家具を買うならどこの店舗がいいかな?おしゃれなショップをチェック
2016/05/16
niji-iro-rainbow
上質な作りとおしゃれなデザイン、温かみのある色合いや質感など世代を超えて多くの人に人気のあるアンティーク家具。インテリア全体やワンポイントにアンティーク家具を取り入れている方も多いですよね。そんな憧れの古き良きアンティーク家具の魅力をお伝えします。
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古き良きアンティークと言われるように、現在では使われていない様な上質な素材やデザイン、職人による細かい装飾、そして年月の経った独特な色合いなどアンティーク家具には一言では言い表せない魅力が家具一つ一つにあります。
アンティーク家具の魅力とは、使い込んだ味のある風合い、一点一点手作りであるということ、デザイン彫刻の素晴らしさや、天然素材だけで塗られた塗装の色合いだと思います。
日本では人が使っていたものを嫌がったり、壊れてしまえばすぐに捨ててしまうといった傾向がありますが、イギリスなどでは古いものを修理しながら長く大事に使う文化が脈々と受け継がれています。
古くから伝わるアンティーク家具、壊れたら捨てるではなく修理して使いこんで、また修理してを繰り返し長い年月を越えてその使いこまれた傷一つにも味わいのある、世界に一つの家具になっていくんですね。
何十年もの時を経て、今もなお実用に耐えうる品質を保っているということは、作りがとてもしっかりしているということです。当時の職人さんの優れた技術や意匠が、現代まで使い続けられる家具を生み出したのです。
アンティーク家具や高級楽器などで使われていたマホガニー、艶やかな木肌と美しい赤褐色が特徴でその美しさは年代物になればなるほど深みが出てくるのが魅力です。
かつてマホガニーは高級ということで資金目当てに激しい乱伐がありその結果、この木の資源をほぼ使い果たすことになり希少となりました。
現在、植林していますが昔のマホガニーとは質が全く異なるといいます。そのため古くからあるマホガニーを使ったアンティーク家具は大変貴重であり魅力だということです。
日本でいうナラ材のことですが、ヨーロッパや北アメリカでは古くから家具やフローリングなどに使われていました。
機材の中でも堅く彫り物などに向いている素材で、左の画像のような職人による細かく美しい彫り物のアンティーク家具が多いのが特徴です。
また、オークはその木目も美しく虎斑(とらふ)と呼ばれる虎の斑紋のような模様が現れることもあるそうです。
ローズウッドはヤニを多く含むため虫害や耐候性がって腐敗せず長持ちするのが特徴で古くから世界各国で家具に使用されています。
マホガニー同様古くに乱獲され希少となったローズウッド。アンティーク家具でもローズウッドのものは大変貴重でお値段も高いですね。新鮮な木材からはその名のごとく甘い薔薇の香りがするそうですよ。 またローズウッドの赤色と艶やかな光沢は大変美しく人気があります。
アンティーク家具でよく使われているウォールナットとは「クルミ」のこと、木質は重硬で衝撃に強く、強度と粘りがあるそうです。樹径が小さく表面に近いところは白い為、アンティーク家具で使われているような濃い茶色の部分が限られている事から高級と言われています。
その濃い茶色が落ち着いた家具の色として「ウォールナット色」と言われ、家具の塗料として使われることも多いですね。ウォールナット材としては適度の油分を含んでいるので、ツヤがあり、使い込んでいくことで味のある風合いになっていくのも魅力です。
なかなか値段が高く手の出ないアンティーク家具、お気に入りの椅子から探してみてはどうでしょうか。大好きなアンティークの椅子に座って読書やお茶など楽しみたいですね。
1870年代 英国 ローズウッド&レザーチェア
アンティークな色合いもそうですがレザーの状態が素晴らしいですね。破れたりパリパリになっていたりするものもあるので。とても大事に使われていたのでしょうね。
1890年代 イギリス ベントウッドロッキングチェア
なめらかな曲線が特徴のチェアですが、木材を削りだして曲線にしているわけではありません。ベントウッドチェアは蒸気で柔らかくした木材を型枠に入れて成型しているそうです。美しい木のラインがなんともいいですよね。アンティーク家具として大変希少価値の高いものです。
1910年 フランス ウォールナット
ウォールナット材の手摺のデザインがいいですね。こういったアンティークの椅子が玄関にあるととてもゴージャスで来客時に目を引きます。
リビングや寝室、いろいろな部屋に置きたいチェスト、アンティークならではの猫脚が人気のようです。華やかな彫刻のあるものや美しいデザインの金具がついたものなど見ているだけでため息が出ちゃいますね。
1920年代 イギリス マホガニー材
楽譜入れとして造られたもののようです。アンティークならではの深みのある色合いが素敵ですね。私なら書類や小物入れに使いますね。
楽譜を入れるということで取っ手を引くと引出しはこのような前面がオープンになる凝ったつくりでした。アンティークでこういう変化のあるものはおもしろいですね。
1920年頃 フランス オーク材
明るめの色合いですね。彫刻も素敵ですが木目も虎斑(とらふ)が出ておりとても美しいアンティーク家具ですね。
1920年代 フランス オーク
アンティークのキャビネット、彫刻のデザインが素敵ですね。細かい部分まで丁寧に作られていて高級感があります。上段は装飾かと思いましたがよく見ると取っ手がついていて引出しになっているんですね。下は前面に開く扉で使い勝手もよさそうです。
1900年代 イギリス エドワーディアンチェスト
エドワーディアンとは?
1901年にヴィクトリア女王が死去し、1902年に60歳のエドワード7世が即位 しました。 このエドワード7世の即位から、第一次大戦が終わるぐらいまでのイギリスを「エドワーディアン期」と呼んでいるそうです。この頃のアンティーク家具は華やかだったヴィクトリアンと比べ、繊細で洗練されたすっきりしたものが多いそうです。
1910年頃 イギリス オーク
彫刻が美しいアンティーク家具。こちらはコンソールテーブルです、職人の細かい作業が光りますよね。引出しもついておりちょっとした小物を入れておけます
1910年頃 フランス オーク
ダイニングテーブルということですが装飾が細かくて素敵ですね。アンティーク家具の渋みというか色合いが味があっていいですね。
天板のコーナーには獅子でしょうか、彫刻が細かいですね~いったいどんな家庭で使われていた家具なんでしょうか、気になります。
1930年代 オーク ドローリーフテーブル
アンティーク家具ではよく見るツイストレッグが素敵なテーブルですね。オークの虎斑の木目もきれいで艶もいいですね。
天板を引き延ばすことができます。来客時や結婚して子供が出来て広く使って子供が巣立ってまた戻す。いいですね~アンティーク家具は良いものですので長く使いたいですね。
アンティーク家具の魅力、形やデザイン一つをとってもその中に物語があるような気がしませんか?職人さんの繊細な技と丁寧な仕事が年月をかけてその良さを引き立てています。また、木材の持つ性質とやあたたかみがたくさんの人の手を伝わって独特な風合いになっていて素晴らしいなと思いました。皆さんもぜひアンティーク家具に触れてみてくださいね。
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