2016/12/22
ミック0331
2015/12/17 更新
アウトドア料理をワンランク上のものにしてくれるダッチオーブン。「焼く」「炒める」「煮る」など、その使い方次第で料理の幅がぐんと広がります。しかし、手入れや慣れない人には使い方が難しいという声も。ダッチオーブンの使い方や、応用レシピなどをご紹介します!
使い方いろいろのダッチオーブン
ダッチオーブン(dutch oven)は、鋳鉄製のフタつきアウトドア料理用鍋(調理器具)です。ダッチオーブン一つで、焼く、揚げる、燻製、炒める、煮る、蒸す等の料理・使い方ができます。
アウトドア用品のイメージが強いですが、家庭料理にも使うことができます!
鋳鉄製ダッチオーブン
値段はリーズナブルですが使い方はちょっと複雑です。
何度も使っていくうちに油がなじみ使いやすくなるのですが、それまではちょっと辛抱が必要です。
黒皮鉄板製ダッチオーブン
鋳鉄製に比べるとメンテナンスが楽なタイプです。
黒皮鉄板製のダッチオーブンは、大変すぐれたダッチオーブンとの触れ込み。
一番の特徴は、鉄板製なのに錆びにくいとゆうことらしいです。
それに手入れも簡単で、洗剤洗いOKだしいつも清潔に保てるようです。
手入れがしやすく比較的使いやすいタイプです。ただ、値段はちょっと高めです。
アルミ製ダッチオーブン
軽いので女性でも使いやすいタイプです。使い方も他のものに比べると簡単です。
アルミのダッチオーブンの利点はなんと言っても軽いこと。
これは鉄製と比べ十分なアドバンテージがあります。
それから、面倒なシーズニングが不要です。
また、アイアンのように錆びないのでオイルを塗る必要もなくメンテフリー。
あとは洗剤で洗ってもかまわないことでしょうか。
手入れも楽なので家庭のキッチンでも比較的使いやすいです。ただ、耐熱は他の種類のダッチオーブンには劣りますので注意が必要です。
ステンレス製ダッチオーブン
やや値段が高めですが、使い勝手がいいのがステンレス製です。
•シーズニングは不要
•重い
•過度な空焚きは厳禁(変色する恐れあり)
•ステンレスなので錆びにくく油を塗る必要はないです。
•普通の鍋と同じで洗剤で洗うだけで済むので使用後のメンテナンスがラクです。
手入れが簡単なので、ダッチオーブン初心者さん向けです。
様々な料理に使えます。
ダッチオーブンの魅力は、普通の鍋とは違って、『焼く・炒める・煮る・蒸す・揚げる』といった様々な使い方ができることです。当然、料理のバリエーションも豊富になります。
いろいろな使い方がありますが、それぞれ詳しく見ていきましょう。
まずは、基本の使い方『焼く』方法を紹介します。
魚焼きグリルでも活用できます。
ダッチオーブンに野菜やお肉を入れて塩コショウで味付けした状態で魚焼きグリル(オーブングリル)にいれて加熱すると、素材の旨みをそのままに味わえるシンプルなローストになります。
本格ピザも楽々!
まるで石窯で焼いたかのようなおいしいピザも、ダッチオーブンを使えば実現できます!
パンを焼くこともできます!
こんな使い方もできるの?と驚きましたか?ダッチオーブンを使えば、アウトドアでふっくら焼き立てパンが楽しめます。
ダッチオーブンを使っておでん
あつあつでおいしそうですね。
豚の角煮
味がしっかりと浸みておいしそうです。
ダッチオーブンは密閉性が高く、少ない水分で調理できるので煮物などを作るのにも重宝します。また、蓋が重いので圧力鍋のような使い方ができ、お肉などはやわらかく仕上がります。保温性が高いので長時間煮込む料理にも向いています。
ダッチオーブンでチャーハン
熱を伝えやすいので中華鍋で作ったようなぱらぱらチャーハンも作れます!
蒸し料理にも!
