長くきれいに着るために☆正しい着物の保管方法を知っておきましょう
2015/11/12
hinagiku
昔の方は着物が普段着でしたね。親から着物の収納方法はしっかりと叩き込まれたはず。しかし現代の子は収納方法どころか着物のたたみ方もままなりません。しかし古き良き時代の着物を綺麗にたたみ、収納方法も知って世代に次いで行きたくないですか?着物についてご紹介致します。
女性はいつまで着物うをきていたのでしょうか?着物って昔の値段でいくら位?
大正時代ですが、確かに着物が普段着として普及していました。
アールデコ調のものや銘仙など新しい和服がたくさん出来、現在の着物の着付け方が完成した時期でもあります。
昭和時代ですが、初期は着物が普段着でした。
実はもんぺも着物の一種ですので(構造的に袴の仲間です)、戦時中も着物が普段着だったと行っても間違いではありません。
明治政府が男子の礼服や官服・制服を洋装指定したからです。
政府の役人から郵便配達人まで、好むと好まざるとに関わらず
仕事では洋服を着なければいけない状況になり
男性の着物離れは急速に進みました。
急速と言っても、おっしゃるように簡単に脱ぎ捨てるわけもなく
一般化するまでにウン十年の歳月がかかってますけど・・・・
女性は特に「洋装」という指定がなく、社会進出の道も狭かったので
男子よりも洋装化がさらに遅れました。
あとは、昭和に入ってから戦前の「華美なる服装はやめませう」という風潮で
豪華な衣装を作ったりまとったりする機会が失われた・・・というのもありますし
終戦によって、欧米化が進む前からすでにその兆しは合ったのです。
着物って一度広げるとたためない。教えて!!
着物の収納方法の前に☆
・明るいところで、広げる場所をきれいにしてたたみます。
・きものに汚れがつかないように、たとう紙を敷いた上などでたたむようにしましょう。
・いずれのたたみ方の場合も、左手側に衿肩、右手側に裾がくるように置きます。
・晴れ着や礼服の模様部分と紋には、薄紙をあてると良いでしょう。
・きものは、衿をキチンとたたむのが決め手です。
※衿肩をキチンと折り、衿丈を伸ばして整えます。
※広衿は、衿肩まわりを内側に折り、両肩のかどを三角に形良く収めます。
着物の収納方法☆
たたみ方・わかりやすく動画でも説明させていただきます。
正しい着物のたたみ方で着物を正しく収納すれば長持ちしますよ。
着物の収納方法はたたみ方も大事ですが、タンスも重要と聞いたことがあります。本当?
収納方法には、昔ながらの桐箪笥(きりたんす)が優れています。桐タンスは湿気が高いと木目がつまり、空気が乾燥すると自然に木目がひらき、中に入っている大切な着物や帯を守ってくれます。「桐たんすは・・・。」とおっしゃる方は、桐製の衣装ケースや茶箱などで代用した収納方法でされるのも良いでしょう。
和ダンスとよばれる「桐タンス」。その桐たんすに用いられている材質「桐」は、軽量で湿気や乾燥によるゆがみが少なく強度もあり、水湿を遮断するという特長をもっています。また桐は燃えにくい特長も合わせ持っていて、実際の火事などでは発火が遅く、桐表面は水に敏感に反応し表面温度が低下します。このため桐タンスの表面は炭化しても内部まで火が進みにくいです。昔から「着物の収納方法は桐タンス」というわれるわけがこれら桐の特長からご理解いただけると思います。収納方法は桐タンスが一番おすすめではあります。
着物の収納方法としては、着物や帯をはじめとして和装小物まですべて収まる、和タンスといわれる「桐箪笥(桐タンス)」がとても便利です。着物などを収納するポイントは、湿気の少ない和タンス上部に高価な着物(礼装の着物など)を入れるようにすることです。収納方法にもしまう順番があります。
着物の収納方法で一番いいのはやはり桐箪笥を買われることだと思います。
クローゼットの中に入るようなタイプのものもありますし。
通販で(桐箪笥にしては)安いものも売っていますが、そういったものは総桐じゃなかったり、桐だとしても海外産のものを使っているようです。
