可愛い! 簡単♪ 手づくりできるすてきな飾り、タッセルの作り方
タッセルとはショールなどの縁につける房飾りのことです。一見作り方が難しそうにみえますが、実は意外と簡単で、糸があればすぐできてしまいます。バッグのチャームやアクセサリー、キーリングなど様々に使えるタッセルの作り方を覚えてみませんか?
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カーテンを留めておくタッセル、進化して房飾りを様々な小物にアレンジする楽しみがあります。買うとなると値段も気になりますが、基本の作り方では刺繍糸で簡単に出来上がります。タッセルを作って、オリジナルのアクセサリーやストラップを作ってみませんか?
これは昔ながらの使い方です。カーテンを束ねるフックやヒモは、正式にはタッセルといいます。房と同じ名前なんですね。
タッセルの作り方は本当に簡単。用意するのはハサミと針、厚紙、そして糸だけです。糸は刺繍糸、縫い糸、ミシン糸、毛糸、ほぼ何でも、結ぶことが出来ればOK。細く切った革やスエード、裂いた布なんかでも作れますよ。
タッセルの基本的な作り方のポイント
ここではタッセルの作り方を画像で説明します。25番の刺繍糸を使いました。5.5cm×2cmの厚紙に5回刺繍糸を巻きます。
刺繍糸を厚紙から抜き、真ん中を10cmに切った別の刺繍糸でしっかり固結びします。結んだ位置で2つ折りすると、タッセルの原型ができます。
もう1本刺繍糸を10cmに切り、タッセルの結び目の5mm下をぐるぐる巻きにして強く固結びします。その糸の両端は針に通して、糸束の中に刺してまぎれこませます。
タッセルの下の、糸が輪になった部分を切り離します。まだ房がボサボサですが、気にしなくても後できれいにそろえられます。
望みの房の長さに切った紙をタッセルにできるだけきっちり巻きつけて、はみ出た糸を切り落とします。こうすると房がきれいにそろいます。
ご紹介した作り方は、厚紙のサイズを、作りたいタッセルのサイズに調整すればいいだけで簡単に大小様々なサイズのタッセルが作れます。
タッセルの基本的な作り方のコツ
最後に房の長さを揃える必要がありますので、完成したタッセルのサイズは厚紙の縦の長さの二分の一のサイズよりやや小さめになります。その分のサイズを見込んだうえで、少し長めに厚紙を用意しましょう。
輪に巻いた刺繍糸を半分にする時の糸は、タッセルの下げる部分になります。しっかりきつく巻き付けてほどれてこないようにしましょう。
簡単にできるタッセルの作り方の動画
二つ折りにする糸の結び方と、房の根本を巻き込んでいる糸のポイントが解りやすく動画で紹介されています。糸の色を変えているので、結んだ残りの部分の糸の巻き込み処理の仕方は丁寧ですが、同じ色なら房と一緒に巻き込んで長さを整えればさらに簡単です。
針を使わずカンタン刺しゅう糸1束で作るタッセル
こちらの作り方はさらに簡単。針を持っていなくても作れます! 刺繍糸もわざわざほどく必要がなく、丸のまま使っていますよ。楽々ですね。
二つ折りにしない作り方
短い丈のタッセルを作るのに、二つ折りにして結ぶと結んだ部分が少し不安定になります。イヤリングやピアスなどであまり房を長くしないで作りたい、そんな時は輪にした部分にまとめる糸を通す方法が向いています。
これは面白い発想の、ミニ・タッセルの作り方です。フォークのすき間に糸を通して結べば、小さい糸の束を二つ折りにする難しさがなくて楽ですね。
動画で二つ折りにしない作り方を確認しましょう
【貴和レシピ】簡単なタッセルの作り方
実際にタッセルを作っているところを見るのが、一番わかりやすいと思います。きちんと基本を抑えた作り方が、よくわかります。
このタッセルの作り方は、真ん中でひもを結んだ後、左右の束を2つずつに分けて、追いかけるように通していく形にしています。タッセルの頭の部分がはなやかになりますね。
タッセルの材料は刺繍糸以外にも、毛糸やコード状のアクリル紐、縫い糸やレース糸、革などひも状のもので楽しめます。また、紐も状でなくても短冊にカットできるものならタッセルにできるものもあります。
革のタッセルは上品で革のバッグや手帳、身につかる革製品とアレンジすると一層コーディネートが楽しめます。タッセルの作り方には糸状になっていない素材でもできる方法があります。
・革の上の部分を残し、下の部分を短冊状にカットします。
・一番端に取っ手のパーツをボンドで固定します。
・短冊状の上の部分にボンドを付けて、折りたたんでいきます。
・曲がらないように、真っすぐ取っ手の反対方向へ巻き込んでいきます。
・ボンドが乾いたら、接着した部分に目打ちで2ヶ所穴を開けます。
・穴を糸で結びます。(写真はボタンで飾った一例です)
・結んだ部分にさらに少しボンドを付けて落ち着かせます。
革のバッグと同素材や、同じ色でコーディネートさせるとおしゃれです
