2016/07/03
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モダン、エレガント、などたくさんのインテリアテイストがありますが、最近人気が高いのは北欧家具でまとめられた北欧インテリア。なんとなく憧れるけど、北欧ってどこ?どんな家具を買えばいいの?という方に、北欧家具が買えるお店やインテリアのポイントをご紹介します☆
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スウェーデン・ デンマーク・グリーンランド・フェロー諸島・ノルウェー
フィンランド・オーランド諸島・アイスランド
の五か国三地域が北欧諸国とされています。
森や湖などが多く、豊かな自然に囲まれている北欧諸国。
海外旅行でも人気が高く、日本からの観光客も多い地域です。
ムーミンの産みの親である「トーベ・ヤンソン」は北欧フィンランド出身。
フィンランドのどこかにあるムーミン谷を舞台にしたお話です。
ムーミントロール、ムーミンパパ、ムーミンママ、ちびのミイ、スナフキン、など
魅力的な登場人物がたくさんでてきます。
日本でもムーミンカフェやムーミンショップなどがあり、大人気です。
北欧を語るには欠かせないキャラクターですね。
こちらもムーミンと同じフィンランドのヘルシンキが舞台となった映画です。
主人公がヘルシンキで【かもめ食堂】という食堂を営んでおり
かもめ食堂で巻き起こる様々な人間ドラマが人気を呼びました。
映画中にでてくるおにぎりが美味しそうなことと言ったら…!
映画中にたくさんの北欧の風景や、北欧家具が使われていて
フィンランドを旅しているような映画です。
北欧家具のデザイナーと言えば、ハンス・ウェグナーとアルネ・ヤコブセンの2人が
有名ですね。どちらもデンマーク生まれの巨匠です。
2人の有名な作品から北欧家具とはどんなものなのかご紹介します。
ハンス・J・ウェグナー/Yチェア(ワイチェア)
ハンス・J・ウェグナー
1914年 デンマーク トゥナー生まれ
13歳のころから家具職人の下で修業を積み、17歳のころ指物師の
マイスターの資格を取得。20歳のころまで家具職人の下で修行を積みました。
生涯でデザインした椅子は500種類以上にのぼり、
ニューヨーク近代美術館をはじめ多くの場所でコレクションされています。
背を支える支柱がYの字であることから名づけられました。
ゆったりした座面の奥行きと背から肘まで緩やかに回り込むようなラインの肘掛けが特徴で、ダイニングでもくつろげるチェアとして、世代を超えて多くの人々に愛され続けています。
デザインの元となったものは、中国・明の時代の椅子だそう。
1950年に発売され、「世界で最も売れた椅子」として日本での人気も高く
建築家である安藤忠雄氏も自身の出世作である「住吉の長屋」にこの椅子を採用しました。
北欧風のテーブルクロスとYチェア・イームズの椅子の組み合わせが
とびきりセンスのいいダイニングテーブル。
Yチェアは存在感のあるデザインですが、他の家具とも
相性がいいですね。座る人や、お部屋のカラーコーディネートに
よって色んな椅子を組み合わせるのも素敵ですね。
アルネ・ヤコブセン/アントチェア(アリンコチェア)
アルネ・ヤコブセン
1902年 デンマーク コペンハーゲン生まれ
建築家でもあるアルネ・ヤコブセンはデンマーク銀行、ホテル、町役場など
多くの建築に携わり、国際的な賞も授与しています。
1956年に竣工したデンマーク初の高層ビルSASロイヤルホテル
(現・ラディソンブルーロイヤルホテル)では、建物だけでなく、
インテリアや照明、ドアノブ、食器など細部に至るまで監修し、
建築に関わる全てのデザインに携わる姿勢はアルネ・ヤコブセンならでは。
北欧インテリアはもちろん、モダン様式の代表的デザイナーの1人として、
今でも多くの支持があります。
アントチェアは、特徴的な背もたれのくびれは、この曲面を当時の技術で成形するために必要で、そこから「アリンコチェア(アント=アリ)」の愛称で呼ばれるようになりました。
アントチェアは、ヤコブセンが設計した社屋の食堂のための椅子であったので、テーブルの下で前脚がぶつからないようオリジナルは3本脚でした。
座り心地、スタッキング出来る機能、薄い成形合板と細いスチールアームで作られた軽さ、
など機能もさることながらアント(蟻)のように可愛らしいフォルムから
今ではカラーバリエーションも増え、ロングセラーになりました。
アントチェアのブラックを使ったコーディネート。
北欧風というと、白やナチュラル色をイメージしがちですが
組み合わせによって都会的で大人の空間を演出することも出来ます。
赤いクッションがいい差し色になっていますね。
1951年創業の北欧・フィンランドのアパレル企業であるマリメッコ。
社名のマリメッコは「小さなマリーのためのドレス」という意味だそうです。
1960年にジャクリーン・ケネディがマリメッコのドレスを着用していたことから
アメリカでの知名度が急上昇しました。
マリメッコの生地を使ったファブリックパネルです。
市販のファブリックパネルにマリメッコの生地を貼るだけで
簡単に北欧インテリアに近づきますね。
赤やピンクの花柄がお部屋にひとつあるだけで
ぐっと華やかなインテリアになります。
