窓を断熱させると夏は涼しく、冬は暖かい!窓の断熱する方法とは?
2016/04/14
ミック0331
エコリフォームといっても、どんなものがあるのか、また、補助金ってどれくらいでるのか調べてみました。エコリフォームの対象、窓枠の断熱から太陽熱利用まで、様々なタイプがあるようです。また、補助金は、どのようにしてどれぐらいでるのかまとめてみました。
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環境の話題になると出てくる「エコ」という言葉、もともとはエコロジー(ecology)からきている。エコロジーとは生態学という意味で、生物の生活や環境学との関係、つまり「環境にいい」という意味につながるんだ。
一方でエコノミー(economy)のエコとも言われている,エコノミーとは経済のこと。環境と経済はつながっていて、どちらか一方だけが発展してもうまくいかない。環境問題を世界中で解決していくことで世界の経済も発展し、人びとが安全で豊かな生活をおくれるようにと思いをこめて「エコ」という言葉が使われているんだ。
いまさら言うまでもないですね
「エコリフォーム」とは、エアコンなどによるエネルギーの消費量を少なくする“地球に優しいリフォーム”のことを言います。断熱材や省エネ資材を用いることで、“冬は暖かく、夏は涼しい快適な住宅”にしたり、太陽光発電などの自然エネルギーを活用することで、二酸化炭素の排出量を削減し、“地球に優しいリフォーム”ができるのです。
また、エコリフォームによって、省エネ住宅にすることで、暖房や冷房にかかる光熱費も削減できます。エコリフォームは、地球にも、家計にも優しいリフォームと言えます!
エコリフォームとは、省エネとは、切っても、切れないもので、これを推進することで、地球温暖化を抑制することにもなります。当然、これを推進するために、国、地方自治体で、エコリフォームに関する補助金制度を設けています。
国は、「省エネ住宅ポイント」として、エコリフォームを実施した場合、ポイントを取得し、ポイントが、商品券等で使用できる制度を導入しています。補助金がポイント化されてたと思えばよいかと
また、地方自治体では、その地域にの特性で、独自に補助金を支給する制度を導入しています。
ここがPoint!
自から居住することを目的として、エコ住宅を新築される方とエコリフォームをされる方にポイントを発行します。
発行されるポイントは新築は1戸あたり30万ポイント、リフォームは1戸あたり上限30万ポイントの範囲で工事等の内容に応じたポイントが発行されます。(耐震改修を伴うエコリフォームの場合1戸あたりの上限は45万ポイント。)
ポイントが発行されるまでには、「ポイント発行申請」「ポイント交換申請」「完了報告」などの手続きが必要です。(手続きは、発行対象や諸条件により異なります。)
全ての住宅が対象。
<対象となる工事内容>
次の1~3のいずれかの改修工事
1.窓の断熱改修
2.外壁、屋根・天井又は床の断熱改修
3.設備エコ改修(エコ住宅設備※を3種類以上設置する工事)
+
これらに併せて行う以下の工事等
4.その他の工事等
バリアフリー改修(手すり設置、段差解消、廊下幅等拡張)
エコ住宅設備※(2種類以下)
リフォーム瑕疵保険への加入
耐震改修工事
5.既存住宅購入に伴うエコリフォームによるポイント加算
※太陽熱利用システム、節水型トイレ、高断熱浴槽、高効率給湯機、節湯水栓
では、それぞれ、どんなエコリフォームなのか、補助金としてのポイントは、どれくらいもらえるのか見ていきたいと思います。
エコリフォームの内、手軽な、窓の断熱改修には、以下の3通りの方法がある。
・ガラスの交換
・内窓の新設
・外窓の交換
ガラスの交換
この改修方法はサッシなどはそのままに、ガラスのみを断熱性の高いものに交換する方法です。
ここで用いられるのが複層ガラス。これはひとつのサッシに2枚以上のガラスを組み込み、その間に乾燥した空気を密閉したものです。
断熱性や遮音性の高さだけでなく、結露も防ぎやすいというメリットがあります。なかにはガラスを3重にしたり、ガラスの間を真空にしたりして、より断熱性を高めたタイプもあります。
