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どうやって選べばいいの?抑えておきたい羽毛布団の選び方TOP5!

羽毛布団を買う際に、価格・品質など羽毛布団の選び方に迷われることでしょう。そして誰しも「上質の羽毛布団」を「お買い得価格」で買えないかと思われるでしょう。ここでは羽毛布団の抑えておきたい選び方のポイントとおすすめ商品を紹介していきます。

1位 羽毛布団の選び方 ~羽毛の品質の選び方~

意外と知らない、羽毛布団の「羽毛」の選び方

時々、ホームセンターなどの店頭で「この羽毛布団が安い!」と近づき表示を良く見てみると
「“羽根”ふとん」だったりすることがあります。当店で扱っているのは「“羽毛”ふとん」。

この違いお気づきでしょうか?

羽毛と羽根。ダウンとフェザーが羽毛布団の選び方でとても重要です。

羽毛はダウンと呼ばれ、水鳥の肌着にあたるものです。
鳥には、ニワトリや七面鳥のような「陸鳥」と 鵞鳥(ガチョウ)や鴨などの「水鳥」とがありますが、
陸鳥にはダウンがありません。(ご存知でしたか? 私はこの仕事をするまで知りませんでした…)

ダウンは綿毛のようにふかふかと軽いのが特長です。
水鳥が水や寒さに耐えられるのは、このダウンがしっかりと空気を抱え込んでいるからなんですね。

でも、一羽からわずかしか取れないのです。(羽毛製品の値段が高いのはこの希少性のせいもあります。)

フェザーは、ダウンの外側を覆っている水鳥の上着にあたり、真ん中に羽軸が通っているものです。
弾力性があり、保温性はあまり高くはありませんが通気性が良いため、
主に枕や夏用の肌ふとん、敷き布団などに使われます。

ダウンが50%以上のものを「羽毛ふとん」、フェザーが50%以上のものを「羽根ふとん」と呼んでいます。

羽毛布団には水鳥の胸毛であるダウンと、
尾や翼の大きな羽根を取り除いたスモールフェザーなどが使われます。

ちなみに、
水鳥のフェザーが立体的でかさ高があるのに比べ、
陸鳥のフェザーは平面的で保温性、弾力性が無いため布団には適していません。

いかがでしたか?
羽毛布団を選び方としてこうした違いを理解しておく事はとても大切です。

2位 羽毛布団の選び方 ~ダッグとグースの選び方~

ダッグとグースの選び方

羽毛布団の中身には、主に「ダック(あひる)」または「グース(ガチョウ)」のダウンが使用されています。この違いを知る事も羽毛布団の選び方では重要です。
一般的に「ダック」の方が安価ですが、少し羽毛特有の「におい」が強いのが欠点です。より保温力を求める方、また羽毛のにおいが気になる方には「グース」の羽毛布団をおすすめします。(グース羽毛布団の場合も、素材の特性上「においが全くない」という商品はございませんのでご了承下さい)。商品を購入される際はこの選び方を是非覚えておいてください。

「マザー(親鳥)」はより保温力&耐久性がアップ!

羽毛布団の「マザー」とは何かご存じですか?
通常、生後2~3ヶ月のうちに羽毛の採取がされますが、生後6ヶ月以上飼育された鳥は「マザーダック」「マザーグース」と呼ばれます。これらの鳥から採取された羽毛は成熟しておりますので、ダウンボールが大きくコシがあり長持ちします。通常のダックダウン、グースダウンよりワンランク上の羽毛と言えます。羽毛布団選び方ではこういった中身の品質の特徴を理解する事もとても重要です。

3位 羽毛布団の選び方 ~側生地の選び方~

生地によって寝心地が変わります!

生地も羽毛布団の選び方では重要です。羽毛布団は羽毛のグレードだけで判断することはできません。それを包む生地がとても大事です。生地の素材は主に、ポリエステルと綿が使われています。よく見られる羽毛布団はポリエステルと綿の混合です。

ポリエステルという化学繊維のお陰で、衣類や布が安価で作れるようになりました。羽毛布団も生地にポリエステルを使用することで、より安価で提供することができます。
しかし、天然素材の綿に比べて、通気性が悪く、静電気を起こしやすいので、眠りを妨げる要因ともなりえるのです。 また、せっかくいい羽毛であっても、生地が悪く、中の羽毛が飛び出たり、破けたりすることがないようにしなければいけません。

好ましいのは羽毛と同様に天然素材のものを利用することが望ましいと言えます。しかし、通常の綿では肌触りがポリエステルとくらべて固くなります。出来る限り綿を細くすることでしなやかになり、肌触りがよくなります。
品質の良い羽毛布団では、超長綿(綿の繊維をより細くしたもの)にすることで肌触りもよく、肌にも優しい羽毛布団が完成します。

どういった寝心地を求めるのか?
上記の選び方を参考にご自身にあった商品を選択してください。

4位 羽毛布団の選び方 ~生地の作りの選び方~

続いて生地の「作り(加工)」の選び方です。こちらの選び方によって、保温性、保湿性、耐久性、重量も変わってきます。

生地のつくりで保温力アップ!

