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枯れることなく半永久的に。和風の造花は何ちゃって生け花か否か

かつてはお茶やお花が大和撫子の嗜みでした。今だって生け花をしてみたいけど、花って枯れるし、という方には、造花なんていかがでしょう。和風には和風の造花の飾り方があるのです。「何ちゃって生け花」なんて言葉が頭に浮かんでも、新しいインテリアの形としていかがでしょう?

造花のメリット

「造花?味気なくない?」と思われるでしょうが、以下のようなメリットが挙げられます。
・水やり等の世話がいらない。
・虫がつかない。
・枯れない。
・最近の造花はレベルが高くて本物と見分けがつかない。
・花粉症の人でも楽しめる。

うん、「本物」っぽい。今回は「和風」がテーマ。純和風あり、モダニズム和風アリの和風造花の世界を網羅します!

生け花のような造花

かつて、女子は「花嫁修業」として生け花を習うこともありました。今でも趣味や教養の一つとして成り立つ生け花ですが、和風感満載の生け花を、造花で表したものがあります。

ゴージャスに。生け花っぽく見えないかもしれませんが、和風感はそれなりにあると思うのです。そして、造花。

ディスプレイのおかげか、いかにもな和風。静ながらも何か広がりのようなものを感じさせるのが生け花やガーデニングの神髄なのかもしれません。造花なんでそこまで鬱陶しいことを考えることないんですけども。でも美しいのは同じです。

和風生け花とはいっても、こういった前衛的なものもあります。コケまで忠実に再現した生け花です。でも、造花。コケも多分造花。

こういった窓のないお宅でも工夫すれば買っておけそうな造花生け花。陽の光を背負っていると増加に見えませんね。近寄っても見えないかも。

コケ玉の上に和風な感じの造花が生えるように設置されてますね。雑草感がありつつ、うっといしくもないのが和風生け花というもの。

桔梗まで造花です。いいですねえ、この生け花感。どシンプルですが、そこが和風生け花の持つ奥ゆかしさなのかもしれません。

四季ごとの和風の造花。言われてみればの、四季を象徴したようなデザイン。そしてちゃんと和風。どこか台にでも置いてうっとり眺めましょう。

和風造花と洋風物の違いは「どこか控えめ」「派手でも奥ゆかしさがどこかにある」といったところでしょうか。

和風な植物を造花で

竹などの「何か和風テイストな植物」をインテリアとした造花もあります。

コケの玉から何から造花です。何だかシルエットが現代アート調。でも和風です。和風の味と風がちゃんと出ています。

黒竹です。これからの季節に重宝しそうです。洋間に置いても違和感なさそう。どこでも和風のテイストが楽しめるって最高ですね。

梅ですか。何ていうか盆栽を思わせる辺り、和風。でも造花。でも匂い嗅いじゃいそうです。これまた、アレンジによってはどこにあっても違和感なさそうですね。

桜です。日本の国花です。器とコケ玉が和風感をさらに強めていますが、桜だけでも十分すぎるほどの和風パワーを放っています。

あやめ、菖蒲といった花の造花バージョン。花壇というかプランだーはモダンですが、花の種類は和風。そんな印象。しかし本物に引けを取らない出来ですね。

ザ・和風な造花

盆栽イコール和風というのは安直かもしれませんが、入門として造花の盆栽、いかがでしょうか。「こういう枝ぶりが・・・」なんて感心してみたり。

紅葉です。四季を持つ日本の中でもとくに有名な辺りが「和風」って感じがします。でも造花なので永遠に紅葉してます。だが、それがいい?

ニョキニョキ具合とてっぺんのヒョロヒョロ具合。和風生け花ってなんか曲線と直線の絶妙なバランスで成り立っている気もしますね。

贈答に和風造花を

和風造花は、華やかなその外観故に贈り物となることもあります。それはもう、いろんなシーンでいろんな和風造花が活躍しまくりです。

結婚式用。ウエディングブーケ。和風のブーケ、和風の髪飾りまでついてますが、まさか投げる用のブーケじゃないですよね・・・?

いろんなお祝いシーンに活用できそうな造花です。扇子がいかにも和風。定年退職者や還暦のお祝いなんかにどうでしょう。

造花もみっちり、祝う気持ちもみっちり、ということなんでしょうか。それでも華やかさは少しも褪せていない、はず。

まとめ・造花であることで・・・

限りあるはかなさが花の美、とはよく言われます。造花には匂いもありません。それでも贈答用なんてものがあるのは、根底にある和の心や花を慈しむ心、相手を想う心が変わらずに存在しているからなんでしょうね。「なんちゃって生け花」という言葉が浮かんでも。作り物、命が通っていなくとも、その分気持ちを注げば本物の花にそん色することなく咲き誇るのです。多分。

こんなギフトの造花も。枠からはみ出すようなデザインは、作り物でもいいじゃないかと言い気概が見て取れます。でも自然は大事にしましょうね。

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