2016/06/29 更新
- 住まい・家庭(2499)
蚊に刺されない対策と蚊に刺された後のかゆみ対策の基本をおさえよう
夏が近づき、アウトドアなレジャーが楽しめる時期!楽しい事が盛りだくさん。でも、ヤツとの戦い(対策)もはじまります。耳元に「ブーン」という不気味な羽音で近づき、退治しても次から次へとやってくる小さな天敵!「蚊」です。今回は、蚊の対策の基本を押さえていきましょう。
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蚊の種類
蚊は、大きく3種類。ヒトスジシマカ(ヤブ蚊)とアカイエカとチカイエカです。
蚊のエネルギー源は糖分で、普段は花の蜜などを吸って生活しています。メスだけが産卵のための栄養源として吸血し、人が出す炭酸ガスや皮膚のニオイ・温度を感知することで吸血源を探し求めます。
蚊はその種類により吸血する時間が異なり、アカイエカは夕方から夜にかけて、ヒトスジシマカ(通称:ヤブ蚊)は昼から夕方にかけて吸血します。 アカイエカとチカイエカは酷似しているので、見分けることは困難です。
蚊の生態
蚊は水のあるところに卵を産み付け、そこで幼虫(ボウフラ)が生息します。場所は、藻、池や下水溝、浄化槽、水田、古タイヤ、墓地の花立、空き缶など様々です。ヒトスジシマカは、空き缶に溜まったような少量の水で増殖できます。
蚊を発生させない対策として、家の周りの雨水がたまったバケツやたらいを放置しておかない事が大事です。空き缶やタイヤとかの放置も禁物です。
蚊の一生
アカイエ蚊は、気温25~30度だと、わずか10日ほどで卵から成虫になるので、条件が揃えば爆発的に増えることがあります。
蚊の幼虫(ボウフラ)は、水の中で暮らしています。卵から成虫に羽化するまで、水の中での生活が続きます。
蚊はボウフラからサナギになっても泳ぎます。この季節の蚊の一生は、卵から成虫になるまでに女前述のとおり、たったの10日です。
蚊が成虫になるとおよそ一ヶ月間生きますので、メスだけが平均して4~5回血を吸って卵を産みます。オスは血を吸う事はありませんが、区別するのは小さいのでなかなかです・・・
蚊の感染症マラリアとその対策
海外ではとても怖い、蚊を媒体に感染するマラリア!発症してしまうと、40度近くの激しい高熱に襲われるが、比較的短時間で熱は下がります。しかし、三日熱マラリアの場合48時間おきに、四日熱マラリアの場合72時間おきに、繰り返し激しい高熱に襲われることになります。
蚊の感染症デング熱とその対策
蚊を媒体に感染してしまうデングウイルスは、2~14日(通常3~7日)の潜伏期間の後、およそ2-4割の人に38~40℃の発熱で発症し、激しい頭痛、関節痛、筋肉痛、発疹が現れます。
蚊アレルギーとその対策
蚊が刺すのは夏と思われがちですが、近年チカイエカという寒冷に強い蚊の数が増えており、冬の北海道で蚊にさされるということが不思議ではなくなってきまし た。蚊に刺されると赤く腫れますがその腫れる程度は一人一人の体質によります。
ほんの米粒程度にふくれて数時間で消えてしまう人や、直径30セ ンチにも腫れ上がる人もいます。
体質は一生変わらないわけではなく、乳児では腫れにくく、幼児から小学生くらいが大きく腫れやすい傾向があります。腫れが巨大でも、化膿しない限り大した心配はなく、適切な外用剤と内服薬等で治ります。
蚊に刺されて一番の問題は刺された部分だけでなく全身に発赤や蕁麻疹ができる場合、すなわち蚊アレルギーの可能性がありますので、しっかり医者に診てもらいましょう。
蚊に狙われやすい人の特徴としては、体温が高い、汗かき、新陳代謝が良い、血液型は、比較的O型の方が狙われやすいそうです。また、黒い色の洋服を着ていても蚊がよってきやすいそうです。
蚊対策No1:長袖、長ズボン
オーソドックスですが、もっとも効果があります。顔や首、手足など出ている部分だけ気をつければ、蚊に刺される率を大幅に減らせます。暑いことが難点・・・
蚊対策No2:扇風機をつける
蚊の飛行能力は時速約2.4Kmとかなり低いため、大きな扇風機で風を起こせば蚊はあまり寄りつかなくなるとのこと。
また、蚊は、人間の体熱と体から放出される二酸化炭素の匂いを感知して、寄ってきますが、扇風機の風で混乱させることができるので、効果が期待できます。
