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    子供の頃小川でめだかを見ましたが、今は水槽の中を泳いでいます。

    子供の頃は、めだかは近所の小川でおよいでいる小さな魚だと思っていましたが、今では品種改良が進みいろいろな形や色のめだかが誕生しています。小さな水槽で2~3匹で泳いでいたり、大きな水槽で群れで泳いだりしています。そんなめだかを調べてみました。

    めだかを飼う前に!

    かわいいめだかを飼う前に、めだかの事を少し勉強しておきましょう!例えばオスとメスの見分け方とか、どんなエサを与えればいいかとか、何匹くらいで飼えばいいかとか・・・・。
    ちょっと調べてみましたので、これから紹介します。

    ☆めだかのオスとメスの見分け方!

    左のイラストで説明しているように、めだかのオスとメスには微妙な差があります。よ~く観察して、水槽の中にオスばかりやメスばかりにしないようにしましょう!

    ☆エサの種類
    めだかのエサは水面にしばらく浮いている物がいいので、フレーク状のものがオススメです。栄養のバランスもよく、すぐには腐らないので、水を汚しにくいという利点があります。めだかは小さな魚ですので、めだか専用のエサを使用するか、または指先などで細かくすりつぶして食べやすくしてあげます。
    稚魚についても、エサをさらに細かくすりつぶしてパウダー状にしたもので可能です。
    市販品以外なら、ボウフラやイトミミズ・ミジンコ・アカムシなどが簡単に手に入るのであれば、残さない程度の量を入れてあげるといいでしょう。

    ☆エサの回数
    エサは1日2回(朝方と夕方)くらいで、食べきれる量をあげましょう。目安としては、めだか10匹に対しひとつまみ程度のエサをあげましょう。
    めだかは気温が下がると冬眠します。冬場は、暖かい部屋の中では冬眠しませんので、浮き草や藻などがあれば一週間に一度ぐらい、屋外なら1ヵ月に一度ぐらい。冬眠中なら与えなくても大丈夫です。食べきれなかったエサが水底に沈むようなことがないようにしましょう。
    エサを与えすぎてめだかを死なせてしまうことはけっこうありますが、エサの量が少なくてめだかが死んでしまうことは、あまりありません。与えすぎると食べ残しが腐敗し水質悪化につながりめだかは弱ってしまいますので気を付けてください。

    めだかの種類

    小川で泳いでいる時のめだかは目立たない色や形でしたが、最近では品種改良が進み、いろいろな色調のめだかが増えています。いっぱいありすぎて全部は紹介できませんが、代表的な種類を紹介します。

    ☆黒めだか系

    日本めだかの原種に近く、体色は濃いグレーです。原種は日本で一番小さな淡水魚で、現在絶滅危惧種に指定されています。
    原種のめだかは絶滅危惧種なんですね。大切に保護しないと日本の川で見る事が出来なくなってしまいます。

    ☆青めだか系

    黄色素胞がなく、光のあたり方でうっすらと青く見えるめだかです。飼い易く初心者向きです。
    本当にうっすらと青みがかって見えます。かわいいですね!

    ☆黄金めだか系

    体色が黄金色で非常に美しいめだかです。黄金と薄黄金の2種類の色が存在します。白い水槽に入れると黄金がより映えます。

    ☆パンダ透明鱗系めだか

    パンダめだかは目の周りが黒く、可愛らしいめだかです。透明鱗めだかはエラが透けて頬が赤く見え、特殊なめだかです。こんなめだかが水槽の中を泳いでいたら可愛いでしょうね!