少量の半端な革がワゴンセールなどで手に入る時は、持っている靴やバッグに合わせて大人買いしておくとたくさんアレンジができます。
小さなタッセルで携帯ストラップもおしゃれです。
木綿糸で作るとしっかりしたタッセルになり、絹糸での作り方だとつやが出て、手ざわりがなめらかです。またレーヨンの糸で作ると軽くてサラサラと軟らかく、風にそよぐのがピアスにぴったりで優美です。
コットンパールのついたタッセル飾り|着物の髪飾り
¥520(税別)
下げひもにコットン・パールを通してかんざしにした作り方です。他にもビーズやリボンで飾れば、タッセルはいろんな表情を持った素敵なアクセサリーに変身します。
百均で買ったレース糸で作ったタッセルでも、色を混ぜて使ったり巻く糸を絹やテープにすれば、センスのいいピアスになります。服に合わせてかわいいピアスがいっぱい作れそう。
革といっても、作り方は基本と変わりません。ここでは頭の部分をもう一度縛る代わりに、金属のキャップをかぶせてみました。シャープな印象で、バッグの飾りによく似合います。
レシピNo.g400 タッセル付きカラビナバッグチャーム
¥1,500(税別)
材料
・シルキーパール 3 個
・アクリルパーツ ガーリーモチーフ リボン 1 個
・キーホルダー カラビナ 丸 ゴールド1 個
・キーホルダー キーフック ゴールド1 個
・9ピン ゴールド3 本
・丸カン ゴールド3 個
・デザイン丸カン ツイスト3 個
・合成ヒモ ポリウレタン 315cm
・多目的クラフトボンド※接着剤はキットに含まれてません。
このタッセルの作り方も、キャップをかぶせています。革やスエードだけでなく、フェルトを細く切って作ってもよさそうですね。
<必要なもの>
・スエードフリンジ13㎝幅17㎝
・チェーンコード30㎝
・タッセル用金具1個
・両面テープ7~8㎜巾、またはボンド
・はさみ、ペンチ
スエードフリンジの裏面が上にくるように置きます。
縫代(切り込みの入っていない部分)の両側の角に両面テープを貼ります。
スエードフリンジのスイング部分(切り込みが入っている部分)が、左側(もしくは右側)に
来るように向きを変えます。
フリンジを巻いていくときに、巻きやすい向きに変えてください。
手前の両面テープをはがし、玉結びしたチェーンコードを
フリンジの手前に来るように置きます。
※チェーンの置き方は、1本目のフリンジをよけ、
2本目、3本目のフリンジの上に置くようにします。
※チェーンの玉結び部分は結び目を少しずらし、
切り込みにかかるように置くと抜けにくくなります。
よけておいた1本目のフリンジをチェーンにかぶせ、手前からクルクルと巻いていきます。
※少しきつめに巻いた方が仕上がりがきれいです
※フリンジがずれてきて巻きづらい時は、
縫代の両端以外の場所にも両面テープを貼ってください。
最後まで巻き終わったら、縫代部分にタッセル用金具をはめて取れないように
ペンチでしっかり締めて完成です!
コード状のアクリルの紐で作ったタッセルです。付け根に豪華な装飾用のパーツを差し込んでいます。インテリアとして飾るってもいいですし、着物の帯に挟んで帯飾りとして使ってもおしゃれです。
この作り方は、毛糸で編んだキャップをかぶせ、ビーズを通して、下げひもも小さなビーズで飾ったものです。色がクリスマスぽくって、かわいくなりました。
作り方は、布を細く切って糸と同じようにまとめたものです。アクセサリーやお部屋の飾りつけに力を発揮しそうですね。
【DIY】みんなの手作り"タッセル"がクオリティ高くてかわいい。
最後に、手作り大好きな方々が作ったすばらしいタッセルの数々を見てください。すごく参考になるし楽しい!
こちらは糸をたくさん使って幅を広げ、リボンやチェーンで飾ってブローチやチャームにできるようにした作り方。タッセルというより小さなお人形のようです。
これはかわいいキーチェーンの作り方。タッセルはやわらかく広がって形が自由になるので、大きめでも持ち運びに便利です。
普通のタッセルなのに、並べ方を変えただけでこんなにおしゃれなネックレスになりました。イヤリングやピアスをお揃いで作ったら、立派なパーティー用になりそう。
フリンジ・タッセル EQUINOX 2色 1M タッセル切り売り
¥2,057(税込)
ブレードにタッセルを並べて下げています。このブレードをカーテンやクッションにつけると、豪華なものになりますよ。
ファスナー飾りとしてバッグにつけたタッセル。模様の糸と色を合わせて、とてもキュートです。リュックサックやナップザック、トートバッグにつけても人目を引いて、すてきなアクセになること間違いなし!
さまざまな素材の糸を巻いて結ぶ、単純な作り方のタッセルいかがでしたか。それなのにちょっとした工夫でこんなにいろいろ応用ができます。簡単で楽しいタッセルの作り方を、ぜひ試してみてください。