また、最近は従来の複層ガラスより高性能な「Low-Eガラス」を使った製品も登場。1枚のガラスに特殊金属膜(Low-E膜)を張ったもので、熱が伝わりにくい特徴があります。
内窓の新設
サッシの内側に樹脂製の「内窓」を新たに設置する方法です。既存の窓に取り付けることも可能で、その場合、外壁や室内の壁を壊す必要はありません。
内窓は外窓よりも高い気密性を誇り、外窓のガラスや隙間からの熱もブロック。断熱性と気密性、遮音性に加え、結露にも強く、冷暖房効率を高めてくれます。
内窓には「引き違い窓」「開き窓」「FIX窓」など、バリエーションも豊富。色やデザインの選択肢も多く、インテリアに合わせて選ぶ楽しみもあります。施工時間は窓1ヶ所あたり1~2時間で済むため、手軽に導入できます。賃貸住宅でも設置できる場合がありますので、管理人やオーナーに相談してみましょう。
窓の断熱改修で得られるポイント数は、「1箇所あたりのポイント数×施工箇所数のポイント数」で計算します。
・内窓設置 (窓1枚あたりのポイント数、面積は、内窓または外窓のサッシの枠外寸法を測定します。)
面積 大 2.8㎡以上 20000ポイント
面積 中 1.6㎡以上2.8㎡未満 14000ポイント
面積 小 0.2㎡以上1.6㎡未満 8000ポイント
・外窓交換 ガラス交換 (ガラス1枚あたりのポイント数、面積は、ガラスの寸法を測定します。)
面積 大 1.4㎡以上 8000ポイント
面積 中 0.8㎡以上1.4㎡未満 5000ポイント
面積 小 0.1㎡以上0.8㎡未満 3000ポイント
改修後の外壁、屋根・天井又は床の部位ごとに、一定の量の断熱材(ノンフロンのものに限る)を用いる断熱改修を対象とします。ただし、使用する建材は熱伝導率など断熱性能が確認された断熱材で、住宅エコポイント事務局に登録されたものが対象となります※。
外壁 120,000ポイント(60,000ポイント)
屋根・天井 36,000ポイント(18,000ポイント)
床 60,000ポイント(30,000ポイント)
()内部分断熱の場合の発行ポイント数。
エコリフォームの内、設備エコ改修は、太陽熱利用システム、節水型トイレ、高断熱浴槽、高効率給湯機、節湯水栓の5種類で、内3種類以上を設置した場合に省エネ住宅ポイント(補助金)の対象になります。
太陽熱利用システム
省エネ住宅ポイント(補助金)の発行ポイント数は、設置台数に関らず、一戸あたり24,000ポイントです。
太陽熱利用システムとは、太陽エネルギーを利用して水や空気をあたため、給湯や冷暖房に利用するシステムです。
太陽の熱を直接利用するため効率が良く、機種や設置条件にもよりますが、冬季の晴天日で40~50℃程度、夏季の場合60~70℃程度に水を温めることが可能です。
太陽熱で温めた水温が低いときはガス給湯器などの補助熱源を利用して加温しますが、この場合でも、水から温めるよりも燃費を節約することができます。
ガスや電気の節約になるとともに、CO2を排出しないため、太陽光発電と並び、地球温暖化対策の面からも注目されています。
節水型トイレ
省エネ住宅ポイント(補助金)の発行ポイント数は、設置台数に関らず、一戸あたり24,000ポイントです。
高断熱浴槽
省エネ住宅ポイント(補助金)の発行ポイント数は、設置台数に関わらず1戸あたり24,000ポイントとなります。
高効率給湯機
省エネ住宅ポイント(補助金)の発行ポイント数は、設置台数に関わらず1戸あたり24,000ポイントとなります。
家庭で使われる給湯器には、使用するエネルギーや機器の構造等によりいくつか種類がありますが、本制度では、東京都内で広く使われている電気給湯器とガス給湯器を対象としています。
電気給湯器は、従来の電熱ヒーターによりお湯を沸かす機器のほかに、空気の熱を利用してお湯を沸かすヒートポンプ給湯器があります。このヒートポンプ給湯器は、従来の機器に比べ、少ないエネルギーでお湯を沸かすことができます。
ガス給湯器は、今まで大気中に捨てていた熱エネルギーを利用してお湯を沸かす潜熱回収型の給湯器があります。
従来の機器に比べて少ないエネルギーでお湯を沸かすことのできる給湯器を、高効率給湯器と呼んでいます。
