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    簡単に作れてとっても楽しい! 手作りのはんこを作成しよう♪

    デジタルな世の中ですが、年賀状に差出人作成の版画が押してあったら、その温かみにほのぼのします。お子さんのネーム付けにも、手作りのはんこがかわいくついていたら愛情が伝わってきますよね。ひとあじ違うはんこを作成して時間節約。そして手作りの楽しさを味わいましょう。

    手作りはんこの楽しみ

    何かかわいいマークやロゴを作って、ノートなどに押したいときってありますよね。
    また、お子さんが小さいときは持ち物にたくさん名前をつけなくちゃいけません。 そういうときに便利な名前はんこがほしい!
    でも本格的にはんこを作成しようとすると大変です。
    ついめげてしまいますが、そこであきらめずに作ってみましょう、自分流のすてきなはんこを! やってみたら驚きますよ。消しゴムはんこやゴム板はんこなら、思ったよりずっと簡単で時間もかからず、おまけにあまりお金をかけずに楽しめますから。

    よく知られているのが、この消しゴムはんこ。なんといっても手軽なのがいいですね。やわらかいから彫るのにあまり力が要らないし、作成する道具もカッターナイフかデザインナイフがあれば充分です。

    そしてこちらは、ゴム板はんこ。消しゴムはんこほど知られてはいませんが、むしろ消しゴムはんこより彫りやすいと評判です。
    材質は塩化ビニル。長持ちするし、作成しやすいのが特徴です。

    消しゴムはんこ作成①材料と道具

    百均で手に入る消しゴムはんこの材料です。葉書サイズと葉書の半分サイズ。どれも表面に青い層をつけて、削った部分が見やすいように工夫されていて、仕上がりもちゃんとしています。

    作成する図を消しゴムに写すときに使うシャープペンシル。もちろんふつうの鉛筆でもできます。芯はHBよりBぐらい、少し濃いめがいいかも。

    はんこを作成する図を転写するのに、半透明のトレーシングペーパーを使います。まず鉛筆でこの紙に図を写し、裏返しにして消しゴムの上にのせ、爪や定規などで強くこすって転写します。

    こちらは百均で売っているトレーシングペーパーに糊のついたメモ用紙。消しゴムはんこに図案を転写するときに便利だそうです。なお、百均では普通のトレーシングペーパーもちゃんと売ってます。

    はんこ作成の作業をするとき、彫る面を切り落とす必要があるので、カッティングシートの上でやったほうが安全です。

    はんこを作成するとき、このデザインナイフを使う人がわりと多いようです。細かい切り込みを楽に入れられるし、細くて握りやすいからでしょう。

    彫刻刀も便利ですね。もともと彫るために作られた道具ですから。特に三角刀は、線をきれいに作成するのによく使われます。

    基本、わざわざ彫る道具を買いに行かなくても、このカッターナイフで充分に消しゴムはんこは作成できます。はんこ面を切り離すときに必要ですし。

    ねり消しは、作成したはんこについた削りかすや鉛筆の跡などを取り除くのに使います。せっかくきれいに彫ったのに、かすが残っていると美しく印刷できません。
    これが手元にない場合、台所用のクリームクレンザーで拭いても汚れは取れるそうです。

    消しゴムはんこ作成②作成の仕方

    初めての消しゴムハンコ!

    道具と材料がそろったら、さっそくやってみましょう♪ 実際に作成しているところを見るのが一番わかりやすいです。 ここではカッターを使っています。
    声が少し小さいですが、親切に教えてくれています。鉛筆で転写した図が消えないように油性ペンでなぞるのはいいですね。

    消しゴムはんこ作成③作成したはんこを刷る

    上手にできた消しゴムはんこ! でもやわらかいとそのままでは押しにくい。
    台をつけると見た目も本格的だし、ぐっと使いやすくなります。これは百均の木のブロック。はんこの大きさに合わせて切って、接着剤か両面テープでつけてください。そのとき木の上の面にはんこを押しておくのを忘れずに。

    百均にはこんな木製ブロックも売っています。円柱型もあるので、いいはんこ台になりそうです。穴が気になるなら厚紙を張ってふさいでから作成するといいですね。

    梱包用の発泡スチロールを切って使えば、作成費用がゼロ! 軽くて便利ですが、切った面がざらざらになるので、メンディングテープで巻くとおしゃれになります。上のはんこ面は別の紙に押して、貼り付けてください。

    他にもいろいろなものが、はんこ台として使えそうです。たとえば百均で売っているのり付きパネル。初めから接着剤がついているので、はんこの大きさに切ってペタンと貼れば完成!

