2016/08/23
やまだーこうち
様々な空間をデザインし、自然のものを使って庭園などを飾っていく造園。実家のお庭に来る庭木の剪定をする造園屋さんを想像したあなた。それも正解ですが、素敵な凝ったデザインを木や石などで美しく表現していく、今は造園=アートの世界なんです。
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空間を自然の物でデザインする庭園。それを造ることを造園といいますが、一体どんなものを使ってどんなふうに作っているのでしょうか。一つ一つを職人さんが丁寧に組み立てて美しい形にした庭園を見ていきましょう。
日本特有の美しいデザインの庭園。お寺や古い家の庭によく見られるデザインされたこの空間を造ることを造園というそうです。
屋外の様々な空間、例えば公園やランドマーク、住宅地などを対象にデザインし管理していく技術の形態で、環境デザインの主要分野の一つ。
植物や水、岩や石等の自然界に存在するものを使って庭園をデザインしていく。植木樹木生産管理、緑を創る植栽基盤整備、農園や園芸のうち家庭園芸やガーデニング、花壇などの展示植栽、園芸療法に関する分野も含まれるのだそう。
水というものになぜ人は癒されるのでしょう。お庭を造園屋さんにお願いして庭園を造ろうと思うと、まずは池や川の水辺を欲しがるお客さんが多いのだそうです。
池に鯉。日本庭園の象徴とも言えるデザインの美しく落ち着く空間。水面に映る木々の影が更に情緒を引き立たせています。
縁側の下には水が流れている湧水庭園。こんな美しいデザインをし、造園をした技術者はどんな人なんでしょうか。
こちらも美しいデザインの庭園ですね。やはり外に出たらそこが水辺。私も憧れてしまいますが、造園する工事はとても大変なのではないでしょうか。
広いお庭にとてもきれいに手入れされた池。水辺の管理は家の中でもわかるように本当に大変。こんなに広い池を美しく保てるように造園屋さんは考えて作っています。
砂や石でお庭を池に見立てて造園された庭園。様々な美しいデザインが折り合って最高の芸術品になっています。造園している過程が見てみたいです。
広く大きなお庭じゃなくても水場を造ることは可能だそうです。造園する際に水場への憧れは強くても、維持する大変さに諦める方も多いそう。この程度ならなんとか頑張れるかも?
みなさの記憶に強くあるであろうこのカコーンという竹のやつ。鹿威しと言って畑を荒らす獣を脅すために置かれたものなのだそうですが、今は音を楽しむために置くことが多いそう。造園屋さんの庭先にもよくありますよね。
田舎に行くと、こんな立派な松の木がどどーんと植えてある大きな地主さんのお家ありませんか?松の存在感が強いデザインのお庭を見ると「お金持ち」をイメージしてしまうのは私だけでしょうか。
松の木は盆栽などでもわかるように、人の髪の毛のように伸びてボサボサになってしまいます。毎年竹で出来たはしごに乗って手入れに来ていた造園屋さんを思い出します。
四季に合わせて色を変えるどうだん。こちらも造園に欠かせない植物なんだそう。確かに色々なところで目にしますよね。色が変わることを計算してデザインされた庭園も本当に美しいですね。
情緒溢れる日本庭園からちょっと変わって、ヨーロッパな雰囲気を感じるこちらの空中庭園。デザインもとても凝っていて、映画に出てきそうなお庭ですね。木を好きな形にするにはどのように造園していくのでしょうか。
植物は花や実を付けます。造園でも人気なのがあじさいの花。土によって色が変わるというのを子供のころに聞いた気がしますが・・・本当なんでしょうか。
美しい花をたくさん咲かせ、庭園を鮮やかに彩る造園で一番人気なのはつつじの木。デザインを凝るのもいいですが、花を楽しむためのデザインで造園するのもいいかもしれませんね。
日本庭園の象徴とも言える楓の木。まるでデザインされたような黒い肌に真っ赤な葉を付けた美しいたたずまいは神秘的ですよね。形の美しい木は造園屋さんでもすぐに売れてしまうんだそうです。
斬新な美しい庭園ですね。同じ大きさの四角い石を直角に並べるなんてデザイン初めて見ました。造園技術も素晴らしいです。
こちらは英国式の庭園。こんなデザインされた木を映画で見たことがある気がします。全体のデザインよりも、個体の造園技術が光ります。
上の画像で思い出したのがこれ、映画シザーハンズの庭園です。こちらも奇抜なデザインですが、造園技術はものすごく高いのがわかります。英国の造園屋さんはみんなこんな技術を持っているのでしょうか。
様々なこだわりのデザインを形にしていく造園屋さん。本当に素晴らしい技術とセンスでお庭を作り上げていきます。
不思議なデザインだけどとても美しいこの庭園、ベルサイユ宮殿のお庭なんです。造園屋さんは何人いるのでしょうか。毎日カットしてあげてるのかしら・・・
美しいデザインと様々な造園技術でその空間は生まれ変わります。自分のイメージを実現してくれる技術が確立された現代、贅沢な癒しの空間を作ってみてはいかがでしょうか。
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