記事ID55230のサムネイル画像

    秒刻みで動く人もそうじゃない人も。時計について、改めて考えよう

    文字通り時間を図る時計ですが、実にさまざまな形がありますね。「時間と分が分かればいい」方もいれば、「秒単位で知りたい」方も。しかし、ほんの数秒でも間をおいて、色々な形の時計や時間について少し考えてみませんか?少なくとも、ある種のリフレッシュにはなるかも?

    超アナログな日時計

    太古の昔、人は日時計なるものを使っていました。みかけ上の太陽の移動する位置が同じであるため、「影の傾きとか向きで今なんどきか分かるんじゃないか?」なんて思ったのか、日時計は生まれました。その頃は「大体の時間」が分かればよかったんでしょう、「分」だの「秒」だなんて概念は生まれていなかったはずです。

    古代シュメール人により、1日を12時間で2組にするという概念が生まれた。彼らがオベリスクの影を見て日時計の概念が誕生したと言われている。

    出典:https://ja.wikipedia.org

    復元されたという日時計です。秒までは兎も角、時間や分は分かるようになっています。まさしく先人の知恵ですね。

    こんな形の日時計も。意外といろんな形があるんですね。地面に棒を突き立てて、「はい、日時計完成」て感じだと思ってたんですが。

    ベルギーにある「精密な日時計」だそうです。よく見ると、表面に何かいろいろ刻んでありますね。しかしデザインがおしゃれです。

    日本の古代の時計

    奈良時代

    奈良時代の「時計」です。水を使うため、「水時計」、もしくは「漏刻」とも言うそうです。いやよく考えたもんです。

    平安時代

    平安時代も似たような方法をとっていようです。鐘つき係りは時計と言うより、時計係ですね。「そんなんで正確な時間が分かるか」とは、かの紫式部の言葉。前置きはこのくらいにして、「分」や「秒」の概念ある現代の時計についてみていきましょう。

    「うるう秒」

    2016年はうるう年ですが、昨年は「うるう秒」というものが話題になりましたね。

    1972年協定世界時(以下UTC)により制定開始された。地球の自転、その角度や速度や「実は一定では」なく、その誤差修正のため「うるう秒」が設けられることに。もっとも最近のもの(2016年1月時点)では、2015年7月1日に「うるう秒」が行われた。

    出典:https://ja.wikipedia.org

    つまりうるう年のさらに細かいバージョンですね。

    「60秒」と表示される瞬間を狙っていた方も多くいたようです。アナログ時計の時はどうしたんだろう・・・電波時計ならどうにか修正できそうですが。

    うるう秒の瞬間

    皆で電光時計版の前でスタンバってます。気持ちは分かります。「あと少し!」とか「終わったよ」とか教えてくれるとは・・・。ほんの1秒でも、そのためにかける情熱は熱いものがありますね。

    デジタル時計の「秒」の変わり方

    デジタル時計の中には、秒まで知らせてくれるものがありますが、その変り方は千差万別です。

    パタパタ時計

    秒の所が素早くくるんと回って時間が変わります。ちょっとせわしないですが、健気な感じがして、変に感情移入しちゃいそうです。

    ゆっくり、5秒ごと

    70年代発売の時計。中で回転しているのか、新しい数字が下りてくるのですが、何故か5秒ずつ。降りるのがゆっくりだから、5秒かかるということなんでしょうか。逆に秒の機能いらない気もしますが。

    ちょっと変わったデジタル時計アプリ

    年から秒まで教えてくれる時計です。親切でスタイリッシュです。色はずっとこのままなのか、時々変わるのか・・・できれば月ごとでも変わってほしいですね。

    秒数くわえた羊が飛んでくる、なんていうアプリもあったりします。ちょっとせわしない気もしますが、かわいい上に遊び心合があってっていいですね。

    こちらのアプリでは、秒が転がってきます。ちょっと鬱陶しい気も・・・これはこれで、発想の転換でしょうか?

    「トキスケ」より。秒だけでなく、時間が変わるごとにブロックが分解するんでしょうね。見てて飽きなさそうです。

    「秒針」を持つアナログ時計

    さて、アナログ時計。秒針が連続して優雅に動くものと、チク、タク、、とわざわざ教えてくれるものがありますが・・・。

    チクタク時計

    チクタク時計の効果音

    秒針の音とピー音が鳴っています。ものにもよるでしょうが、何か安心すると言えば安心しますね、アナログ時計の秒針の音って。

    こういうレトロチックな時計の場合は連続秒針じゃない方がいいかもしれません。この動画では音しませんが。

    からくり時計

    チクタク型のからくり時計。遊び心満載といった感じです。こういうの、一つくらいほしいかも。「時間が分かればいい」ってものでもないですよね?

    「文字盤バラバラ!?」基本的には普通の時計ですので、ご安心を。新しい時間になった際には戸が出てくる鳩時計のバラバラ版といったところでしょうか・・・ってよく見たらピッタリの時間じゃないですね・・・。

    連続秒針時計

    こちらは連続秒針の時計。モダンなデザインの時計に多いですね、連続秒針。「大きなのっぽの古時計」に出てくるような、立派なアンティーク調の時計にはチクタク音が似合うってことなんでしょうか。

    自動で秒針が止まる時計

    「秒針止める?何でまたそんな機能を・・・」と思ったら時刻合わせのためでしたか・・・丁寧なご説明に痛み入る思いです。

    時間とは・・・?

    江戸末期の西洋及びそれまでの「時計」早見表。江戸時代まで、時間は「子の刻」だの、「午の刻」だのと呼ばれていました。

    「今の人間は時計に縛られている」と何かで読んだ気がします。現に、秒刻みで仕事をしておられる方も大勢います。いいとか悪いとかではなく、ちょっと立ち止まる「時間」があっても許されるのではないか、とふと思った次第です。

    横になってるんじゃなくて、これが「正しい状態」の時計です。「からくり時計」と言うからには、これがゆっくりと回転とするんでしょうか・・・と思うのも固定観念?

    関連する記事

    この記事に関する記事

    TOPへ