リビングダイニングにあると元気がでそうですね。
マリメッコの生地を使ったカーテンが印象的なお部屋。
北欧インテリアにはアッシュウッドやナチュラルウッドの家具が
とてもよく合いますね。
掃出窓には白地にグリーンの葉の柄、腰窓には白地に黒の葉の柄で
模様が違いますが統一感があり、とてもおしゃれです。
北欧インテリアは自然の木や花をモチーフにしたファブリックが多いのも特徴です。
白のバーチカルブラインドでスタイリッシュで
シンプルなお部屋にマリメッコの生地で作られたクッションが
よく映えます。シンプルなお部屋にマリメッコの明るい柄が入ると
メリハリがでてお部屋に動きが生まれます。
北欧のファブリックをインテリアに取り入れたいけど難しそう…と
迷っている方は、クッションから入るのもおすすめです。
1873年にフィンランドのヘルシンキ郊外に位置する「アラビア」地区に創業された
アラビア社の食器は北欧家具ファンなら誰もが憧れる食器。
前述のかもめ食堂の映画でもおにぎりを乗せた青いお皿が印象的でした。
フルーツや植物の柄がデザインされた「パラティッシ」や
どこか和の雰囲気を思わせる「24h Avec」など
様々なデザインの食器を展開しています。
自然に恵まれたフィンランドの地で1881年に創業された「イッタラ」。
グラス・ボウル・プレート・カップなど様々な食器を展開しています。
北欧家具にぴったりなシンプルでカラフルなデザインが多く、
食器自体は厚みがあり安定感があるのが特徴。
使いやすく飽きのこない、懐かしいけど古くない、
昔から世界中の人に愛されている食器です。
アラビアのパラティッシやイッタラのグラスを配置した
テーブルコーディネート。
美味しそうな食事がますます美味しそうに見えます。
ざっくばらんに配置したアットホームな食事の風景も
北欧食器にするだけでとってもおしゃれです。
おうちで揚げたとんかつも、北欧食器にのせれば
素敵な素敵なディナーに大変身。
北欧で生まれた食器なのに、和食との相性もぴったり。
マリメッコ柄のスープカップにお味噌汁をいれても
違和感は全く感じないですね。
たまには趣向をかえて、いつものお椀ではなく、
いつものプレートではなく、こんな柄のお皿で頂く夕飯も楽しいですね。
イッタラの「カステヘルミ」を使った朝食プレート。
簡単に用意できそうな、サラダ・ヨーグルト・パンの献立ですが
北欧食器にのせるだけでカフェ気分♪
プレートの上にボウルを乗せて使用するのも
カフェの雰囲気がでていいですね。
いつものよりゆっくりできる朝食タイムにはこんなコーディネートに
挑戦してみたいですね。
IKEA
北欧家具をお手軽に買うならやっぱりIKEAですよね。
ショールームを周り、欲しい商品をメモしたあとに
商品をピックアップして、自分で組み立てます。
魅力はなんと行っても値段とお部屋を再現した家具の巨大展示スペース。
スウェーデンフードを楽しめるレストランやショップもあります。
日本には8店舗あります。お近くのIKEAはIKEAの公式サイトを
ご確認ください。
IKEAレストランで人気のミートボール
IKEAに行くとついつい食べてしまう、という方も少なくないのでは?
ポテトと甘酸っぱいリンゴンベリーのジャムが添えてあり、
北欧感満点の一品。子供から大人まで楽しめる味です。
スウェーデンフードマーケットにミートボールやリンゴンベリーのジャムも
販売されていますので、ご自宅でもスウェーデンの味を楽しむことができます。
家具を見てちょっと一息に、ミートボールやスウェーデンの味をお楽しみ下さい。
greeniche
北欧ヴィンテージを買うならココ、greenicheです。
デンマーク家具を中心にした、フィンランド・スウェーデンなどの
北欧家具をメインに販売しています。
インテリアがお好きな人に人気の高いカリモク60の正規販売店でもあります。
代官山と米子に2店舗展開していますので
公式サイトをご覧ください。オンラインストアもあります。
北欧 暮らしの道具店
2009年のオープン以来、北欧家具・北欧雑貨ファンから根強い人気がある
北欧 暮らしの道具店。国立に店舗がありましたが、2014年に閉店になり
現在はネットストアとして北欧雑貨を販売しています。
主に食器や雑貨を販売しており、公式サイトを見ているだけで
わくわくしてきます。北欧 暮らしの道具店のムック本も発売されていますので
公式サイトと一緒に是非チェックしてみてくださいね。
家具・カーテン・食器などあらゆるインテリア商品を販売している、アクタス。
こちらにも北欧の家具が多数販売されています。
シックでモダンな印象の「かっこいい」家具が多いのが特徴です。
前述のYチェアも販売されています。
北欧インテリアの中でもちょっとかっこいいインテリアを目指す方にはぴったりのお店です。
北欧家具の魅力をご紹介しました。
家具を始め、食器やファブリックに至るまで丁寧に作りこんである北欧家具。
冬の長い北欧の人たちが、家での暮らしを快適に過ごすための
工夫が随所に盛り込んであり、飽きさせません。
日々忙しく過ごしている私たちに「ゆっくりしよう」と声を掛けてくれそうな
ほっこり、ゆったりとした魅力があります。是非インテリアに取入れてみてくださいね。
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