    同じく百均にたくさんあるコルク板。厚さがいろいろあって、簡単に切れ、軽いので、はんこ台にはぴったりです。大きなはんこを作成したときにいいですね。

    そして大事なのはスタンプインク。百均にもいろんな色のインクが出まわってきましたが、やはり上等な製品のほうがはんこの模様がきれいに出ます。これは1つ600円前後。

    でも百均にも便利なスタンプインクがいろいろと置いてあります。これは布に押せるインク。スタンプ面が小さくても大丈夫です。はんこではなくスタンプ台のほうを手に持って、はんこ面を軽く叩くようにしてインクをつけていきます。

    できあがったはんこを押してみました。よくできてますね~。このぐらいの大きさだと、初心者でも15分ぐらいで作成できるそうですよ。

    美しい作品集。花や葉の部分的なはんこをいくつか作って、色や位置を変えて組み合わせるだけで、こんなに可愛くできあがりました。

    ゴム板はんこ作成①材料

    これが『はんが板』です。昔は1枚のゴムでできていたのですが、今は塩化ビニル製で、青と緑が表と裏についています。青面で彫ったほうが、はんこの図案の外側をはがしやすいそうです。ペリッとはがすときの快感がたまらないとか。
    これは150x200mm大で129円。ネットでは5枚組で300円というものもありますから、なかなかお得です。

    ゴム版はんこを作成するのに必要な道具です。ほぼ消しゴムはんこの場合と同じ。
    ・はんが板(ゴム板ともいいます)
    ・アートナイフ(デザインナイフ。百均でも売っています)
    ・はさみ
    ・トレーシングペーパー
    ・スタンプ台
    ・両面テープ(トレーシングペーパーをゴム板に止めるときに使う)
    ・台木
    ・あと、彫刻刀とピンセットがあれば便利です。

    ゴム版はんこ作成②作成の仕方

    まずトレーシングペーパーに、はんこにしたい図(この場合は「ねむい」)を書き写し、裏返してゴム板にのせて、固いもの、ここでは鉄筆でこすって転写します。

    デザインナイフで作成したい字の外側を切っていきます。少し深めに刃を内側にやや倒して、ていねいに形をなぞっていくようにしてください。

    切り込みを入れた字の外側5mmぐらいのところに、ぐるりと切れめを入れ、ナイフの先で角から掘り起こしてから、手で引きます。すると上の青い面が層になってはがれてきて、消しゴムはんこのようにいちいち掘り込まなくても簡単に段差がつけられます。

    作成した字の周りを全部はがしたら、はんこの周囲をできるだけ小さくカットして、はんこ台に接着します。あとはスタンプインクをつけて、押してみるだけ。

    はんこの凹面を掘り込む必要がないため、ゴム板はんこは消しゴムはんこにくらべて細かい表現ができるといわれています。確かにこの飾り文字のMは繊細で、とてもすてきです。布用スタンプでハンカチやポーチに押したらおしゃれだ~。

    「100均ハンコ用ゴム」で作る手作りハンコの作り方 【ビエボ】 | ハンドメイド

    なんと百均でははんこ作成用のゴム板も売っているようですね! 最初にゴム板をきれいにするところから、きちんと教えてくれます。ちっちゃいですが縁を手ではがすところも見せてくれます。

    はんこ作成のまとめ

    いかがです? 簡単にできそうだなと思えてきませんか? お子さんと一緒に夏休みの工作にいいかもしれないですね。
    消しゴムもゴム板もわりと柔らかくて力がいらないので、ナイフでけがをする心配はあまりないですから、手を刃の前に出さないよう、それだけ注意すれば、ご家族みんなで楽しめると思います。ぜひ身近な材料で気軽にやってみてください♪

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