2016/05/10
crowd860
2016/10/08 更新
ハンモックでのんびりお昼寝…憧れますね。実はハンモックの作り方は意外と簡単なんです。屋外用だけではなく、屋内用でソファがわりに、また子どもの遊び場にも使えるんです。そんなゆったりタイムを手にすることができるハンモックの作り方をご紹介します。
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憧れのハンモックの作りたい…!でも作業にとりかかる前に、どんなハンモックにするか決めなければいけませんね。実はハンモックにも形や材質の種類が様々あるんです。
ハンモックの形は両端を木や柱などに結び付けてベッドのように寝転んで使うタイプのイメージが強いと思いますが、椅子のように座ってくつろぐチェアハンモックというものもあります。
ハンモックの素材は大きく分けて布タイプとネットタイプに分かれており、作り方はまったく違います。布タイプはコットンが主流ですが、パラシュート地をつかったものも販売されています。ネットタイプはコットンの糸やロープを編んで作られています。
そこでまずは、布タイプのハンモックの作り方をご紹介します。
手作りハンモックなら、やはりミシンに慣れてなくても縫いやすいコットンがおすすめです。また厚手のタオルとかカーテン生地でもおすすめです。ポイントは「丈夫な布」を選ぶことです。
布の他に必要なのが
・150cm幅の丈夫な布4m
・太さ6mmのナイロンロープ12m
・カラビナ2個
です。
ナイロンロープとカラビナは登山用品店、アウトドア用品店、またはそれらを扱うホームセンターで手に入ります。または船舶用のロープが軽くて丈夫でハンモック用にも良いそうです。
それでは布タイプのハンモックの作り方をご説明します。意外と簡単で時間もかからないので、もう一つ作ろうかな、と思ってしまうかもしれません。
作り方1
まずロープを1m×2本、5m×2本、計4本に切り分けておきます。
作り方2
布の長い辺の両側を三つ折りしてミシンで縫います。次に短い辺の両側を端から25~30cmのところで折り、2枚重ねになっているところが半分になるように折って、筒状にします。端にはレザーループをとりつけます。
作り方3
先程カットした5mのロープをそれぞれのレザーループに通します。
作り方4
1mのロープを木に巻きつけて固定します。ハンモック本体に通したナイロンロープと、木に固定したロープをカラビナでつないで出来上がりです。
ネットタイプのハンモックは布タイプよりは手間がかかりますが、自作してる方もたくさんいらっしゃいます。ほとんどロープだけで作ったり、金具や木を使う作り方など様々です。
ロープの材質も100均のナイロンロープや綿のロープを使ったり、船舶用のロープだったり、中には荷造り用のスズランテープで作るという大胆な方も。
どこで使うか、どれくらいの耐久性を求めるのか、使い心地にはどれくらいこだわるか、といった自分の条件に照らし合わせて選択すれば、納得のいくハンモックができます。
材料は
・木の棒85㎝2本
・太さ3mm長さ9mのロープ9本(ハンモック本体用)
・太さ6mm長さ8mのロープ1本(ハンモックの外周用)
・太さ6mm長さ3mのロープ2本(ハンモックを木に固定する)
・ロープを編むための編み針
・網目を揃えるために使うゲージ
です。
ハンモック専用の編み針はなかなか手に入りませんが、ホームセンターなどで売っている「網針」が役に立ちます。ボール紙で手作りする方法もあります。
それではネットタイプのハンモックの作り方を見てみましょう。
作り方1
3mmX10mのロープを、端の長さが50cmほどずれるように2つ折りにします。ロープの片側に赤いマジックで印をつけ、もう片方に黒で印をつけます。これが結び目の目印になります。これを10本繰り返します。
作り方2
10本出来上がったところで結び始めます。まずは、ひたすら本結びで交互に結んでいきます。
この時端から1,2,3,4と番号を打っておくと、結ぶ時に間違えなくて済みます。1と2、3と4、5と6…19と20と結んだら、次は2と3、4と5、6と7…18と19。そして、また次は1と2、3と4、5と6…と繰り返していきます。
作り方3
結び終わったら、最後の結び目からそれぞれが同じ長さになるように、ダブルフィッシャーマンズノットでループ状に結びます。
作り方4
あとは、5mmX5mのロープの両端にループを2重8の字結びで作って、ネットの両端に通します。
作り方5
全てのループを纏めて縛れば完成です。
一本のロープで編む方法
carz.さんとは違う、1本のロープで全体を編んでいく方法です。こちらもハンモックの編み方がわかりやすく紹介されています。
手元がわかりやすい
こちらはネットを編む手の動きがとてもわかりやすい動画です。全体は見えていなくても、糸の扱い方がよくわかるように撮影されています。ゲージを手にすいすい編んでいく手元の様子が、心地よささえ感じられる動画です。こんなに手早く作業出来たら、大きなハンモックもあっという間に出来上がりますね。
メキシカンハンモック
こちらは今までご紹介したネットタイプのハンモックとは違った編み方です。メキシカンハンモックといって細かいネット状のハンモックです。英語ですが手元がよくわかる動画なので、本格的なハンモックを作ってみたい方におすすめです。
思い入れたっぷりに仕上げたハンモックですから、もちろん吊るして楽しみたいですね。大人の体重で使うためには、やはりきちんと吊るさなくては気持ちよく使えませんし、危険なこともあります。家で、外でハンモックを快適に吊るす方法もご紹介します。
キャンプ場や公園などでハンモックを吊るす方法です。ハンモックを吊るす木は240cm~350cmくらい離れているのがおすすめです。
ハンモックを吊るすロープをかける高さは170cm~200cmくらいで、両側のフックが同じ高さになるようにロープで調節します。目安はハンモックの一番低い真ん中が、お尻の少し下くらいになるようにするといいです。
部屋の中でハンモックを楽しむには、いくつかの方法があります。木造の家ならば、梁に直接ロープを掛けたり、梁や柱に金具を取り付けてハンモックを吊るすことができます。
でも賃貸だったり、石膏ボードの壁に囲まれていたら、簡単にフックを取り付けてしまうわけにもいきませんね。そういう場合にもハンモックが吊るせる方法をご紹介します。
そんな場合には、長い板を壁に沿わせて突っ張り棒で固定します。突っ張り棒は物干用の耐重量50kg以上のものを使用してください。板に金具を取り付ければ、壁に穴をあけずにハンモックを吊るすことができます。
ハンモックを吊るす条件がそろわない場合には、ハンモックスタンドという便利なものがあります。ハンモックスタンドを使えば適当な木が生えていなくても、家に傷を付けなくても、快適なハンモックライフが楽しめます。
毎日家事や仕事に追われていると、一日が猛スピードで過ぎていく気がしますね。ハンモックにゆったりと横になって、時間の流れを緩めてみませんか?リフレッシュ空間を作るために、ちょっぴり手をかけてハンモックを作ってみてください。
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