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春の庭を美しく花で染めましょう!育てやすい秋植え球根7選

春の花を夢見て、秋の終わりに秋植え球根を買い、庭や鉢に植えるのは楽しい作業です。球根は種から育てるより手がかからないのも嬉しい点。手軽に育てられてキレイな花を咲かせてくれる秋植え球根の情報を集めました。参考にしていただけると嬉しいです♪

秋植え球根とは?

秋植え球根とは、秋に植えると早春から初夏までの間に咲く球根のことを言います。球根の中にたっぷり栄養分をたくわえているため、肥料があまり必要なく、普通に植えれば冬を越して、翌年の春に美しい花を咲かせるので、とても人気があります。

育てやすい秋植え球根①チューリップ

秋植え球根の代表といえるのが、チューリップです。花が大きくて美しく、花の形が変化に富んでいて、色もさまざま。花壇の主役になるので、秋植え球根を求める人の8割がチューリップを買うそうです。

チューリップの秋植え球根は、大きくて重く傷のないものを選び、向きをそろえて植えるときれいに咲きます。庭植えでは10cmぐらいに深く植えますが、プランターや鉢ではやっと土に隠れるぐらい浅くして、根をしっかり出させてください。肥料は球根に触れないように、ゆっくり効く粒状肥料を少しやります。

チューリップの球根の植え付け方

大き目の平鉢にチューリップの秋植え球根をまとめて植える方法を教えてくれています。乾かしすぎないことと、寒さに当てないと花がつかないことに注意を呼びかけています。それさえ気をつければ、秋植えチューリップはすくすく育ってきれいに咲いてくれますね。

育てやすい秋植え球根②スイセン

スイセンは丈夫な秋植え球根植物で、寒さに強く、チューリップに先立って早春に花を咲かせます。花の色は白と黄色だけですが、冬枯れの庭が明るくなります。

咲く時期が早いので、遅くとも11月には球根を植えましょう。水はけがよければどんな土でもよく育ちます。燐酸の多い肥料を土に混ぜ、水はかわいたらたっぷり与えてください。

球根の植え付け方法 スイセン

スイセンの球根を植木鉢に植える方法を説明しています。スイセンもチューリップと同じように葉の出る向きがあるんですね。

育てやすい秋植え球根③ムスカリ

小花が寄り集まって咲くムスカリは、チューリップと咲く時期が同じで、しかもチューリップにない青紫色なため、一緒に植えると引き立てあって、とても印象的です。しかも丈夫で育てやすい秋植えの球根植物です。

ムスカリは寒さ・暑さに強く、庭植えならほとんど肥料もいりません。12月半ばまでに日当たりと水はけのいい場所に植えます。球根1つ分あけて植えると、来年も元気に芽を出して咲きます。

ムスカリの育て方・日常管理 葉丈を短く育てる方法

ムスカリは丈夫なので、あまり気を使わなくていいと安心させてくれます。ただし、葉がだらりと伸びてしまうことがあるため、防ぐには球根を長年植えっぱなしにせず、掘りあげて12月に遅く植え戻すと、きりっとした形になると教えてくれています。

育てやすい秋植え球根④ヒヤシンス

ヒヤシンスは球根の水栽培でよく知られていますが、もちろん庭植えや鉢植えができます。花色が多く、姿が美しいため、並べて植えるとたいへん豪華です。

ヒヤシンスの秋植え球根を庭に植える場合、10日ほど前に消石灰を土に混ぜておくとよく咲きます。鉢植えでは球根栽培用の土を使えば肥料まで入っているので、他に何もいりません。11月までに球根を植え、春に花を楽しんだら、庭植えはほうっておいても数年は花を咲かせてくれます。

球根の植え付け方法 ヒヤシンス

ヒヤシンスは大きくて丈夫な秋植え球根なので、植え方も標準であまり気をつかわなくていいようです。なかなか芽が出てこないと、水やりをつい忘れるから気をつけるよう注意しています。

育てやすい秋植え球根⑤アネモネ

アネモネは日本のシュウメイギクの仲間で、いかにも春らしい軽やかな花を咲かせる秋植え球根植物です。一重と八重があり、黄色以外の花色がそろっていて、育ててみたい花の1つです。

アネモネがいまいち作られない理由は、この球根にありそうです。梅干の種のようにかちかちに乾いていて、このまま土に植えると腐ってしまうことがあるからです。パーミキュライトを湿らせてタッパーなどに詰め、中にこの球根を埋めて冷蔵庫に1週間ほど入れ、ゆっくり吸水させます。湿らせたキッチンペーパーに包んでラップでくるんでもOK。水気を吸って球根がふくらんだら、とがったほうを下にして植えます。これも間違えやすい点です。

球根の植え付け方法 アネモネ

アネモネの秋植え球根の変わった点を、ていねいに説明しています。秋植えして根が出てくればもう安心で、強い植物です。花は球根から想像できないほど大きくて、きれいですよ。

育てやすい秋植え球根⑥ユリ

日本はユリの原産地のひとつで、美しい大型のユリが野生しており、昔から親しまれてきました。球根には食用になるものもあります。ただしネコにはユリのすべてが猛毒なので、近づけないようにしてください。
秋植え球根にしては花期が遅く、咲くのは初夏が多いです。

ユリの球根は下からだけでなく、上の茎の伸びた部分からも根が出るため、鉢植えでもやや深めに植えてください。庭植えでは、横が球根3個分、深さは2個分取ってください。肥料は植え付けのときに遅効性肥料を少し与え、後は即効性の液体肥料を10日に一度ほどやりましょう。

ユリ球根の植え方

ユリの球根には皮がないので乾きやすく、買ったらすぐ植えるように注意しています。また、根の出方が特殊で、栄養を吸収するのは下の根ではなく上の根なので肥料は上に与えるのがいいと説明しています。

花びらがとても多く、まるでお花紙で作った造花のように豪華なラナンキュラスは、最近鉢花で人気が出てきました。
この花もアネモネと同じ乾燥球根なので取っつきにくいですが、初めの処理ができれば後はそんなに難しくありません。

この奇妙な形のものがラナンキュラスの秋植え球根です。かさかさに乾いているため、湿らせたキッチンペーパーやティッシュペーパーで球根をはさみ、ビニール袋かラップで包んで冷蔵庫の野菜室でゆっくりもどした後、水気を吸ってふくらんだら普通に植えます。秋植えなので、霜に当てたり凍らせたりしないよう、日向で育ててください。

球根の植え付け方法 ラナンキュラス

ラナンキュラスの秋植え球根も、上下の見分けが難しいんですね。でも花がとてもきれいなので、ちょっと面倒でも挑戦してみる価値がありますよ。

ラナンキュラスの育て方

茎や葉にくらべて花が大きすぎるほど豪華ですね。ここでは花が咲いた後の手入れの仕方を説明しています。秋植え球根ですから6月には葉が枯れるので、鉢のまま乾燥させるか、掘りあげて乾かします。

秋植え球根のまとめ

ご覧になって、いかがでしたか? 秋植え球根には美しい花を咲かせる品種が多く、長い冬を耐えてようやく巡ってきた春を、いっそう明るくしてくれます。あまり気をつかわなくても、とりあえず植えておけば咲いてくれるのが球根植物なので、気軽にチャレンジして来年を楽しみにしてみませんか?

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