてみましょう!
防止したい音には種類がある
防音マットの種類によって防げる音が異なってきます。防音マットで防げるのは床衝撃音です。
家の状態
賃貸の場合は木造なのかコンクリートなのか、古い物件なのか新しい物件なのかによって、どの程度音が抜けるか変わります。
木造あるいは古い物件ほど音は伝わりやすい事が多いので、少しお金をかけた、しっかりした防音マットをオススメします。
防音マットの効果は素材と厚さによって異なります。ここでは一般的に防音マットとして使用されている素材を紹介していきます。
ポイントは防音マットの素材とクッション性
ゴム製の防音マット
画像は10mmの厚めなタイプ、楽器や運動する場所などに敷くと効果があります。
その他薄いタイプも売られていますが、厚さが薄くなるほど効果も薄くなってしまいます。ゴム製なので、厚さによってはカットしづらいことも。
ウレタン製の防音マット
ゴム製の防音マットよりも扱いやすいのが特徴的。また、匂いも気にならず、すべりにくいので扱いやすいです。
カッターでの加工もゴム製よりはしやすいので、女性がひとりで作業するにも問題はなさそうです。
コルク製の防音マット
コルクはもともと遮音の効果が高く、中には防音加工されたものが売られています。
ジョイント式のものが多く、設置も簡単なため扱いやすいのが特徴的ですね。100均でも見かけますよ!
一番効果が高いのはゴム製の防音マットですが、匂いと重さやカットがしにくいなど、取扱いにくい部分も。逆に扱いコルク製の防音マットは完全に音をカットできず、効果が薄い場合もあります。
大切な事は使用する部屋や用途に合わせて、素材を選ぶこと。では次に防音マットの敷き方について紹介していきたいと思います。
敷けば効果を発揮する防音マットですが、ここではさらに効果を発揮する敷き方を紹介していきます。
部分的にはNG
楽器の下や、子どもが遊ぶスペースなどに防音マットを配置するだけでは、ある程度効果はあっても、完全に防ぐことはできません。
振動が音を伝えているため、防音マットに隙間があるとそこから音が階下などに伝わってしまいます。
このように隙間なく、防音マット敷くことにより防音効果が高まります。リビングなど人が出入りしたり、音が発生する部屋はこのように防音マットを敷くと効果的です。
防音マットの効果をさらにアップ!
効果を高めるためには、防音マットの上に防音加工のカーペットなどを敷くことです。
防音マットの中には、そのまま敷いただけでは使用できないものがあります。その場合は、カーペットやフロアー材を重ねることにより、より音を防止することができます。
隙間ができてしまったら!
部屋の形によっては、ぴったり敷くことができない。あるいは、ちょっと隙間ができた、というときは、隙間テープを使うと簡単に隙間を埋めることができます。
すべり止め付き遮音シート
防音仕様のパネルマットやジョイントマットの中には、すべり止めがついていない時も。そんな時は、すべり止めがついている遮音シートを使用すると、防音の効果がアップします!
様々なタイプの防音マットがあるので色々選べますが、床一面となると金額もかなりかかるので状況に応じて防音マットを選んでいきたいですね。
畳の部屋に防音マットを敷きたいときは?
もともと畳自体に吸音する効果があるため、音が響きにくいですが、それでも気になるというときはありますよね。
畳の下にゴム製の防音マットを敷く
防音マットが厚いと畳が浮いてしまうので、薄いタイプの防音マットを選びましょう。
これでも音が気になる場合は畳の上に、防音機能があるカーペットなどを使用すると効果があります。ただ、畳の場合は湿気がこもり、カビの原因になることもあるので、素材には注意しましょう。
ちょっとした工夫で防音効果がアップします。せっかく対策するならば、しっかり防音マットの効果を発揮させたいですね!
ご紹介してきた、とても重要な防音マット。ただ、注意点もあります。最後に防音マットを使う際の注意点をご紹介しましょう。
クッション性の高いマット
重い家具などをクッション性の高いマットに置くと安定性がかけてしまい、転倒のおそれもあります。ジョイントマットなどは特に注意が必要です。
床の防音対策だけでは音は防げない
最初にご紹介したように防音マットが防げるのは床振動音だけです。空気伝播音が防ぐ事ができません。
窓や壁などから、音はもれてしまいますので、床だけ防音対策すれば問題ないというわけではありません。ただ、足音や物を落とした音など響きやすいので、床の防音対策を行えばかなり効果的だと思います。
便利な防音マットですが、一度敷いてしまうと汚してしまうと掃除が大変であったりと意外な落とし穴もあります。ある程度先を見越して防音マットの種類と敷く場所を選んでいきたいですね。
良い人間関係は
防音マットで対策も必要ですがご近所トラブル回避は良好な人間関係から、挨拶など普段からのコミュニケーションも大切ですね。
いかがでしたか?
ご近所トラブルになりやすい騒音問題は、問題になる前にしっかり対策を行いたいですね。今回の記事が健やかな生活の手助けになれば幸いです。