2017/06/13
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2016/07/26 更新
ハーブの中でもローズマリーは有名なハーブです。しかし、そのローズマリーの種類は1つではありません。意外に知らないローズマリーの種類について、ローズマリーの基本的な育て方について詳しくご紹介いたします。正しい知識でローズマリーを育ててみましょう!
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ローズマリーとはどういったハーブなのでしょうか。
まずは、ローズマリーについての基本的な知識や効能などを見ていきましょう。
ローズマリーは、草のように思われますが、実は木です。
原産地は地中海沿岸で、1年を通じて葉がある常緑性の低木なのです。
ローズマリーの開花時期は4月から6月です。
細く尖った葉が枝いっぱいについていて、強い香りが特徴的です。
丈夫なので初心者にも育てやすいハーブといわれています。
ローズマリーには、記憶力や集中力を高める作用があります。
また、気分を高めて軽いうつ病を和らげる効果もあるといわれています。
美容面での効果も高く、ローズマリーは「若返りのハーブ」といわれています。
血管を強くし、血行を促して消化機能を高めることで新陳代謝を促進します。
また肌の老化を防止する抗酸化作用もあり、美容にもとても効果があるのです。
他にもローズマリーには抗菌作用や抗ウイルス作用もあり、花粉症にも効果的とされています。
ローズマリーのオイルはトリートメントとして使用すると、フケの防止になります。
また、頭皮の血行をよくするので育毛にも効果があるといわれています。
美容面にも効果があるのは、女性にとってはとても嬉しい効果ですね。
ただ、高血圧の方や妊娠中の方の使用には注意が必要です。
気を付けて使うようにしましょう。
それでは、ローズマリーの種類についてご紹介いたします。
一言でローズマリーといっても、全く違う形で育つ種類があるのです。
ローズマリーの種類、1つ目は「立木性」のものです。
立木性とはどういう種類のものか、育て方のポイントなどもご紹介いたします。
立木性(立性)は、ローズマリーの種類の中で代表的な種類です。
垂直に生育し、扇状に広がるのが特徴です。
立木性のものは、弱弱しい苗でも簡単に株が大きく成長します。
高さ200cm以上になるものもあるほど、大きくなる種類なのです。
立木性の種類を育てる時のポイントとして、剪定の仕方があります。
立木性は大きくなる種類ですが、あまり大きくしたくない場合に摘芯という作業をしましょう。
摘芯とは、成長を止めたい大きさのところで枝の先端部分をカットすることです。
そうするとカットしたところより大きくならず、カットした下の部分から脇芽が出て全体的にこんもりとした形のローズマリーになります。
立木性のように大きくなる種類は、大きく育てるか小さめに育てるかを決めることができます。
そこが立木性の楽しみ方の一つでもありますね。
ローズマリーの種類、2つめは「匍匐性」です。
匍匐性のローズマリーとはどういう種類か、育て方のポイントなども見ていきましょう。
匍匐性とは、その名の通り地面を這うように成長していく種類のことです。
クリーピングローズマリーとも呼ばれています。
そのことからも匍匐性の種類は、上に伸びることはないとわかりますね。
高さは20から40cmくらいと低めなので、高く大きくなる心配はありません。
匍匐性の種類を育てる時のポイントとしては、植える場所や鉢を考えてから植えることです。
地面に這うように育ちますので、高さのある場所に植えると垂れるように育っておしゃれになります。
ローズマリーの種類、3つめは「半匍匐性」です。
匍匐性と半匍匐性の種類の違い、育て方のポイントをご紹介いたします。
半匍匐性とは、立木性と匍匐性が混ざった種類のことです。
高さは100cmから200cmくらいになります。
這うように横方向に成長した後、上に成長する種類です。
匍匐性と半匍匐性との違いを説明すると、匍匐性は地面に這うように横方向のみに育つ種類。
半匍匐性は、横方向にも上方向にも育つということです。
半匍匐性の種類を育てる時のポイントとしては、ローズマリーの高さが20cmくらいになったら主茎の先端を切ってください。
すると、脇から枝が増えて大きく育てることができます。
半匍匐性の種類を育てたい場合は、苗だけ見てもわからないことがあるのでラベルをしっかり確認しましょう。
また、種から育てるのではなく苗から育てれば間違うこともありません。
それでは、ローズマリーの基本的な育て方のポイントをご紹介いたします。
この基本的な育て方は、全種類に共通する育て方です。
しっかり頭に入れておきましょう。
ローズマリーは、比較的手間のかからないハーブです。
株が小さいときの成長は遅いですが、根がしっかり張ってくると成長が早くなります。
ローズマリーは水はけのいい土を好むので、水のやりすぎには注意しましょう。
土が乾いたら水をたっぷりとやり、乾くまでの間は水やりはしなくても大丈夫です。
また、葉に水をかけないようにしましょう。
ローズマリーを地植えしている場合は、水やりは不要です。
軒下に植えた場合は雨があまりかからないので、時々水をやるようにしましょう。
肥料は、春と秋に10日に1回ほど液体肥料を与えます。
その時、肥料を与えすぎないように少なめに与えるように気をつけましょう。
肥料を与えなくても育ちますが、与えるとすくすくと育ちます。
夏はローズマリーの成長が止まりますので、肥料は与えないでください。
ローズマリーは、霜に何度か当たると枯れてしまいます。
霜が降りる地域では鉢植えにするか軒下に植えるかにして、霜が当たらないようにしてください。
株が小さいうちは寒さに弱いですが、大きくなると強くなってきます。
ローズマリーは日光を好みますが、半日陰など少々日当たりが悪くても枯れません。
ただ過湿に弱く、蒸れると腐ってしまいますので風通りのいいところで管理しましょう。
いかがでしたか?
ハーブの中ではかなり有名なローズマリーの種類や育て方などをご紹介いたしました。
ローズマリーといってもその種類は1つではなく、全く違う育ち方をする種類がありましたね。
自分好みの種類のローズマリーを育てて、ハーブ生活を楽しみましょう!
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