ダッチオーブンは蒸し料理にも向いています。
ダッチオーブンは蓋が重く、さらに水蒸気によるウォーターシール効果で蓋が密閉されるため、鍋の内側は簡単な密閉状態になっています。食材から出た蒸気が鍋の中を対流し、自分自身の水分で「蒸される」状態が出来上がっています。この蒸し状態がダッチオーブンの調理のひとつのメリットで、蒸されることによって内側までしっかりと火が通りながら、ジューシーな味わいを残し、素材のよさを引き出してくれるのです。
『蒸す』という使い方にも適しているので、アウトドアで肉まんや点心などを楽しむこともできます。
難しそうと思われる、ダッチオーブンのお手入れについて紹介します。
ダッチオーブン(コンボクッカー)やスキレットなどの鋳鉄製や鉄製の調理器具は、使う前にシーズニングという、焼き慣らし作業をする必要があります。簡単に言えば、熱で黒錆をつけ、赤錆が付きにくくすることです。同時に油もなじませていき、調理時に焦げ付きにくくしくこともあるようです。
ダッチオーブンなどの鉄製のものは、どうしても使い方が難しいと思われがちな調理器具ですが、最初のシーズニング次第で長持ちさせることができます。
ダッチオーブン開封・シーズニングの方法
シーズニングの方法
①中性洗剤などを使い、たわしでよく洗い、錆止めを落とす。
②ダッチオーブンの中にお湯を沸かしてグツグツ煮る。汚れを落とします。このとき、緑茶のティーバッグなどを入れて煮ると、独特なにおいを取り除くことができます。
③布でふいてからよく乾燥させる。
④オイルを塗り、煙が出るまで加熱する。
⑤よく冷ます(本当に熱いので注意してください)
※④と⑤を何度か繰り返し、油をなじませましょう。
⑥野菜くずを炒め、油をなじませるのと同時に、鉄臭さを取る。
きちんとシーズニングできていないと、こんな悲惨なことになります。
素材によってはシーズニングが不要な物もありますが、基本的には使い始める前によく油を鳴らしておきましょう。また、使用した後には、きれいに洗って乾燥させ、オイルを塗って保管しましょう。
使い方次第で、本当にさまざまな料理が作れます!
焼きりんご
りんごの旨みを凝縮して味わえます!シンプルな使い方でもおいしいスイーツになりますよ。
ガトーショコラ
材料を混ぜてダッチオーブンに流し込んで焼きます。熱伝導がいいので、均一に焼きあがります。
カップケーキ
網で底上げする使い方で焼いています。蒸し焼き風になるのでふっくらと仕上がります。
ちょこっとおつまみにぴったり
燻製作りにもダッチオーブンは活躍します!
ダッチオーブンでも燻製が出来るのか!?答えから言うと出来ます。基本的な使い方はアルミホイルなどを敷いてその上に燻製チップを置いて網を乗せて燻すだけです。ちなみにスモークウッドでも大丈夫ですが良いサイズの網が意外と無かったりします。
ダッチオーブンの使い方 燻製を作る場合
ダッチオーブンでの燻製は基本的に『熱燻』になります。
熱燻⇒炙りながらいぶす燻製で色づきと香りがよく仕上がります。
その他、燻製専用のスモーカーなどを使えば温燻もできます。
温燻⇒食材の水分を飛ばしながらいぶす燻製で、やわらかな舌触り♪
燻製
燻製を作るときのダッチオーブンの使い方です。
煮込み料理に最適!
家庭でダッチオーブンを使った料理をするときは、煮込み料理が一番簡単でしょう。お肉や魚はほろっとやわらかく調理できます。グリルに入るサイズのダッチオーブンであれば、焼き料理にも活用できますね。
おススメ!ダッチオーブンで炊くごはん
おススメの使い方のひとつが、炊飯です。ふっくらとしたごはんが炊き上がります。鉄製はくっつきやすいですが、鉄分が取れるのもいいですね。ステンレス製は炊飯に向いています。
ダッチオーブンで鯛めし
もちろん、炊き込みご飯や鯛めしなどにも使えます!おこげがとてもおいしく出来上がります。
ダッチオーブンなら、かりっとしたパンも上手に焼けます。
ダッチオーブンは、重くて手入れが大変、使い方も複雑ということで、男性がアウトドア料理をするときに使われるものと思われていました。しかし、ステンレスなどの軽くて女性でも扱いやすい種類が出てくると、スイーツやパン作りなどに活用する女性が増え、家庭料理でも幅広い使い方がされるようになりました。
きちんと手入れをすれば、テフロン鍋などよりも長持ちして使い勝手もよくなります。お気に入りのダッチオーブンを、キッチンに仲間入りさせてみてはいかがでしょうか?
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