2016/12/16
chihiro
2015/11/18 更新
ドライフラワーにも寿命があるってご存知でしたか?生花よりは寿命の長いドライフラワーですが、その寿命はたぶん皆さんが思っているよりもずっと短いと思います。ドライフラワーの寿命ってどれくらい?ドライフラワーの寿命を延ばすにはどうすればいいの?まとめてみました。
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ドライフラワーにも寿命がある!?
ドライフラワーにも寿命があるってご存知でしたか?「もう枯れてるんだからずっともつんじゃないの?」って思っていませんか?実はドライフラワーの寿命は意外と短かったりするんです……
ドライフラワーというと、その英語表記からみても乾燥した花であると思いがちです。そして一旦枯れているからには何年でも持つと思われていることもあります。しかし、ドライフラワーは完全に乾燥しているわけではありません。
お花の一番美しい時を長く楽しめるのがドライフラワー。
時が経つにつれて、色が褪せたり、虫が喰ってしまったりするのは、ドライフラワーが生きている証拠です。
ドライフラワーは「生きている」
ドライフラワーも飾っている間にどんどん色合いが変わっていったりしますよね。ドライフラワーも生きているんです。
たしかに通常に比べればかなり乾燥していることに間違いありません。しかし一応は生花です。花弁が美しく色づいているのも、花弁がちゃんと呼吸をしている証拠なのです。
ドライフラワーの形としてだけなら数年はそのままの状態を保つことはできます。けれども花の色はやはり数か月。ドライフラワーの寿命は生花よりもちょっと長いくらいなんです。
意外に寿命が短いということに驚いた方もいらっしゃるんでは?
ドライフラワーを使ったリースでおしゃれなインテリアにも。
ドライフラワーをきれいに長く保つにはどうすればいいんでしょうか?ご紹介しますね。
ドライフラワーにとって一番の苦手は日光です。
とにかく明るいところが嫌いなのです。
だから保存は暗い所が第一の条件となります。
家庭でアレンジしたものは陽の当たらない所に置きましょう。
また室内の蛍光灯でも劣化は起こります。
光の波長の強弱がドライフラワーの色をあせさせていくと思われます。
普通の電球が灯りとしては最も良いようです。
ナチュラルな色合いが素敵なドライフラワー
ドライフラワーは色も褪せるけど形も崩れていきますよね……できれば長く寿命を延ばしたい。
光は色の劣化を起こしますが、湿度の変化は形を崩していきます。
ドライフラワーは生きていますから、湿度の高い時は水気をどんどん吸収して柔らかくなっていきます。
つまり、ドライフラワーの置かれた環境の湿度に合わせて柔らかくなったり硬くなったりを繰り返しているのです。
そして形が少しずつ崩れていくのです。
梅雨という季節をもっている日本は、ドライフラワーにはとてもハードな地域なのです。
最近はどの家でもエアコンが普及し、ある程度湿度はコントロールされているようですが、それでもドライフラワーにとっては相当きついのです。
この湿度の害を防ぐには、ドライフラワーそのものにコーティングしてやることで少しは効果があります。
ドライ用のコーティングスプレーでも良いですし、ホームセンターなどにあるつや出しスプレーや、透明アクリルスプレーなどでも代用できます。
ドライフラワーに虫。
そうです、これが実によく発生するのです。
多くはダニの一種で、ホコリダニなどですが、顔を近づけてよく見るとウジャウジャしている時があります。
ドライフラワーにするときにしっかりと乾燥させましょう!
ドライフラワーを長持ちさせるためには、直射日光にあてないこと、湿気の多い場所に置かないこと、風通しの良い場所に置くこと、まめにホコリを払うことが大切です。こうすることで3ヶ月くらいはもつことでしょう。
まとめてみると、こうなります。それでもドライフラワーには寿命があることには変わりありません。花の命はいつか消えるもの。無理に寿命を引き延ばすよりも、季節によっていろいろなドライフラワーを楽しむのも素敵ですよ。
プリザーブドフラワーとは特殊な技術をもとに生花のみずみずしさ美しさをできるだけ長い期間楽しめるように作られたお花のことです。
「ブリザーブドフラワー」「ブリザードフラワー」とも呼ばれたりもしていますが、英語で”保存された”を意味する「プリザーブド」、「プリザーブドフラワー」が正しい呼び方になります。
プリザーブドフラワー
ドライフラワーは、花や草木を乾燥させて(自然乾燥・乾燥剤などで乾燥)、プリザーブドフラワーは、一旦花の樹液を抜き、特殊なオーガニック系の染料を吸わせ、乾燥させて作ります。
どちらも生花を加工して作り、自然の風合いを楽しめる花ですが、ドライフラワーは壊れやすく飾っていると次第に色あせしてしまいます。
その点、プリザーブドフラワーはグリセリン成分の入った保存液を使いみずみずしくやわらかな質感を保ち、手間のかかる製造工程により、鮮やかで色あせしにくいお花になっています。
プリザーブドフラワーの長持ちする方法はドライフラワーと同じです。十年くらいはもつようですよ。
ドライフラワーにも寿命がある…
だんだんと元の色が抜けて、ベージュの色あせた色合いになるドライフラワー。それもまた楽しい。
いかがでしたか?
ドライフラワーの寿命についてまとめてみました。
限りあるドライフラワーの寿命……色合いが褪せて、形が崩れてしまえばドライフラワーの寿命です。ドライフラワーの寿命が終わるまで、楽しんでくださいね。
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