日陰のガーデニングを諦めていませんか?日陰でも育つ植物をご紹介!
2015/12/10
セラフィム
2016/05/31 更新
今回は日陰でもガーデニングを楽しむアイディアをまとめてみました!半日陰や日陰で育つ植物を中心に、ガーデニングする上での注意点などを紹介していきます。立地が悪くて、日が差さないとあきらめていたその場所を活用してみませんか?
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ガーデニングを始める際によく耳にするのが、半日陰という言葉です。ここでは具体的に半日陰と日陰の違いについて紹介していきます。
半日陰とは①
一日の数時間程度日が差す時間がある場所を半日陰と呼びます。
家の東側や西側など半日程度は建物によって日の当たらない場所が該当します。
西側の場合は西日がきついので、植物は多少乾燥に強いものでないと難しい場合があります。
半日陰とは②
木漏れ日が差す場所も半日陰と呼びます。
夏は適度に日差しが遮られ、冬には葉が落ちて日が当たるような場所になります。
日陰
ガーデニングでは、まったく日の当たらない日陰と直射日光は当たらないけど、一日を通して明るい日陰を分類している場合があります。
シェードガーデニング
本来のシェードガーデンはイギリスやフランスの広い庭に大きな木を植えて「半日陰」を作って花を育てることをいいますが、日本では、日陰や半日陰でも育つ植物を植えることを『シェードガーデニング』と呼び親しまれています。
日差しと明るさ
日陰ガーデニングを成功させるためには、植える場所に対してどの程度、日差しがあり、明るさがあるかを見極めて適切な植物を植えることにあります。
まずは半日陰のガーデニングにおすすめの植物を紹介していきます!
スミレ
基本的には日当たりの良い場所を好む花ですが、夏の直射日光には弱いので、落葉樹の下などの半日陰で育てるのがベストです。
紫以外の色をした品種も売っているので、いくつかの品種で寄せ植えするとかわいらしい感じになります。
紫陽花
適度に日光が当たる半日陰が植え付けに適しています。乾燥を嫌うので土を乾燥させないように気をつけてください。特に夏は朝と夜に水を与えてあげましょう。
アスチルベ
アスチルベは、環境に適応する力が強く、日差しが多い・少ない場所でも淡い色のきれいな花を咲かせます。葉っぱと花のバランスがよいことから、ガーデニングに人気の花の1つです。
草丈も20~100cmと幅広い品種があるので、お庭によっていろいろ選べるのがうれしいですね!
シュウメイギク
半日陰の湿った土地を好む多年草です。長時間日の光に当たると草丈が短くなってしまうので注意しましょう。
乾燥にさえ気をつけていれば、手入れの手間がほとんどかからないので、ガーデニング初心者にもおすすめの花です。
クリスマスローズ
寒さに強いため、よほどのことがない限り冬に枯れない花です。しかし、その反面暑さには弱いため、夏は半日陰の場所で管理する必要があります。
花が咲くのは、クリスマスの時期ではなく早春~春にかけてになります。
【ローズ】ベランダや日陰でも育つ品種
ガーデニングの中でも人気のあるバラ。しかし、バラは日当たりの良さが条件になるため、諦めている方もいるのではないでしょうか?
