玄関の印象を決めるのは実は、タイルかも?玄関タイルを紹介します。
2016/06/20
emizou
2015/12/29 更新
少し前までは玄関やアプローチに敷いていたタイル!今では家のキッチンやリビングなどにアクセントとしてタイルが使われているのを見かけるようになりました。洋風の敷き方でも、和風の敷き方でも、種類が多くなり、中にはDIYで簡単にできるタイルの敷き方もあるようです。
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庭や玄関まわりにタイルをDIYでするときの敷き方
DIYの外構の中でレンガに次いで人気の舗装資材がタイルです。
タイルはレンガと比べて薄いため、敷き方が多少異なります。
タイルにはいろんな敷き方・貼り方があり、プロは上手に貼りますが、素人が真似しても同じようにできるとは限りません。
ここでは、DIYでの簡単なタイルの敷き方をご紹介したいと思います。
やっぱりプロにはプロの敷き方があるんですね!プロの技はすぐできるようになるとは思えないので、自分でできる簡単なタイルの敷き方を見ていきたいと思います。
よく見るリフォームの番組でも、基礎のやり直しや間取り・屋根の素材変更は番組内で紹介されますが、玄関やアプローチのタイルを敷くところはあまり見たことがありません。タイルの簡単な敷き方があるのなら是非勉強したいですね!
タイルの敷き方・貼り方にはいろいろあるのですが、大きく分けて直張りと圧着貼りがあります。
直貼りとは、コンクリート面にごく薄い貼り付けモルタルを塗ってタイルを張り付けていく方法です。
圧着貼りとは、モルタルで下地を作って叩きながらタイルを押さえていく工法です。
どちらがよいか、一概には言えませんが、DIYでは、圧着貼りのほうをおすすめします。
というのも、直張りに使用するポリマーセメントを入手することが難しいことと、下地コンクリートを高精度で施工しなければならないからです。
圧着張りなら施工しながらモルタルで高さ調整できるので、直張りより簡単です。
ということで、ここではより現実的な圧着貼りのほうを紹介したいと思います。
タイルは貼るのか?敷くのか?玄関やアプローチのように人が上を歩くところは敷くのでしょうが、同じタイルでも壁面に使用される場合は貼る事になるのでしょう。今回は敷き方を紹介したいと思います。
圧着貼りによるタイルの敷き方
圧着貼りとは空練りモルタル(バサモル)の下地がある工法です。
左記が、圧着張りによるタイルの敷き方図面になります。
図面の通り、下地になる空練りのバサモルは、3センチ以下にします。
下地コンクリートをきれいにする下地のコンクリートは汚れていることが多いので、まずはじゅうぶんにきれいにする必要があります。多少不陸があってもモルタルで高さ調整できるので大丈夫ですが、汚れは剥がれの元になるので、じゅうぶんに注意します。
DIYだとつい面倒くさがってこういった作業を怠りがちになりますが、プロはきちんと丁寧に汚れの除去をしています。
タイルを敷くだけなのに~!と思っているかも?
何事も最初が肝心なので、面倒くだがらずにコンクリートをきれいにしてからタイルを敷きましょう!
バサバサのモルタルを敷く
コンクリートをきれいにしたら、表面に吸水調整剤を塗ります。コンクリートの吸水調整剤は、入手しやすいNSハイフレックスがグッドです。
吸水調整が終わったら、 モルタルを敷きます。
この時のモルタルは、少し水を混ぜたバサモルがベストです。水練りにしてしまうと、タイルが沈んでしまうので、水の入れ過ぎには注意しましょう。
そして、板などで、表面をならします。
以前タイル屋さんが工事しているのを見ていたのですが、この工程をものすごく重視していました。敷いたモルタルを木片で叩き、その後で、レベルで水平を見ながらモルタルを鳴らしていました。
水平は、この辺りで決まるようです。
タイルの張り付け
次に、水とセメントを混ぜた貼り付けモルタル(セメントペースト)をバサバサのモルタルの上にこすりつけるように塗ります。
この時、たくさん塗って乾いてしまうと施工しにくいので、セメントペストをたくさん塗り過ぎないようにすることが重要です。
素人がDIYでタイル貼りしようとすると、プロよりもぜんぜんスピードが遅くなってしまいます。セメントペーストの施工は、30分程度で貼り終える範囲を目安にしましょう。
塗布したセメントペーストの上にタイルを置きます。
そして、タイルをゴムハンマーなどで叩き、セメントペーストの面とくっつける敷き方です。
ここできちんと圧着させないと裏側に空隙ができる元となります。
かと言って、強く押しすぎると沈んでしまうので、圧着というよりも、軽く叩くという表現のほうが適切かもしれません。
一番簡単なタイルの敷き方紹介とはいえ、慎重に進めないとタイルが沈んでしまったり、裏側に空気が入る元になるそうですから簡単な敷き方ではないような気がしてきました。
完成です。
固まったら、目地にモルタルを詰めて完成です。
いままで紹介してきた敷き方でタイルを敷き、下のモルタルが固まったら目地にモルタルを詰めて綺麗にしていきます。目地に詰めたモルタルが固まったら完成です。
縦・横・斜め、いろいろなタイルの敷き方がありますが、DIYで敷いた時の線は綺麗になっていないかもしれません。プロに依頼した仕事なら線が曲がっていたら気分をがいするかもしれませんが、自分で敷いたのなら、なんだか味がでてきていいかもしれませんね♪
一番簡単な敷き方でもこれだけ難しいのですからプロに頼んじゃおうと思われる方もいるかも?
本当はシートを敷く前に・・・。
本当はシートを敷く前に地面を平らにしないといけませんが寒かったのでやりませんでした。
今まで紹介してきたタイルの敷き方では、最初に地面を平らにして下地コンクリートも綺麗にしてからタイルを敷く敷き方ですが、この方は地面を平らにしない代わりに雑草が生えないようにシートを敷き、その上に砂を撒くそうです。
モルタル不使用の敷き方
地面がどうしてもデコボコしてしまう場合は
砂を平らに敷き詰める敷き方もあるってことです。
でも6平米くらいの広さに対して砂を2袋しか用意していなかったので
まったく分量が足りません・・・・。
砂を1cmの厚さに敷き詰めるのに6平米だと最低でも10袋は要りそうでした。
このくらいに差し掛かるともはや寒いし、あたりは薄暗くなってきましたので
もうどうでもよくなってきました。
なので適当にタイルを上に並べて終了です。
なかなかいい感じに見えますが・・・
基礎を平坦にしていないためタイルがガタツキます。
特に少量の砂がシートに絡んで余計にタイルが滑ります。
以上を総括しますとこの作業は失敗といえます!!
いかがでしたか?タイルの敷き方!最初の工程から手抜きをして進めてしまうと最終的にはやり直さなければいけなくなったようですね~!
確かに時間がかかる作業かもしれませんが、出来上がった後で失敗だと気づき、やり直す事に比べれば今まで紹介してきたタイルの敷き方をコツコツと忠実に実行する事が一番の早道かもしれません。一度成功すれば「次はどんな風にタイルを敷こうか?」という気持ちが出てくるかもしれませんよ!今回は何事も最初が肝心という事がいかに大切な事かを勉強させて頂きました。自分がタイルを敷く時の参考にさせていただきます(^^♪
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