2016/04/24
梅山
水槽の中に生息するのは魚だけではありません。魚とともに植物を水槽の中で育て、美しい水中世界を表現するアクアリウムに人気が高まっています。水生植物の自然のありのままを表現するアクアリウム、その世界を詳しくのぞいてみましょう。
水槽といえば魚のイメージが強いですが、いま水槽の中の主流は魚だけではなく、植物にも注目が集まっています。特に水槽内に水草のような水生植物や魚など美しい風景を表現するのをアクアリウムと呼びます。
水槽の中に植物を育てるアクアリウム。このように美しい自然の風景が広がるのが魅力で最近はブームになりつつあります。
アクアリウムの中でも水草が水槽内に自然な環境を作り上げ微生物のろ過が機能し、あたかも水槽内に自然の水景をそのまま持ち込んだような情景を作り上げるのがネイチャーアクアリウムです。
アクアリウムを始めるためにはどんな水槽が必要なのでしょうか?ほかにも必要なものはあるのでしょうか?
水槽は植物にとって生きるための大事な環境です。できるだけ植物にとってベストな環境を整えてあげましょう。
60cm水槽がおすすめです。水量が少ないほど水質を維持するのが難しくなり、
30-45cm程度の水量だと、不慣れな人の場合熱帯魚が生きられる環境を維持できない可能性が高くなります。
あまり大きすぎる水槽は、手入れが大変です。水槽の周辺の設備も大掛かりになり、手間もコストもかかります。小さすぎる水槽は植物の種類が少なくなってしまうし、思うように植物を水槽に表現できなくなってしまいます。そういった理由から60cmがおすすめとされています。
水槽の素材も植物にとっては大事なことです。また、水槽の淵も色がないほうが植物が良く見えますね。
植物にとってベストな環境を作り出すために水槽の素材も考慮する必要があります。水槽はガラスやアクリルがよいとされています。
透明度はアクリルのほうが高いのですが、アクリルは傷がつきやすく、使用年数とともに曇っていき透明度が低下します。
また、価格もガラス水槽のほうが安価に入手できますので、ガラス水槽の選択が一般的です。
はじめてアクアリウムをするときに次に大事なことはどんな植物を選ぶかということです。初心者には分かりにくいので、初心者にもおすすめの植物をご紹介します。
アヌビアスナナ
水生植物を置いているアクアリウムショップならほとんどどこにでも売っています。初心者が水生植物を始めるのには絶好の植物です。
ミクロソリウムプテロプス
成長が遅いので、あまり手間がかからないので初心者にぴったりの植物です。
マツモ
生育が早く、水質浄化作用も高い植物です。
水槽や植物が分かっても基本的な管理の仕方が分からなければ、植物はうまく生育しません。基本的な植物管理法についてまとめてみましょう。
水は植物にとって命そのもの。水を代える量やタイミングはとても大事です。
間隔は一週間に一度、3分の1~4分の1程度の水を換えるというのが目安になります。一度に大量に換水するのは避けます。魚や水草(特にクリプトコリネ類)に負担が大きいからです。水換えの際には、なるべく底のほうのゴミや枯葉などと一緒に水を排出します
新たに加える水は忘れずに塩素を中和しましょう
初心者の方は上記の1週間に一度をまず守ってみてください
あんまり頻繁に水を変えるのも植物にとっては、負担が大きいようです。
コケ取りには悩まされます。
初心者が水草水槽で一番悩まされることはコケの発生です
有茎水草が好む明るい環境下では気をつけていてもコケが生えてしまうケースがあります
水槽の前面のガラスなどは歯ブラシなど小型で使いやすいものを使ってきれいにしましょう
水草に生えてしまったものは無理に取らず、エビや貝の力を借ります
気を付けていても生えてしまうのがコケ。きれいにお掃除したいのですが、無理にとるのも大変です。
水槽に広がる水生植物の世界は、心が癒される美しい緑の世界です。魚も植物も、自然の風景に溶け込んでとても自由に生活しているようにみえます。アクアリウムを始めると、今までとは違う新しい世界が開けてきます。アクアリムを始めてみませんか?その奥深さにきっと、とりこになるでしょう。
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