国産の桐に比べ、海外の桐は木の密度がスカスカだと聞いたことがあります。
ただ、国産の総桐はとても高いですからね…
現代の収納方法としては、 虫干しをきちんとしているのであれば、プラスチックケースでも充分かと思いますよ。
着物の収納方法はうちでは、桐の洋風チェストに入れて部屋の入ったとこに置いています。
引き出しのとこはハンカチやアクセも入れたり、間仕切りみたいにしています
入り切らなくなったので臨時に押入れの上の棚に置いていますが、クロゼット用にプラケースを買う予定です。
うちの着物の収納方法。
うちは桐のタンスと、入らない物は無印良品の衣装箱深いタイプを
二列5段に重ねてクローゼットの扉を開けるとこの引出しが現れます。
着物二つ折りや帯が奥行きにぴったりで、
最初はカシミア類、寝巻類、バッグ、シーツ類と入れていたのですが、
洋服を大量に捨て、現在4つを着物が占領してしまいました。
小物類は桐たんすの浅い引出しが便利ですが、
こちらの収納方法も大変便利です。
着物の収納方法でやはり一番最適なのは桐タンスでした。親から着物を引き継ぐ場合は桐タンスも一緒にが理想的です。
大切な着物の収納方法で特に気をつけるべきことは?
収納方法なんて着物は桐ダンスに入れておけばとりあえず大丈夫!...。ではありません。
着物の収納方法
湿気を調節してくれる桐ダンスにもやはり「湿気」のたまりやすい場所があります。
それは一番下の段。水分は重いので下にたまります。桐ダンスでも同じで、上に行くほど湿気は少なく、下に行くほど湿気が多くなります。正絹の着物ほど湿気に弱いので、上から順に、上質な着物を入れていきます。
着物の収納方法
タンスに入れるときは必ず「たとう紙」に入れて!!
たとう紙に入れるのは、たとう紙自体が湿気の調節をしてくれるから、と着物屋さんが教えてくれました。
たとう紙は和紙でできていますので、それ自体で湿気を調節してくれます。さらに、最初は白かったたとう紙のが、経年とともに黄ばんできます。黄ばんできたら「要注意」で、たとう紙を新しいものに変えます。
たとう紙
着物の収納方法には必ず必要です!
収納方法をしっかりしていても、何十年振りかにタンスを開けて、たとう紙が黄ばんでいるようなら、まず着物のチェックをしてください。着物もシミが出ている可能性があります。
黒留袖などは新しく買うと高価ですが、受け継いだものを、お手入れしながら使っていけは、サイズに厳しいフォーマルスーツなどを20代30代40代…と新しく買っていくよりもはるかに安くなります。
お嬢様がいるおうちなどでは、振袖を成人するまできれいな状態で保管して、成人したときにサイズ直しをしたりして受け継ぐことができます。
ぜひ、一年に一回でいいので、タンスを開けて、あちこちチェックしてみてください。
着物の収納方法で注意すべき点は特に湿気でした。シミが大切な着物に出来ないよう、換気を心がけましょう!
最後に素敵な着物をいくつかご紹介致します。これぞ日本の和服美人☆
旅館のおかみでしょうか。凛とした佇まいに大人の女性の魅力を感じますね。着物は秋を装う紅葉でしょうか。素敵です。
控えめながらもさわやかな印象の着物ですね。帯も簡易で普段着に近いお着物ですね。
こちらの着物は絵柄が今風ですね。帯も堅苦しくなくかわいらしいです。華やかな舞台に立たれるときなどにおススメのお着物ですね。
こちらは落ち着いた大人の女性の訪問着でしょうか。こういった着物をさらっと羽織ってご挨拶にいきたいものですね。
いかがでしたか?着物は、古き良き時代のものとして代々受け継がれていってほしい物ですが、今は洋服と着物が混在したような異様な着物や浴衣がありますよね。しかし、日本女性の美として着物のあり方、収納方法などを知っていてほしいと思います。
以上、着物の収納方法についてご紹介致しました。
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