ダニの種類には、屋外ダニ、屋内ダニがあります。吸血性のダニも!
2016/03/17
やまだーこうち
2015/12/12 更新
服を着ている部分なのに虫に刺された経験はないですか?どこの家にも発生しやすいダニが原因かも知れません。そして特徴として、ダニは蚊よりもかゆい・かゆい状態が一週間ほど続くと言う症状が・・・!厄介なダニ刺されの原因と対策を学び、ダニのいない快適空間を目指しましょう
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アレルギーで悩まされるヒョウヒダニの場合、次の4つが必要
1.温度:20度~30度がダニの理想温度。10度以下、37度以上では繁殖できない。
2.湿度:湿度60%以上で繁殖。60%以下では繁殖できない。
3.えさ:人の皮脂やふけなど。
4.場所:埃がある。布団やソファー、ぬいぐるみ、シじゅうたん、畳などもぐりこんで生活できる場所がある。
ダニは、昆虫ではなくクモやサソリの仲間で、頭・胸・腹が一体で胴体部となり、胴体部の前方に口器である顎体部が付属しています。屋内に生息する種類は屋内塵性ダニ類と総称され、このうちアレルギーの原因となるのはヒョウヒダニです。
ちなみにダニの繁殖力はとてつもないです。卵から成虫になるまで早いもので約2週間。夏場などは10週間もあればダニは300倍に繁殖するといわれています。
ダニの対策として「乾燥」「清潔」が重要ポイントとなってきます。少し気が緩むとあっという間に繁殖してしまい、さらに完全に駆除するには難しいものということで、本当に厄介です。しかもかゆいレベルが蚊とは全然違う!これはどうにかしないといけません。
①高温多湿
確かに梅雨の時期がダニ・ノミが発生しやすいですよね。
高温多湿はダニがもっとも好む環境です。具体的には温度が20℃~30℃、湿度が60%~80%という環境がこの高温多湿という環境にあたります。つまり……日本の梅雨~夏にかけての時期そのものがダニにとって最高の環境だといえるのです。
②エサがある
カビやフケなど、やはり不衛生なものが餌になるよう。
③繁殖場所があること
畳やカーペットはダニの住居として、かなり適合しているそう。
たとえば「畳のなか」などが第一にあげられます。畳は一年を通して温度、湿度が適度に保たれています。またエサとなるものも豊富に含まれているためダニにとっては最高の住環境だといえるのです。他にも絨毯やカーペット、布団やソファなどもダニの繁殖場所としてメジャーです。そういった場所はダニのエサとなる人のフケやアカが豊富にあり、また埃もあるのでダニが好む環境になってしまいます。
基本は部屋を乾燥させること。そして部屋を清潔に保つこと。この2つを徹底するだけで、二度とダニがでない環境をキープすることができます。具体的には部屋の風通しをよくして湿気がこもらないようにし、ふとんやシーツは定期的に天日干ししてください。また部屋の掃除もこまめにやることが重要になってきます。
刺されるととてつもなくかゆいダニ。ダニを避けたいなら、乾燥・清潔の2つを徹底するべきなのですね。布団やシーツに多いのですね。就寝時に刺されて、次の日から「かゆい」思いをするケースが多々。でもかゆいのは蚊も一緒。どうやって見分けるのでしょうか。
かゆい!ダニ刺されの跡
とてもかゆいですよね。画像を見ているだけで「かゆい」思いがよみがえってきます。
・服を着ている箇所を刺されている
・体の中でも柔らかい部分が刺されている(二の腕、太もも、ワキの下、お腹など)
・0.5~1cmくらい腫れる
・6~9月の間に刺された
・刺された箇所が赤くなる
・激しいかゆみがある
どこがかゆいかで判断してみる
図は赤い部分が「ダニ、蚊、ノミ」に刺されやすい箇所です。これもひとつの判断基準になります。
◎.刺される箇所は足のみ(ノミは足元からジャンプしてきて刺すため)
◎.水ぶくれや血ぶくれができる
◎.痛みと熱をともなうかゆみがある
◎.数日~1週間ほど続く
3つに共通するのは、全部が「かゆい」ということ。見分け方は、まず足ばかり刺されたらノミであると判断します。そして足や足以外の場所に症状があらわれたらダニか蚊です。すぐに症状が治まれば蚊、数時間たってもかゆいままで腫れたままならば、それはダニによる症状ということになります。
かゆいと一言に言っても、全部がダニではありません。かゆい状態がどれだけ続くのか・かゆい場所がどこなのか。それぞれの特徴を見分けて判断すると分かるのですね。さて、ダニに刺されてかゆい時はどう対処すれば良いのでしょう。
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ステロイド系の薬は、かゆみや炎症を抑える効果が高く、ダニのかゆみにも効果があります。ステロイド系の薬は、しばしば悪いもののように言われることがありますが、使用方法や容量を守りさえすれば、虫さされの症状を抑えるのに有効です。
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また、万一とびひができたら、病院へ行き、処方された薬を正しく使いましょう。とびひが起こった場合は、ステロイド系の薬は使わないようにしましょう。とびひは感染力が強く、他の人にも感染することがあるため、入浴やタオルの共用などはしないよう、気をつけましょう。
皮膚科を受診
ダニはいっぺんに何十か所も刺すわけではありません。ですので、最初の2~3箇所を発見した時点で早めの治療をすることがだいじになってきます。ステロイド系の塗り薬を処方してもらえば、かゆみがおさまります。
かゆい症状を抑えるにはステロイド系の塗り薬が一番のようです。そして基本はどんなにかゆい思いをしても掻かないようにすること。子供の場合はかゆい場所にムヒパッチを貼るのも手ですね。
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まずはベッドやソファのしたなど、ダニが繁殖しやすい場所にダニ捕りマットをセットしてください。それだけでまずはOKです。あとは3ヶ月ごとにマットの交換をしてください。これだけでぐっとダニの繁殖は抑えられます。
次にやることはふとん自体を綺麗にすること。それにはふとん乾燥機の使用がオススメです。梅雨~秋にかけて最低週1回はふとん乾燥機を使うようにしてください。ふとんが乾燥すれば、ダニはその環境を嫌うようになります。
ダニが嫌いな環境とは、つまり綺麗な場所。そのためこまめに部屋に掃除機をかけることもダニ退治には有効なのです。部屋に埃や食べカスなどが落ちている状況をつくらないことが大切になってきます。
ダニ取りマットって便利なのですね。これで繁殖が抑えられるなら、とても優れもの。そしてあとは、乾燥・掃除!それでももっと確実に駆除したいなら、くん煙殺虫剤や駆除スプレーの使用。どうせやるなら徹底的にするのも良いですね。
布団やカーペットなどは特に注意して、乾燥・清潔を保ちましょう。
いかがでしたか?かゆいダニ刺されの原因と対策でした。生活するうえで、どうしても避けて通れないダニ・ノミ問題。今回はダニに注目してまとめました。「やはり湿気を取る・掃除をこまめにする」はダニ対策以外でも大事なのでしょうね。今回のまとめを参考に、ぜひ自宅を快適空間で保つようにしてくださいね。
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