    ☆出目系めだか

    目から口までの距離が短くて、両目が横にとびだしている可愛らしい顔立ちのめだかです。
    ちょっとコミカルかもしれませんが、見ていると、なんだか癒されてきます。

    いかがですか?本当にいろいろな種類がありますね~!金魚の出目金は見た事がありますが、めだかにも出目系があったなんて驚きです。でも本当に可愛い(^^♪
    こんな可愛いめだかを泳がせる水槽はどんな物がいいのか考えるのも楽しいですね!
    次は、めだかの飼い方やどんな水槽を用意すればいいのか調べてみました。

    めだかの飼い方と水槽の選び方

    めだか飼育の水槽と水量

    ☆めだか用水槽と水量

    これからめだかを育てようという場合、最初に買うべきもの。
    それは、やはりめだかの住処である水槽ですよね。
    ここでは、めだかを飼うために、最適な水槽についてお話します。
    まず考えるのは、めだかを何匹飼うかということです。
    それによって、水槽の大きさが決まります。
    水槽の大きさは、めだか1匹に対して水量1リットルを目安にして下さい。

    ☆めだかは手軽に飼える

    基本的には、めだかは、どんな物でも手軽に飼えます。
    家の片隅にあるバケツやプラスチックの箱、なんでもありです。
    2匹とか飼うなら、コップでも良い位です。(^^;
    最近では、めだか飼育用といって、小さな水槽セット等も売ってますよね。
    鑑賞に適した形で薄くて綺麗な物等いろいろあります。
    そういったものを購入すれば、オシャレにめだかを飼えますよね。
    ただし、飼育して、繁殖までとなると、小さい水槽では無理があります。
    一応、横に水槽セットを載せておきますね。
    この水槽セットだと、めだか10匹飼育のお勧め水槽ですね。
    また、飼育水槽としては最低限の大きさでもあると思います。
    前にも言いましたが、めだかを飼うのに入れ物は何でもいいです。
    ですが、絶対的な水量が足りない場合は、飼育は難しいです。

    ☆めだか飼育と水量の関係

    めだか一匹の飼育に必要な水量は1リットルと覚えておいてください。
    そして、ゆとりを持たせた理想的な水量は、2リットルと言われています。
    ですので水槽を選ぶときは、水量と飼育数を考えてみて下さい。

    めだか飼育の目安!規格水槽

    ☆規格水槽と水量

    ここでは、めだか飼育の目安になる規格水槽と水量を見てみましょう。
    規格水槽とは、メーカーが量産している、一定の大きさの水槽です。

    45cm規格水槽 幅45×奥行24×高さ30 水量約32L
    60cm規格水槽 幅60×奥行30×高さ36 水量約65L
    90cm規格水槽 幅90×奥行45×高さ45 水量約182L
    120cm規格水槽幅 120×奥行45×高さ45 水量約243L
    水量は簡単に外形で計算しましたが、実際の計算はこうなります。
    水量=(幅-ガラス2枚)×(奥行-ガラス2枚)×(高さ-ガラス1枚)÷1000
    ワンキョク型は無理として、この計算式で水量が解ります。
    水量は、45cm水槽と60cm水槽は、ガラス厚が0.5mなので、45cmの場合
    水量37.6L=幅(45-0.5×2)×奥行(24-0.5×2)×高さ(30-0.5)÷1000
    となり、水槽一杯まで水を入れた状態で約29.8Lとなります。
    実際には、上面一杯はあり得ないので、3cm空けたとして、約27L位ですね。
    90cm水槽と120cmは、ガラス厚を知らないためご自分で計算を!

    ☆めだか飼育にお勧めの水槽の大きさ

    めだか飼育にお勧めの水槽は60cm水槽です。
    そんな大きい水槽置けない!
    そんな人が多いと思います。
    確かに、60cm水槽は大きいし重いですよね。
    先程の計算式で、水面一杯で約60.7L、上面を3cm空けて、55.6Lの水量。
    単純に55匹飼えることになります。
    この水槽にめだか20匹とミナミヌマエビ10匹が、一番お勧めですね。
    以下、
    45L水槽にめだか10匹とミナミヌマエビ10匹
    SML規格のS水槽、良く安売りしている30cmで12L水量?の水槽
    または、同じくらいの大きさのものにめだか4匹とミナミヌマエビ6匹ですね。