高効率給湯機は、電気ヒートポンプ給湯機(エコキュート)、潜熱回収型ガス給湯機(エコジョーズ)、潜熱回収型石油給湯機(エコフィール)、ガスエンジン給湯機(エコウィル) 、ヒートポンプ・ガス瞬間式、併用型給湯機(ハイブリッド給湯機)が対象です。
節湯水栓
省エネ住宅ポイント(補助金)の発行ポイント数は、設置台数に関わらず1戸あたり3,000ポイントとなります。
台所水栓や浴室シャワーなどで湯水を使用する際、使用時に湯水を出しっ放しにしたり、必要以上の流量で使用したりすると、水の消費量が増えるだけでなく、給湯のためのエネルギー消費量も増大します。節湯型機器を設置することで、このような無駄な湯水を省き、不要な消費量を削減できます。
①台所水栓において「手元止水機能(節湯 A1※2)」又は「水優先吐水機能(節湯C1※2)」を有すること。
②洗面水栓において「水優先吐水機能(節湯 C1※2)」を有すること。
③浴室シャワー水栓において「手元止水機能(節湯A1※2)」又は「小流量吐水機能(節湯 B1※2)」を有すること。ただし、シャワーヘッドのみの交換は除く。
※1 「住宅・建築物の省エネルギー基準及び低炭素建築物の認定基準に関する技術情報」
(独立行政法人建築研究所、協力:国土交通省国土技術政策総合研究所)に定義される節湯水栓を示す。
※2 一般社団法人日本バルブ工業会が定める節湯水栓の種類を示す。
施工内容に応じて、箇所数にかかわらず、以下のポイント数を発行します。ただし、バリアフリー改修の1戸当たりのポイント数は、手すりの設置、段差解消、廊下幅等の拡張のポイント数を合計して60,000 ポイントを限度とします。
浴室の手すり設置 6,000ポイント
便所の手すり設置 6,000ポイント
洗面所の手すり設置 6,000ポイント
浴室・便所・洗面所以外の居室の手すり設置 6,000ポイント
廊下・階段の手すり設置 6,000ポイント
エコ住宅設備の内、2種類以下を設置する工事が対象となります。
エコ住宅設備:太陽熱利用システム、節水型トイレ、高断熱浴槽、高効率給湯機、節湯水栓
2種類以下の場合、「窓の断熱改修」、「外壁、屋根・天井又は床の断熱改修」のいずれかと併せて実施する場合に対象となります。
中古住宅について、売買契約後3ヶ月以内にエコリフォーム対象工事の工事 請負契約を締結する場合にポイントを2倍計算で加算。
既存住宅購入加算 上限100,000ポイント
では、蓄えた、省エネ住宅ポイント(補助金)は、何に使えるのでしょうか?
(1)商品との交換
(2)環境寄附・復興寄附
(3)即時交換(エコリフォームにより発行されたポイントを、当該工事を行う工事施工者が追加的に実施する工事の費用に充当するものです。)
詳しくは、下記のリンクを参照ください
地方自治体によるエコリフォームの補助金制度については、各県、市町村で実施しているため
大変細かく、適用範囲も様々あります。
以下のリンクからご自分のお住いの市町村の制度を探してみてください。
太陽光発電
家庭用燃料電池
節電効果が注目されている太陽光発電システム。国からの補助金は、システムの価格によって2段階。価格が2万円超41万円以下(設置費含む、税別)の場合は、1kW当たり2万円。価格が41万円超50万円以下の場合は、1kW当たり1万5000円。一般的に3~4kWのシステムを導入するケースが多い。価格が高いほうが補助金は少ないので注意を。天然ガスなどから発電し、その際に発生する熱で給湯ができる高効率な設備機器が家庭用燃料電池。国からの補助金は1台当たりの上限が45万円。なおこれらの導入に際しては、自治体からも補助金が出るケースがあるので、地元の役所で確認してみよう。
いかがでしたでしょうか、エコリフォームの補助金について、国では、エコリフォームの補助金として省エネ住宅ポイント制度の実施、地方自治体でも、独自にエコリフォームの補助金制度を導入しています。また、税制でもかなりの減税対象になるものもあります。温暖化の抑制推進のため、国も力を入れている今、リフォームを考えている方は、エコリフォームとして、補助金を受けるチャンスだと思います。検討してみては?
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