2015/12/17
niji-iro-rainbow
2016/06/29 更新
集合住宅の上下の階で気付かぬうちにストレスになる床からの生活音。床を伝わる音は広範囲に響き、入居前に防音と説明があっても全くしないわけではありません。ご近所付き合いを円滑にするために、防音マットで対策しましょう。いろいろ出ている防音マットをご紹介します。
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戸建に住んでいて、集合住宅に引っ越した時「え?」と思うのが、上の階や隣からする生活音。帰宅時間や留守がわかってしまう、生々しい生活パターンが床の音から知れてしまいます。
戸建しか住んだことのない人には、「立派な鉄筋コンクリートの造りなのに、騒音なんて」と思われることのある床からの生活音。
防音と説明されていても、生活音は聞こえてきます。特に上の階の音は真下はもちろん、四方に伝わってしまう厄介なものです。完璧な防音はできないというのが、入居後の苦情窓口の見解です。
入居後、管理会社の人に「上の階に小さなお子さんがいるから、うるさくて大変でしょう。」とコメントされて絶句した経験ありませんか?「防音の建物だと聞いて契約したのに」と茫然。
マンションなどは「遮音等級」という項目で、床に使っている素材をランク付けしています。床から発生する音のタイプによって「軽量床衝撃音」と「重量床衝撃音」に分かれています。
量床衝撃音(LL)は、椅子を動かした時床からでる音やスプーンを落とした時の音、スリッパでパタパタ歩いた時の音といった、軽い質量、小さくて硬いものが床に接した時に発生する高音を部類しています。
一方重量床衝撃音(LH)は、上の階から「ドタンーン」「ドスンドスン」と響く低くて鈍い音のことです。子どもやペットが走り回ったり、大人がかかとで歩るくといった、重い質量で軟らかいものが床に接した時に発生する衝撃の音をさします。
この遮音等級を信じて入居しても、人の感覚はそれぞれです。床からの音が気になるかどうかは計ることはできません。また、日中は感じなくても深夜帯は音がよく響くというのもよくあります。
環境省の住宅の環境基準の騒音の定義は、日中56db以上、夜間46db以上です。
生活パターンが違うと、行動時間によってかなり苦情に差があるのですが、「おたがい様よね」で済ませられなくなることもある床のトラブル事情。
実際、「毎日掃除機かけてないのね上の人」なんて下の階では床を伝わってわかってしまうものなのです。なんだか監視されているようですし、知りたくもない生活事情をさらされている気分になります。
自分では気が付いていないうち床の音がトラブルになり、裁判沙汰になったり、痛ましい事件が起きたりしています。そんなトラブルを起こさないために、巻き込まれないためにはどうしたらいいのでしょう。
入居規約に、掃除機や洗濯機の使用時間を限定したいたり、お風呂のお湯を大量に流す時間を制限していたりと、防音対策に苦慮している様子が伺えます。
床のマットはどんな特徴があるのでしょう。まず、広範囲に敷きつめたい時カーペットと違い自分で簡単にできるということでしょう。また、必要なスペースにだけ敷きつめることも可能です。
ジョイント式のマットはさらに簡単で、汚れた部分だけ取り外して洗うなどメンテナンスも楽です。大判のマットより、ジョイント部分にゴミが入り込みやすいですが、持ち上げてこまめに床部分の掃除もできます。
床のマットには、転倒した時の衝撃を吸収する効果があります。床に転んでけがをする時、打ち身の具合が軽度の衝撃ですみます。お皿やグラスなども落下による破損を軽度にしてくれます。
省エネの効果もあります。床のマットには保温性があります。床から来る冷気をブロックし、冬暖かく過ごせます。リビングなどでも活躍しますし、立ち仕事の多い、食器など割れ物を扱うキッチンでも重宝します。
床の衝撃を吸収する特徴から、衝撃で発生する音の防音効果も期待できます。分厚いマットなら効果はさらに上がるので、廊下や防音したいスペースにポイントで敷くことができます。
やわらかさがポイント。高断熱、高密度のクッションで音や衝撃をやらわげ、足元の冷えを遮断してくれる床マット。防音対策、省エネにも効果があります。
コルクマットは、床に敷くことで保温性があり夏は温度の上昇を防ぎ、冬は暖かい特徴があります。表面もサラサラしているので、塩化ビニール製品などより触り心地も良くなっています。
コルクマットには、防水性もあります。また、衝撃を吸収するので、衝撃によって生じる音を防音する効果もあるのです。
安心の超低ホルコルクマット
¥3,913円(税込)
45cmサイズの大粒3畳用24枚セットです。サイドパーツ付き、厚みが0.8cmあります。クッション性が高く床のキズ・衝撃防止、階下への防音対策に効果があります。
静床ライト、防音カーペット、防音マット10枚入り
¥9,500円(税込)
マットの寸法は500mm×500mm、厚さは9.5mm、パイルの長さが3mm~6mmです。色も豊富で選べます。マットの防音性能はLL-40です。
LL-40の値は、最上級の防音レベル。椅子の移動や落下などの音はほとんど防音上の人の生活実感はほとんど感じないレベルとされています。
床のマットのクッション性はかなり期待できます。マットを敷いてない時と比較にならないほど音を吸収してくれます。しかし、苦情が来ないかどうかは確約に至りません。
床にマットを敷いて防音対策をしても、苦情がきてしまった場合は、さらに効果的な対策が必要になってしまいます。
床のマットだけでは、子供の足音を完全に防音すことはできません。さらに防音を要求されたらやはり防音カーペット、床のマットの上にさらに防音カーペットを敷く方法がおすすめです。
防音マットには、振動で伝わる床衝撃音の防音効果に適したタイプがあります。子供が部屋を走り回る足音や、オーディオやスピーカーなど楽器の低音の防音が揚げられます。
また防音マットには、空気中を伝わる空気伝播音の防音に適したタイプがあります。ドタバタする低温のおとではなく、人の話し声やテレビ、オーディオやスピーカー、楽器の高音の防音があります。
フレーク防音マット(4枚入り厚さ10mmタイプ)
¥7,998円 (税込)
カッターナイフでサイズ調整でき、敷き詰めて下の階への騒音を緩和します。ゴムの弾力性が足音などの床衝撃音軽減します。
最後までご覧いただきありがとうございます。うっかり気がつかないうちに、ストレスを与えてしまっていたりする集合住宅の床。床マットで防音効果をあげることができます。
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