    ☆ガラス水槽とアクリル水槽
     アクリル水槽は強度があり、水温の管理等も便利ですが、お勧めはガラス水槽です。
     アクリルだと、手入れの時に必ず細かい傷がつきます。
     ガラス水槽なら、手軽に綺麗に使い続けられます。
     メダカ水槽なら、ガラス水槽を選びましょう。

    めだか飼育用の水槽セットがあるんですね!めだかを飼う時は、まず何匹飼うかを考えてから水槽のサイズを計算して購入したほうがよさそうです。
    次は、水槽に必要な水について調べてみました。

    めだか用水槽の環境

    めだかは元々丈夫な魚ですので、水が漏れない容器と、水。それと、めだかの隠れ場所になるような物(流木や水草など)と、エサ。があればめだかを飼うことができます。屋内でも屋外でも飼育は可能ですが、ここでは水槽を使って屋内で飼育する方法をご説明します。

    一般にめだかの寿命は1~2年と言われていますが、人工的な飼育下では長いものでは、4~5年生きる個体もあるようです。

    めだかの環境

    ☆水槽のレイアウト

    基本的にめだかは田んぼや小川に住んでいる魚ですので、泥底を本来は好みますが泥にかぎらず砂や砂利などでも問題はありません。ただ、めだかはおどろいた時などに川床に潜り込む習慣がありますので、細かいものを選んだほうがめだかのためにはいいのかもしれません。

    市販されている赤玉土や大磯砂、川砂などでも可能ですが、空き地や河原から取ってきた場合は、枯れ草などのゴミが混ざっていますのでよく洗った後、底に約1センチほどの厚さで入れます。

    出典:http://www.gex-fp.co.jp

    水草は酸素の補給と卵を産みつける場所、それから水槽内の余分な栄養分(汚れ)の分解者としてバクテリアが棲む場所でもありますのでできれば水草がある方がめだかにとっていい環境だといえるでしょう。

    ☆水流について

    めだかが本来好んですむ場所は、小川や池、田んぼなどの水流のあまりないところなので、めだかの泳ぐスピードは決して速くありません。また瞬間的には素早い動きをすることがあっても、長時間その動きを継続することはありません。
    このことからめだかが生活するための第一の条件としては、水流が弱いことがあげられます。水槽でめだかを飼う場合にも大きなフィルターやエアレーションなどによって水流が強くなりすぎると、めだかには過大なストレスがかかることになるので注意が必要です。

    ☆めだかの水

    めだかを上手に育てるコツは水質管理です。
    水が良ければ病気になりにくく大きく育ってくれます。
    めだかは弱酸性から弱アルカリ性くらいの水を好みます。水をアルカリ性に変えてしまう砂(サンゴ砂等)もあるので注意しましょう。水道の水はほぼ中性なので使えます。ただし消毒の為の塩素がめだかにとって猛毒なのでこれだけは取り除きます(カルキ抜き)。
    塩素の中和にはショップ等で販売している「塩素中和剤(カルキ抜き)」を使用するか、もしくはバケツに水を汲んで外に出し2~3日おくなどすればほとんど塩素は抜けます。

    ☆バクテリアの繁殖

    しかし、塩素が抜けたからといってめだかにとって良い水かといえばそうではありません。この状態は「新水」といい、めだかにとって大切なバクテリアやプランクトンがほとんどいません。一週間くらい経つと水がなれてきて「古水」になります。この状態になるまではエサを控えて水が汚れないようにしましょう。
    もしすぐに「いい水」にしたいのなら市販のバクテリア繁殖促進剤を入れるといいでしょう。

    ☆水の量

    めだかの数によって最低限必要な水の量が決まってきます。
    目安として、最低めだか1匹に対して水1リットル、 理想としてめだか1匹に対して水2~3リットルです。
    エアレーションなどをすることによってこれ以上でも飼うこともできますが、 なわばりを持ったりした時にあまりめだかが多いとストレスになる場合があります。