蚊の対策No3:ソーラーモスキーライト
蚊対策としては、夜間に特に効果が期待できそうな気がします。蚊以外にも効果がありそうですが、灯りによってきた、虫たちを電撃で倒す代物です。
よくコンビニとかもありますよね。それの家庭版といった感じでしょうか。
蚊対策No4:アロマの香りを広げる
蚊対策として、エッセンシャルオイルをディフューズすると、植物の香りが「忌避(きひ)効果」という効果のおかげで蚊が寄りにくくなるそうです。ディフューザーの素敵な香りリラックスできて、一石二鳥です。
蚊の対策No5:蚊対策の蚊連草
蚊対策として、お庭や家の中の鉢植えで蚊取草や蚊連草といった植物を置く事で、蚊が寄りづらくなる効果があるようです。ディフューザーの効果と同じく、植物の特性を活かした対策ですね。
蚊対策アイテム:蚊取り線香
蚊取り線香には除虫菊の有効成分(ピレトリン)や類似のピレスロイド系成分が入っていて、蚊を退治してくれます。
昔ながらの渦巻きの形をした蚊取り線香、お馴染みですよね。独特のあの臭いが夏の到来を告げます。先人の知恵というか、やはり蚊取り線香が1番効く気がします。個人的には匂いも好きです。
蚊対策アイテム:キンチョール
殺虫剤といえばキンチョール!日本の夏~ですよね。オススメの必殺アイテムです。部屋を閉め切って、食器や食べ物などは布で隠しておき、一気にキンチョールを部屋中に噴射!隠れていた蚊もどこかに落ちて二度と這い上がってくることはないでしょう。
このキンチョールの成分も蚊取り線香と同じでピレスロイドなんですが、なんとなく蚊取り線香よりも刺激が強そうで、部屋の中での噴射に躊躇してしまいます。その後、ちょっと換気すればいいのかな!?
蚊対策アイテム:電気蚊取り
火を使わない分、蚊対策としては、蚊取り線香よりも安全で、煙も出ませんが、コストの割に蚊取り線香ほどの効果が・・・といった感じです。
補助役として手元に置いておくにはよいかもしれません。
蚊対策アイテム:蚊がいなくなるスプレー
蚊対策として、キンチョールの後継として出てきたようなアイテム。でも、やはりキンチョールほどの効果が・・・という感じです。
また、キンチョール同様、部屋の中での利用に少し躊躇してしまうのは、私だけ?
蚊対策アイテム:アロマスプレー
蚊対策、虫よけ対策としても前述のエッセンシャルオイルデュフューザー同様、植物のナチュラルパワーで虫よけスプレーを作ってしまうと言ったものです。人体への影響も心配ありませんから、安心して使えるし、気持ちも良いのですが、効果のほどは、ケースバイケースのようです。
蚊対策アイテム:蚊帳
蚊帳は、麻や綿で織ったものを箱形に縫い上げ、寝室の柱や鴨居の四隅に吊って使用したものです。となりのトトロでめいちゃんが遊んでました。
万全の対策としては、蚊屋を吊ったあとに蚊屋の中で30分ほど蚊取り線香を焚いておくとまず、夜中に刺されるようなことはなかったと思います。
かゆみ対策:患部をひやす
蚊に刺された患部を冷やすことによりかゆみをマヒさせ、抑えることができます。お子さんなどのかゆみが長く続き、かいてしまって、患部が広がるよりは、冷やしましょう。
逆にあたためると熱で蚊の唾液成分を破壊し、かゆみを止めることができるようです。どちらも正解なんですね。
かゆみ対策:はちみつを塗る
蚊に刺された患部になんとはちみつを塗る!プーさんを想像してしまいますが、ハチミツには、殺菌性があり、感染を防ぐことができるそうです。加熱処理がされていない生ハチミツがおすすめです。
かゆみ対策:絆創膏やテープを張る
絆創膏をはると、個人差はあるものの、嘘のようにかゆみを感じなくなります。蚊に刺された患部に空気や風が振れる事でかゆみがでているようですので、絆創膏で隠すことで効果がでるみたいです。
かゆみ対策:エッセンシャルオイルを塗る
エッセンシャルオイルによっては、直接塗布が認められているオーガニックレベルをより超えた代物があります。ナチュラルパワーで蚊に刺されたかゆみを抑えましょう。
いかがでしたか?蚊の対策といってもいろいろですよね~。お子さんがいらっしゃるところでは、昔からある蚊取り線香や蚊帳を子供達に教えてあげるのもよいかもしれませんね~。エッセンシャルオイルを使った蚊対策もおすすめですよ~♪