羽毛の偏りがなくなる立体キルティング加工。羽毛布団が1つの部屋になっているとすれば、当然羽毛に偏りが出て熱が逃げてしまいます。生地を細かく部屋を分けて、それぞれの部屋に羽毛を吹き込んでいくことで、羽毛が偏ることなく、均一に暖かさを保つことができます。

立体キルティング加工

羽毛布団の「立体キルト構造」とは、表生地と裏生地の間に空間があることです。かつまた羽毛の片寄りを防ぐために格子状に仕切られたブロック構造のことです。

ヨーロピアンキルト

羽毛布団のヨーロピアンキルトは格子状に仕切った部分が、表生地と裏生地が直に縫い合わされているため、この部分にダウンが無く熱が逃げるため主に夏用ダウンケットに用いられています。

2層キルト

2層(3層)キルトは冬用の羽毛布団のキルト構造に用いられています。寝心地は、ダウンの品質と側生地素材と品質によっても違いますが、羽毛布団の内部構造によっても違いがでます。

5位 羽毛布団の選び方 ~羽毛布団の耐久性~

長ご使用いただくための選び方のコツ

続いて長く使用するために重要な耐久性の選び方についてです。
まず羽毛布団は洗うことができます。水鳥から摂取する羽なので、方湿性にすぐれているのです。
しかし、羽毛の品質が悪ければ、しっかり洗浄することなく、匂いを抑えるためのコーティングだけ行っている場合があるため、羽毛布団を洗うことでコーティング剤がとれて羽毛布団から臭いが発生することもあります。必ず洗える羽毛布団をお選びください。

また、側生地も品質が悪ければ、すぐに生地が薄くなってしまう可能性があります。品質のいい生地に、普段使用するときはカバーをかけて利用することをおすすめします。

長くご使用いただくために、羽毛布団のメンテナンス

どれだけ品質の高い羽毛ふとんも、日頃のお手入れが大切です。とはいっても、難しいことはありません。いつまでも心地よい眠りを得られるためにも、正しい知識でのお手入れが、長持ちの秘訣でもあります。

羽毛布団の日干しはNG?

そんなことはありません。
羽毛布団は吸湿・発散性に優れているため、他のふとんのように頻繁に干す必要はありません。しかし保温性を高めたり、日光消毒のため、月に1〜2回、表と裏あわせて1〜2時間程度の日干しをおすすめします。その方が本来のふとん機能が長持ちします。

ダニや虫

羽毛布団からダニや虫が湧くということはありません。羽毛の原料は、洗浄と熱乾燥処理等によりゴミ除去や殺菌が徹底され、害虫及び臭いやカビの もととなる雑菌を死滅させるため、清潔で安心です。また、側生地は中からの羽毛吹き出しを防ぐつぶし加工を施しているため、外からダニが侵入することもあ りません。

羽毛布団のクリーニング

カバーを掛けてお使いになれば、そんなに汚れることはありませんが、長くお使いの間にもし汚れが目立つようになったら、ドライクリーニングか、水 で丸洗いができます。しかし、度重なるドライクリーニングは羽毛布団の中の羽毛の油脂分が必要以上に除去されて機能低下を招きやすいので、回数はなるべく少なく配慮した 方がいいでしょう。

水による丸洗いは、羽毛への影響はほとんどないのですが、側生地の縮み・痛みから織り目がやや大きく広がり、羽毛が飛び出しやすくなった りする場合もあります。突発的に側地が汚れた場合は、すぐに水でつまみ洗いをしてください。洗剤が必要なときは石鹸は避けヘアーシャンプーを使います。ま た、絹の側地の場合は水洗いは避けましょう。

毛布と羽毛布団の正しい順番

毛布と羽毛布団の正しい順番をご存知ですか?
毛布を下に重ねますと、羽毛が体にフィットせず体との間にすきまができてしまうため、羽毛ふとん本来の保温性が得られません。真冬などに羽毛ふ とんだけでは寒いと感じ毛布を合わせたい場合は、羽毛ふとんの上から毛布を掛けてください。その日の気温によって選び方を変えると良いと思います。

なお、上に掛ける場合、重いものですと羽毛ふとんが押されてか さ(厚さ)が減り、保温性も低下するので、あまり重いふとん・毛布は避けてください。電気掛け毛布などは羽毛ふとんの下で温度を低めに調節してお使いにな るのが良いでしょう。

羽毛布団の正しいしまい方

お次は羽毛布団の正しいしまい方です。
まず日に干し、よく乾燥させ、汚れがあれば除去します。それから通気性のあるケースに入れるか、布で包んで湿気のない場所に保管してください。通 気性がなく湿気が多い状態ですと、蒸れて臭いを発生したり、羽毛の品質を損なうことがありますのでご注意を。特に長期間使わないでおくときは、ときどき日 干しをして乾燥させましょう。

羽毛布団はリフォームが可能!