    ☆水温
    めだかが最も活発に活動する水温は23℃です。この水温範囲に飼育水が保たれていれば、エサ食いも良く、成長も早いものです。めだかを早く大きくしたいときには、水温を高めに設定します。しかしあまり水温が高すぎると、食欲が落ちてきます。(水温が高すぎる)真夏に繁殖行動が鈍ってくるのはそのためといえます。めだかにとって、一日の水温変化の幅が大きいとストレスになりますので、最低温度を一定に保つようなヒーターの使用は病気の発生を防ぐ意味でかなりの効果があります。
    また、水温が低くなるとめだかは冬眠します。

    めだかの飼育には水槽・水・水槽のレイアウト等の環境を整えて飼育する必要がありますね!
    次は、実際に販売している水槽のレイアウトした例を紹介します。

    45cm水槽セット、湧き水レイアウトのご紹介!

    ☆今売れてます!

    皆さんこんばんは、アクアフォレストお魚担当上野です。
    今日は以前ちょっとだけ画像をお見せした、45cm水槽のご紹介をしたいと思います。
    まずは、水槽のセットからご紹介。
    KOTOBUKI LEGLASS R-450セット    20820円
    人気の前面曲げガラス水槽が、外掛けフィルター、LEDライト、ヒーターとセットになっております。
    セット内容はこちら。

    まずは底床材の選択から。
    今回は湧き水水槽にすること、まためだかをメインに据えることから、田砂をチョイスしました。
    湧き水水槽には細かい砂が適しています。また、日本のめだかが好むのは中性から弱アルカリ性の水質。田砂はこの二つの条件にピッタリ適しています。続いては、湧き水を作る装置です。今回はエアポンプを水面より下に設置する場合は逆流防止弁をお忘れなく。ないとエアーポンプの故障の原因となります。この上に田砂を敷き、石をセットします。

    ☆石をセットします。

    今回は爽やかな青龍石系の石をチョイスしました。水槽に器具類が隠れるように配置するのがポイントです。ADAのアクアグラベルを部分的に使用することによって川底感をアップ。そして、湧き水スポットを溶岩石で囲います。

    ☆水草

    水槽に、水草を植栽していきます。今回は底床材が田砂ですから、あまり難しくない水草をチョイスしました。
    ○アヌビアスナナ・ミニ
    ○カボンバ
    ○バリスネリア・スピラリス
    ○ミクロソリウム・プチ
    ○ウィロモスは、溶岩石に巻きつけて使用。
    これらを全て入れて……

    ☆完成です。

    扱いやすい水草を配置してめだか用の水槽レイアウトの完成です!
    次は、水槽には欠かせない苔取り屋さんの紹介です。

    ☆めだか水槽で重要な苔取り屋さん紹介

    水槽の中には屋内・屋外問わずいろんな苔がはえてきますね。景観を損ねるためこまめにそうじをしたいところですが、それはそれで大変です。ということでこれを入れておけばお掃除の手間が軽減されるという生体を当店の中から紹介します。コケを食べる生体も食べるコケはそれぞれ違いますので違いをよく知ってコケまみれの水槽からおさらばしましょう(*^_^*)

    お掃除生体の投入その1.(貝)
    貝類は主にアヌビアスや、石、ガラス面などについた茶ゴケなどを綺麗に掃除してくれます。

    お掃除生体の投入その2.(エビ)
    エビは貝類が辿りつけないような水草にはえた苔などを好んで食べてくれます。貝と併用するととても 頼もしい存在です。

    いかがでしたか?めだかの種類があんなに多いとは思いませんでした。しかも、可愛い出目のめだかは、写真を見ているだけで癒されました。めだかは水の量や水質に注意してさえいれば飼いやすい魚のようです。皆さんも小さな癒しの魚、めだかを水槽で飼ってみませんか?
    その時は水槽を苔から守ってくれる掃除屋さんも忘れずに!でも、掃除屋さんにも得意分野があるので、皆さんが創られる水槽のレイアウトに合わせてお選びください。

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