バラの品種の中には半日陰でも育つ品種があります。そんな品種の見極めのコツなどを紹介しています。
チャービル
セリ科のハーブで、若葉をスープやサラダに入れたり、刻んでバターに混ぜたりして楽しむことができます。
直射日光に当たると葉が固くなってしまうので、明るい日陰で生育するのがおすすめです。
ミント
料理やお菓子によく使われているミントは丈夫で半日陰でも育てることができるハーブです。
生育が良すぎて、他の植物を枯らしてしまうこともあるので、地植えするときは注意が必要です。
パセリ
こちらも直射日光に当ててしまうと葉が固くなってしまうので、直射日光の当たらない半日陰で育てるのがおすすめです。
寒い風に当たると葉っぱが傷むので、地植えは防寒対策を施し、鉢植えは室内に取り込むのが元気に育てるコツです。
ハーブは基本的に日当たりや乾燥を好むのものが多いのですが、料理などで葉を使用する場合は半日陰の環境でガーデニングしてあげるのがおすすめです。
今度は日陰のガーデニングに向いている植物を紹介します。
植物によっては、乾燥が苦手なもの、風通しを良くしないといけないものがあるので、注意してください。
雪割草
早春に雪を割るようにして花が咲き出すことから名付けられた多年草なります。
明るい日陰を好みます。
直射日光に当たると葉が痛むので注意が必要です。
3~4月ごろに開花します。
インパチェンス
初夏から秋にかけてと比較的長い間花が楽しめる一年草です。基本的に日陰で育てますが、時折優しい日差しにあててあげると株が丈夫になります。
開花期は茎葉が密集して蒸れやすいので、剪定を行うなどの風通しを良くする工夫をするとよいでしょう。
ジギタリス
すっと伸びた茎の先の釣り鐘型の花が特徴的なジギタリス。強い日差しに当たると花が枯れてしまうので、明るい日陰の風通しがよい場所がおすすめです。
スズラン
初心者にはドイツスズランという品種が、丈夫で育てやすく、ガーデニングにおすすめです。
強い日差しを当ててしまうと枯れてしまうので、明るい日陰で風通しの良い場所を好みます。
暑さと乾燥に弱いので、常に土を湿らせておくとよいでしょう。
ギボウシ
日陰でも元気に育つことで、シェードガーデニングでは人気の高いキボウシ。茎の先に筒状の花を咲かせますが、園芸では存在感のある葉っぱが観賞用として人気があるようです。
大型品種では、葉の長さが30~40cmほどまで生長します。
アジュガ
1時間ほどしか日の当たりのないような日陰でも育てられるシソ科の多年草です。冬でも葉は枯れずに残り、4~5月には青やピンクのきれいな花を茎の先端にたくさん咲かせるのが特徴的です。
リュウノヒゲ
日光の量に左右されず、どこでも元気に育つ多年草です。枯れにくいので、日陰のガーデニングのグランドカバーに向いています。踏まれると弱ってしまうので注意が必要です。
7~8月に白く小さな花を咲かせ、冬になると光沢のある青い実をつけます。
セダム
初心者のガーデニングとして人気の多肉植物。このセダムも人気の多肉植物になります。寒さや暑さ、日陰に強く、地面をはうように育つのが特徴です。
500以上の種類があるので、作りたい庭に合わせて品種を選びましょう。
ここでは日陰のガーデニングで注意したいことをまとめてみました!
西日が当たる場所は要注意
日差しの中で一番強いのが西日になります。この強い日差しがあたる場所は乾燥することがあります。
日陰や半日陰を好む植物は乾燥が苦手なものがあるので西日が当たる場所は気を付けましょう。
湿度が高い
日陰は乾燥しにくいという利点があるものの、逆に湿度が高くなりがちです。
植物の中には湿気が苦手なものもあるので、ガーデニングの際には注意をしましょう。
夏は高温多湿に要注意
日向よりも日陰のほうが涼しいそうに思えますが、夏の場合は気温が上がりにくというだけで、暑いことには変わりません。
日陰はもともと湿度が高いので、高温多湿になりやすいです。
風通しを良くしておかないと植物が痛んでしまうこともあります。
夏の日陰ガーデニングは風通しがポイントになります。
とりあえず始めるなら
日陰ガーデニングを始めてみるなら、鉢植えがおすすめです。
鉢植えなら移動もできるので、植物の様子を見ながら、場所を移動させて育ててみてはどうでしょう?
素敵にフラワーライフ 「日陰の寄せ植え」
日陰に適した花の紹介した動画です。寄せ植えの実例なども合わせて紹介されているので、ガーデニング初心者にはイメージがわきやすいと思います。
いかがでしたか?
今回は日陰のガーデニングについて紹介していきました。日本の住宅事情では、常に光が当たる場所が限られてしまうことも珍しくありません。日陰だからと殺風景になってしまっているスペースでガーデニングで楽しんでみてはいかがでしょう。
最後まで読んでいただきありがとうございました!
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