2015/11/26
hinagiku
2015/11/20 更新
来年の春にかわいらしいチューリップを咲かせるなら、今月中には植えたいところです。そうは言っても、球根の植え方がわからない、チューリップはどんな種類があるのかなど、疑問があるかと思います。ここでは、チューリップの植え方と種類をご紹介します。
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地中海沿岸から中央アジアにかけておよそ150種が分布する球根植物です。その中の1種、トゥーリパ・ゲスネリアーナ〔T. gesneriana〕から改良された園芸品種が、最も親しまれています。
秋植え球根の定番で、育てやすく種類もたくさんあるので昔から人気の高い植物の一つです。花色は、赤、白、黄色、紫などがあり、花の形も様々です。最近では原種(野生種)チューリップにも人気があります。日本では、秋に球根を植え付けて春に花を楽しむのが一般的です。鉢やコンテナ、水栽培に花壇、切り花と用途が広くて色々と楽しめます。 一斉にたくさんの株が花開いたチューリップ畑や花壇は見事なものです。
チューリップのような球根から育てるものは、土の中での準備期間が長く、開花期間が短いのが特徴です。またチューリップは、地中に植えて放置していても、株が育ちません。今回は、そんなチューリップの球根からの植え方、育て方、についてまとめました。
また、種類もいくつかご紹介するので、何種類か植えて楽しんでくださいね。
チューリップの球根の植え付け時期は10月から11月が適しています。遅れると根が張れずしっかりと育ちにくくなってしまうので、注意しましょう。しかし、場合によっては11月以降でも植え付け可能のものもあります、購入時に確認しましょう。ラベルの裏には植え方、育て方や特徴が記載されているので、よく見ましょう。
球根は表皮の色艶がよく、固く引き締まり重みがあり、丸々しているものを選びましょう。また、傷があるもの、病気のもの(斑点があったり)は選ばないよう注意しましょうね。
庭に地植えする場合は日当たりがよく、水はけのよい場所を選びます。鉢植え、プランターの場合は、置き場所を移動できる点がメリットです。ただしチューリップは、一定期間寒さにあてないと開花しないので注意しましょう。土は球根用の培養土を使うのがよいですが、水はけの良い土を選びます。
中ーリップの植え方は庭に地植えする場合、鉢植え、プランターに植える場合で、植え付けの深さ、間隔が変わってきます。鉢植え、プランターに植えてゴージャスにしたい場合は間隔を狭くします。
植え付けの深さと植え付け間隔は、庭植えか鉢植えか、また一年限りとするか翌年もまた楽しみたいのかで異なります。翌年もまた楽しみたいのであれば、開花後に球根を充分太らせることができる、庭植えにしましょう。深さは球根の高さ2~3個分で、植え付け間隔は球根の幅2~3倍くらいで植えます。一年限りと割りきるのであれば、ゴージャスに密植しても構いません。
● 鉢植え(5~6号)の場合、2個の球根を植え、横に球根1個分の間とって同じ深さでもう1つ植える
● プランター植えの場合、となりの球根との間隔を球根2~3個分あけて植える。約60cmに対して10~20個ほどが目安
チューリップは球根の植え方によってきれいに咲きます。球根には「葉が出る」「花が咲く」方向があり、これを考えずにバラバラに植えてしまうと葉が重なってしまい、日が当たらないものがでて、成長がバラバラになってしまいます。成長がバラバラだと見た目もきれいになりません。
そこで、球根の向きを全て揃える植え方をするとと、葉は同じ方向に伸び、きれいに育つので見た目にもきれいな花が咲きます。
チューリップは球根を植えてから芽がでるまで時間がかかります。土の中で根を張り巡らせているので、土が乾く前に水をやりを行いましょう。しかし、水をやりすぎると根腐れをおこすので、やりすぎには注意が必要です。チューリップは乾燥に弱いので、冬でも土が乾いたら水遣りを行いましょう。
ただし、真冬で寒いとき鉢植えやプランターに夕方水をやると夜に凍ってしまうことがあるので気を付けましょう。
チューリップの球根は肥料植え付けをするときにゆっくりきいていく肥料を土(用土)に混ぜて植えます。その後は液体肥料を10日に1回ほど与えます。
きれいに咲いた後のチューリップはまた来年咲かせたいですね。
6月には花が枯れ始めるので、枯れる前(花びらが散った後)に花を切り取りましょう。切り取るのは茎の一番上。子房(花びらの下の丸みを帯びた細長い部分)でいうと一番下の場所です。子房は種をつけるので、養分を多く使います。種がほしいとき以外は、子房を切り取り、球根への負担も少なくしてあげましょう。
また、6月を過ぎると葉っぱが黄色くなって枯れ始めるので、それを合図に球根を掘り出しましょう。取り出した球根は、表面の土を落とし、複数の球根が一緒になっているものを1つ1つ分けておきます。最後に、球根を目の粗いネットに入れて、雨が当たらない風通りの良い日陰で、次の植え付けまで保存します。
チューリップの寄せ植えの植え方は、できるだけ近くに球根を並べて植えるのがコツです。チューリップを真ん中で目立たせる植え方にするときはは、パンジーやビオラなどの背の低いものとの組み合わせる植え方がいいでしょう。
紫色のチューリップと、足元のハナカンザシとビオラがかわいらしいですね。
ムスカリとチューリップの寄せ植えです。
色々な種類のチューリップの寄せ植えです。
こんな植え方もあるんですね。
玄関にチューチップを入れた寄せ植えです。
お客様がくるのが、楽しみになりそうですね。
チューリップにはたくさんの種類があるので、自分好みのチューリップを探してみてくださいね。
モンテカルロ
代表的な黄色の八重のチューリップです。
イルデフランス
濃い赤で、これぞチューリップという感じですね。
ブラックチャーム
ブラック系のチューリップです。
咲くのが楽しみになりますね。
ハウステンボスのチューリップは圧巻ですね。
ここまで、チューリップの植え方についてみてきましたが
いかがでしたでしょうか?
植え方も庭に植えるのか、プランターや鉢なのかで
少々違いがありますが、そんなに難しくはないと思います。
チューリップを植えるのは今の時期がちょうどよいので、
今まで、植え方がよくわからなった方も挑戦してみてくださいね。
春にはきれいで、かわいいチューリップが咲くことを祈ってます。
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