庭作りの一環で砂利を敷きたい。自分でできる?費用はどれくらい?
2016/12/18
sura
ストレスの溜まる現代社会を生き抜くために、植物たちから癒しの力をもらいましょう。日本の美を追求した苔庭、あなたも作ってみませんか?苔の種類や育て方の特徴と共に、苔庭の魅力をご紹介します。穏やかな時間の流れる苔庭の風景、是非楽しんでください。
苔玉やテラリウム、苔盆栽など、その癒される外見から「苔」がひそかに流行しています。地味だけど健気で可愛い苔、あなたのお庭でも育ててみませんか?
まずは日本の美を体現した素敵な苔庭の風景をご覧ください。
光と影の陰影が美しく生える、いかにも「和風庭園」といった趣きが素敵な苔庭です。この風景を眺めながら、穏やかな時間を過ごしてみたくなりませんか?
これまで苔はお庭の脇役、背景に過ぎませんでした。しかし近年、その健気で愛くるしい見た目が人気を呼び、苔を主役とした苔庭が流行しつつあります。
少しずつ、ゆっくりと確実に成長していく苔の庭。静かでゆるやかな時間の流れを感じます。日常の疲れが癒されていくようです。
こちらは冬の苔庭の様子です。寂しくなりがちな冬のお庭が緑でいっぱい。深呼吸すれば体の中から浄化されていくような気がします。
岩や木に苔が這うことで、年月を感じさせる風格あるお庭になります。日本らしい四季の彩りが、より鮮やかに切り取られますね。
苔庭を作るにあたって、庭で育てやすい苔の種類と特徴を見てみましょう。
基本的に苔は肥料が要らず、土がなくても育つものさえあります。種類ごとの特徴を知っておきましょう。
杉苔(スギゴケ)
お庭で育てる苔としては最もポピュラーなものです。大型で直立して生える姿はその名の通り杉の木に似ており、庭の風景作りに役立ちます。
杉苔の育て方
あまり起伏をつけないように植え、水がゆっくり気化する環境を作りましょう。水やりはたっぷりと注ぎます。杉苔は5cmほども水が溜まっている所にも生育しているので、乾燥に注意してください。
這苔(ハイゴケ)
這苔はボリューム感のある外見がレイアウトに使いやすく、苔玉やテラリウムなど様々な場所で活用されています。
這苔の育て方
成長が早いため、育てやすい種類の苔です。乾燥には強い方なので、それなりの湿度さえあれば全日照でも育てられます。水やりの回数をあまり取れない人におすすめです。
銀苔(ギンゴケ)
世界中に分布している小型の苔です。日本では、野山より都会のアスファルトに多く生えていたりするほど。とても育てやすい種類の苔です。
銀苔の育て方
銀苔は乾燥や寒さに強く、あまり多くの水を与える必要はありません。1ヶ月程度なら水をやらなくても平気なほど乾燥に強いのが特徴です。
砂苔(スナゴケ)
苔のイメージに反して、日当たりがよく乾燥した場所を好むという変わった苔です。砂苔は乾燥すると休眠状態に入り、水分が補給されるとまた元の瑞々しい状態に戻ります。
砂苔の育て方
砂苔は気温の変化や乾燥に強く、非常に育てやすい種類です。砂や石、ガラスやコンクリートなどの上でも育つほど丈夫なので、初心者ならまずは砂苔がおすすめです。
どの苔にも言えることですが、一番のポイントはその苔の自生している環境をうまく再現することです。植物もちゃんと生きています。土の状態、気温、湿度など、細かく気を配ってあげましょう。
苔庭を実際に作ってみます。
最初から庭全体を苔で覆うのはお手入れも大変です。苔の種類と日照条件などが合う小さなスペースから始めましょう。まずは雑草を取り払い、そこで育てるつもりのない不要な苔も退けておきます。
苔を敷く場所に、水はけのいい砂土を5cm程度盛ります。育てる苔は買ってきてもいいのですが、お庭を探せばどこかに生えていると思うので、そのまま育てる方が簡単ではあります。
1cm程度の隙間をあけて、水に浸した苔を置いていきます。苔と苔の間は砂土で埋めてください。敷き終わったら、苔の上からうっすらと砂土をかけます。
最後に水やりです。シャワー状に苔の上からたっぷりと水を撒きます。苔がお庭に定着するまで、約2ヶ月間は週に3回程度の水やりを行います。
苔庭には「これで完成」と言える終着点はありません。毎日を一緒に歩むように、ゆっくりと育っていく苔の姿を楽しんでください。
緑でいっぱいの苔庭で深呼吸してみましょう。きっと日々のストレスなんて吹き飛んでしまいます。あなたも癒しの苔庭でリラックスしませんか?
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