2019/11/01
あしながアリ子
2016/07/29 更新
焼きたてパンの香りで目覚める…ホームベーカリーで、そんな素敵な朝を迎えることができます。一方、上手くパンが焼けない!使い方が分からない!とお悩みの声も聞こえてきます。正しく材料を計ることや入れる順番、使い方でホームベーカリーパンの仕上がりが改善されますよ。
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ホームベーカリーは持っているけれど、使い方がイマイチ分からない…。
シンプルな食パンから、おやつ・おかずパンなど様々な使い方ができて人気のホームベーカリー。女性が欲しい家電に常にランクインし、普及率は20%と言われています。その一方で、使い方がよく分からずにしまったままという声も聞かれます。
ホームベーカリーの小麦パンコース(呼び方はメーカーにより異なります)で練りから焼き上げまで行う使い方ですと、材料を入れてスイッチひとつで出来上がります。ここで上手に膨らまなかったなどという最初の壁にぶつかる方も多いです。
ホームベーカリーの使い方はポイントを押さえれば簡単です。
ホームベーカリーの使い方がよく分からなくて失敗した!という方の多くは「うまく膨らまなかった」という経験があるのでは…?
ホームベーカリーで作ったパンが膨らまなかった原因、それは使い方が間違っているという事にあります。ポイントは材料をきちんと分量通りに計量する、それから材料をパンケースに入れる順番は必ず守るという事です。
ホームベーカリーで、まずは基本のパンを作ってみましょう。
ホームベーカリーのパンケースです。底の部分に生地を捏ねる羽根がついています。ここに、しっかりと分量通り計量した材料を順番通りに入れていきます。
ホームベーカリーで作る食パン一斤分の材料です。これを基本的な使い方として、様々なパンづくりに応用できます。
材料を用意しましょう。ホームベーカリーに最初に入れるのは、水分です。はちみつ、ヨーグルト、牛乳などを加える場合も先に入れるのが正しい使い方です。
水分をすべてホームベーカリーに入れたら、その後に粉類を入れていきます。強力粉、砂糖、塩、スキムミルク、油脂(バターやショートニング)を入れたら、最後にドライイーストを乗せるように入れます。ドライイーストが水分に触れてしまうと膨らみません。
上記の通り、材料は水分を先に入れ粉類を後から乗せる様に入れるのがホームベーカリーの基本的な使い方です。間違って粉類から入れてしまった場合は、水分を粉類(特にドライイースト)に触れないよう四隅から少しずつ入れてみましょう。
ホームベーカリーに全ての材料を入れ終わったら、小麦パンコース(呼び方はメーカーにより異なります)を選択します。スイッチをポン!でスタートです。これが基本の使い方となります。
最近では、ホームベーカリー本体にドライイーストを後から自動で入れてくれる機能が付いている便利なものも出てきました。これで使い方を間違う事も減りますね。
こちらのホームベーカリーには、レーズンやナッツ類も後入れ専用のケースが付いています。便利な使い方ができますね。
ホームベーカリーのパンケースは熱効率が飛躍的に向上し、イーストが少量で済む使い方もできるようになりました。小麦の風味をより引き立てます。
ホームベーカリーで焼きたてパンが出来上がりました。
焼き上がりのコールが鳴ったら電源を切り、ホームベーカリーの蓋を上げます。材料を正しい量と順番で入れる使い方をすれば、このように膨らみの良いパンが焼きあがります。
出来上がったパンを引き上げます。ホームベーカリーのパンケースは熱くなっていますので、必ず手袋やミトンを使いましょう。
ホームベーカリーのパンケースを引き上げたらミトンをしたまま両手でパンケースを持ち、ひっくり返して少し傾けたら軽く揺すってパンを取り出します。以上が基本的な使い方でのパン作りの工程です。
ホームベーカリーから取り出したパンは網などの上に置いて荒熱を取ります。包丁またはパン専用のナイフで切ります。この時のナイフの使い方ですが、6等分にスライスするのがやりやすくおすすめです。
ホームベーカリーで生地作りまでを完成させる使い方ができます。
ホームベーカリーの「パン生地」モードで生地を作ると、一次発酵までを完了させた状態になります。これを分割・成形し、二次発酵をさせて焼き上げるのが成形パンです。
写真のようなロール状の成形パンはホームベーカリーで生地作りまでを行い、できた生地をめん棒で平たく延ばします。その上にベーコンやチーズなど具材を乗せて巻きます。棒状になった生地を好みの大きさに切って並べ、二次発酵後に焼き上げます。使い方次第でレシピはどんどん広がります。
ホームベーカリーの基本の食パンモードでスタートし、一時間程経ったら電源を切らずに生地だけを取り出します。手早く具材を巻いて棒状にしたものを4等分に切り分け、もう一度パンケースに戻すと写真のようなちぎりパンができます。慣れてくるとこんな使い方もできますよ。
ホームベーカリーの使い方をまとめました。失敗しないポイントは、材料の計量とパンケースに入れる順番を守る事です。これを守るだけで美味しいパンが焼けることでしょう。是非チャレンジしてみて下さい。
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