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時計を選ぶ時、これだけは知っときたい世界の時計メーカー特集

みなさんは、時計を選ぶときどうやって選んでいますか?デザイン、機能、それとも価格?そんなとき、メーカーを知っておくと選ぶときに、ちょっと違った選び方ができますよ。メーカーを知ることで、ちょっと違った時計選びをしてみませんか?

時計の歴史

時計とは、時刻を知るための器機・道具をいいますが、そのはじめは、太陽の位置などにより時刻を知る日時計が紀元前約2,000年ごろに発明されました。日時計は、日中、太陽が昇っているときにしか利用できません。その後、時を計るものとして水時計・砂時計が、紀元前1,400年から700年ごろに発明されています。

その後は、
1583年 ガリレオ・ガリレイが振り子の周期が振幅に寄らず一定であることを発見し振り子時計を思いつきました。
1656年 振り子時計が開発された。
1654年 ゼンマイが振り子の周期が振幅と同じく振動することを発見
1675年 ゼンマイにより懐中時計が開発されました。

ここから、時刻の精度を上げる戦いが始まりました。
20世紀には、ゼンマイの代わりに電動機、水晶振動子を使ったクォーツ時計が開発され精度は向上した。クォーツ時計の場合、誤差が一か月で15秒程です。
21世紀に入るとクォーツ時計の精度の向上が望めなくなり、原子時計は2000万年に1秒くらいの狂いという高精度を持つ原子時計による時報を適当な頻度で電波によって受信し、クォーツ時計の時刻を自動修正する電波時計が開発され、現在に至ります。

時計の仕組み

時計の歴史をわかっていただいたところで、現在ある時計の仕組みの種類は、4種類に大別されます。
【機械式時計】ゼンマイを動力としているものをいいます。
【振り子時計】振り子を動力としているものをいいます。

【クォーツ式時計】クォーツを電子回路に組み入れモーターなどを動力としてるものをいいます。
【電波時計】クォーツ式時計に時報を電波で受信し時間を補正する時計をいいます。

また、構造に加え時計の表示方法の2種類がある。
【アナログ式】長針、短針を組み合わせ時刻を表す方式です。
【デジタル式】時刻を数字で表す方式です。

時計の種類

時計の仕組みが分かったところで、時計の種類を見てみましょう。日ごろ何気なくお世話になっている時計ですが、大きく分けると3つに分かれます。

置時計

置時計は、机や棚において使う時計です。飾りとしての時計もありますが、目覚まし時計で利用している人が多いと思います。

掛け時計

壁にかけて使う時計です。昔は、振り子時計で大きなものが多かったので、柱に掛けていたことから柱時計とも言っていました。田舎のおじいさん、おばあさんの家に行くと、まだあると思いますよ。

懐中時計

携帯用の時計、落ちないよう鎖で衣服に取り付けポケットに入れる。スーツなどのポケットに入れているとちょっと、オシャレです。

腕時計

時計にバンドを取り付け腕にまけるようにしたもので、懐中時計を腕に取り付けたのが始まり。今の時計メーカーのほとんどは、腕時計メーカーといっても過言ではないです。

時計メーカー

では、本題の時計メーカーを見ていきましょう。時計は、精密機械というイメージがあると思います。精密機械が得意な国に、数多くのメーカーがあります。日本も精密機械は得意ですから世界的にも認められているメーカーがあります。日本のメーカーと海外のメーカーそれぞれを見ていきましょう

国産時計メーカー

国産メーカー No.1 【SEIKO】

日本初の腕時計、世界初のクオーツウオッチを製品化したメーカーです。日本の技術力ここにありといったメーカーです。海外でも人気のブランドです。

懐中時計、高級な腕時計から壁掛け時計、目覚まし時計とあらゆる時計を製造、販売している時計の総合メーカーです。主な、腕時計のブランドは、グランドセイコー、クレドール、ガランテ、ルキア、ドルチェ&エクセーヌなどがあります。

国産メーカー No.2 【シチズン】

1918年(大正7年)に尚工舎時計研究所として創業しました。1924年(大正13年)に懐中時計「CITIZEN」を発売し、「シチズン」ブランドとなりました。「SEIKO」と並ぶ日本を代表する時計メーカーです。

腕時計のブランドとしては、アテッサ 、プロマスター 、 エクシード、クロスシー 、キーなどがある。また、懐中時計は、ポケットウォッチという名前で販売しています。

国産メーカー No.3 【CASIO】

「カシオ計算機」の社名が象徴するように、創業は機械式計算機の製造が始まり。あらゆる電子機器を開発、製造している。時計は、腕時計、掛け時計、置時計の電子時計、電波腕時計を中心に製造販売しています。