羽毛布団は、他のふとんに比べて耐久性が長い寝具です。お使いになる間に側地が劣化してきますが、中の羽毛も多少かさの減少はあっても十分に再 利用できます。このため、側地を交換し、必要な場合は羽毛の洗浄と足し羽をすれば、お手持ちの羽毛ふとんを新しい羽毛ふとんによみがえらせることができま す。リフォームをお考えのときは、ご購入のふとん店または組合の認定事業者 (組合員一覧のページをご覧ください。)に、ご相談ください。

羽毛布団のリフォームラベル・リペアラベルとは?

羽毛布団のこちらのラベルをご存知ですか?
日本羽毛製品協同組合では、このような「リフォームラベル」「リペアラベル」を発行しています。「リフォームラベル」は、古くなった羽毛ふとんの 羽毛を水やスチームを使って洗浄し側地を交換したもの、「リペアラベル」は、古くなった羽毛ふとんの羽毛を洗浄しないで新しい側地に充填したものに付けら れています。当組合が各企業がリフォーム・リペアに関する設備と方法を立入り調査し、適切であると判断した「認定工場」で作業されたものだけに、これらの ラベルの使用が許されています。

羽毛布団の選び方として、こうした品質表示のマークを確認する事も大切です。

羽毛布団の選び方 ~おすすめ商品~

京都西川特選 羽毛掛け布団 シングル ¥25,833(税込)

品質に妥協を許さない寝具の老舗・京都西川がdinos withのためだけに製作する、毎年大好評の羽毛布団シリーズです。

【シングルロング】前回¥29,900(税抜)→ 今回¥23,920(税抜)
【ダブルロング】前回¥42,900(税抜)→ 今回¥34,320(税抜)
【クイーンロング】前回¥49,900(税抜)→ 今回¥39,920(税抜)


寝具の老舗・京都西川がdinos withのために製作する、毎年大好評の羽毛布団シリーズ。
良質な素材はもちろん、暖かい空気が逃げにくいキルトパターンなど仕立ての良さも、使うほどに実感できるはず。
今季はシックなダマスク調のデザインでさらにインテリア性も高まりました。
お得なセット価格もご用意。ご注文はお早めに!
より身体にフィットする特殊キルトで肩口も足元も温か

布団のデザイン・仕立ても違う!
中央部のキルティング幅を広くすることで、衿元はもちろん全身にフィットして、暖かな空気が逃げにくい設計。
両サイドのキルティング幅がせまく、ベッドにも適しています。

京都西川 柄おまかせ羽毛布団 西川 綿100%生地 ダウン90% シングル ¥ 19,800(税込)

京都西川&日本製。柄おまかせだからできる超特価!一番のこだわりは100%〈60超長綿〉の側生地♪そして京都西川厳選のホワイトダックダウン90%を1.3Kg使用した、羽毛増量ボリュームタイプの立体キルト羽毛布団です。

アイリスオーヤマ 掛け布団 洗える ポリエステル シングル FPK-S ¥3,480(税込)

清潔で安心! ほこりが出にくいポリエステルを使用した羽毛布団です。
◆洗濯機での丸洗いが可能なので、いつも清潔にお使い頂けます。
◆ご自宅での洗濯(ネット使用)とドライクリーニングが可能です。
■ 仕 様 ■
サイズ(約):幅150×長さ210cm
材質側生地:ポリエステル100%
詰め物:ポリエステル100% 
詰め物重量(約):1.4kg /

国産 羽毛布団 シングル 150×210cm ホワイトダウン【増量タイプ1.2kg】 ニューゴールドラベル正規品 320dp以上(かさ高性135mm以上) 国内洗浄・抗菌・パワーアップ加工 長期保証 掛け布団 ¥ 11,800(税込)

◇「クリーンアップ加工羽毛」とは・・・
羽毛布団のの羽毛のふんわり感をアップするのはもちろんですが、より安心してご利用いただくために羽毛に「抗菌などの衛生加工」を施す方法になります。羽毛本来のパワーを引き出します。
 
◇生地表面に「ソフトタッチ加工」を施していますので、桃肌のような優しい手触りです。

◇「ダウンプルーフ加工」により、生地の織り目から羽毛が吹き出すのを防ぎます。安心してお使いいただけます。

◇「立体マチ付きボックスキルト」とは 表地と裏地の中間にマチ布を立て、ボックス状にして1マス1マスに羽毛をまんべんなく入れる方法です。お布団内の暖かさを逃がさない作りです。

ニューゴールドラベル正規品

◇日本羽毛製品協同組合(日羽協)の「ニューゴールドラベル」を取得した商品です。
日羽協は通商産業省(現:経済産業省)の認可を受けており、羽毛に関する国際機関との連携を密に行い、製品に使用されている産地の確認や、製品の品質などを厳しく管理している団体です。羽毛の品質検査についても、第三者によるチェック機構がしっかりと働いておりますので、羽毛布団品質に自信をもっている商品という事です。羽毛布団の選び方としてこうした品質マークも注目してみてください。

まとめ

いかがでしたでしょうか?
「羽毛布団」と一括りに言ってもその特徴や性質によって、お値段もピンきりです。高額な商品でもありますので後悔のない選び方をしてください。

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