腕時計では、耐衝撃性能があるG-SHOCKが、世界的に有名です。女性向けにサブブランドBaby-Gもあります。その他、PROTREK、OCEANUS、EDIFICE、SHEEN 、wave ceptor などがあります。

国産メーカー No.4 【オリエント時計】

1950年(昭和25年)多摩計器株式会社として設立、1951年(昭和26年)社名を変更し、オリエント時計株式会社になる。2009年(平成21年)に、セイコーエプソン株式会社の完全子会社となりました。

腕時計には、ロイヤルオリエント、 オリエントスター 、エムフォース、ワールドステージコレクション、スピードテック、スタイリッシュアンドスマート、ネオセブンティーズ、イオ、ユー、 オリエントなど多数のブランドがあります。

国産メーカー No.5 【シャルルホーゲル】

大阪市に本社を置く株式会社ティ・エヌ・ノムラが製造販売する時計のブランドである。主力製品は腕時計で男性向けのものがおもである。ただ、女性がしてもかっこよく見えるでデザインの時計です。

Sports、Original、Business、Limited editionなどのモデルがあります。時計のデザインも洗練られてチタンやセラミック、ステンレス等の素材を用いているが、価格は、リーズナブルです。

海外時計メーカー

次は、海外に目を移してみましょう。海外は、やはり、スイスが一番、時計メーカーが多いです。ただ、腕時計が中心です。

海外メーカー【スイス】

スイスの時計メーカーは、ROLEXに代表されるように、時計技術の粋を集めたメーカーがが多くあります。

スイスのおもな時計メーカーは、数多く、インターナショナル・ウォッチ・カンパニー、ヴィンセント・カラブレーゼ、ウェンガー、ウォルサム、ウブロ、エベル、オーデマ・ピゲ、オメガ、オリス、クロノスイス、ピエール・ジャケ・ドロー、シュワルツ・エチエンヌ、ショパール、ジラール・ペルゴ、スウォッチ、スウォッチ・グループ、ゼニス 、ゼノ・ウォッチ、タグ・ホイヤー、ティソ、テクノス、、ブライトリング、フランク・ミュラー、ブランパン、ブレゲ 、ミドー、ラドー、リュージュ 、ロレックス、ロンジンなどがありますが、まだ、一部です。

海外メーカー【アメリカ】

アメリカの時計メーカーは、エルジン、ハミルトンに代表されるように、アメリカの時計業界の衰退によってメーカーとしての実態がなくなっている。スイスのメーカーに吸収合併されたり、商標権を譲っているところもあり事実上、アメリカの時計メーカーはなくなっているといってよいでしょう。

アメリカの時計メーカーは、インビクタ 、ウィットナー、ウォルサム、エルジン、オークリー、スカーゲン・デンマーク、スパータス、タイメックス、ニクソン 、ハミルトン 、ハワード 、ブローバ、ボール 、ルミノックスなどがあります。なお、ウォルサムは、日本の宝飾品メーカー、平和堂貿易の100パーセント子会社である。

海外メーカー【フランス】

フランスの時計メーカーは、アラン・シルベスタイン、オブレイ、カルティエ、ヴィアネイ・ハルター、アブラアム=ルイ・ブレゲ、ピエール・ル・ロワなどがある。時計職人、宝飾品ブランドが立ち上げた時計メーカーが多いです。

【アラン・シルベスタイン】は、時計デザイナー、全て限定モデルで年間に2000本しか生産しない。同じものは、一つとない。日本の販売代理店はモントレ・ソルマーレです。

海外メーカー【イタリア】

イタリアの時計メーカーは、AB AETERNO、オフィチーネ・パネライ、ブルガリなどがあります。

【AB AETERNO(アバタルノ)】は、環境に優しい時計作りによる「環境保全」をコンセプトにし、木製オーガニック腕時計を製造している。ムーブメントは、スイス製を採用している。

海外メーカー【フィンランド】

フィンランドの時計メーカー【スント】、最初の製品はコンパスで、他にダイビングなどのスポーツ用や軍用の計測機器、心拍計などの機能を持つ多機能型腕時計を生産しています。

まとめ

いかがでした。世界の時計メーカー特集、まだ、ご紹介しきれないメーカーが、まだまだ、たくさんあります。これをきっかけにご自分の好きな時計メーカーを見つけてください。

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