2016/04/20
ppp
2016/02/26 更新
最近のTV番組で中古コンテナの活用例を紹介していました。船に乗せたり、トラックの荷台で活躍していたコンテナの中古を利用して、自宅や事務所を建築している人が増えてきているそうです。紹介されたお宅はどれもお洒落で快適そうでした。注目の中古コンテナを調べました。
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【中古コンテナハウス】
もともと中古コンテナは耐久性に優れ、また規格化され積み上げる事ができるため、現在では様々な目的で利用されています。輸送以外の使われ方は20年以上前にコンテナ倉庫として使われた事に始まったと言われています。
当時の中小企業や自営業者などが中古の海上コンテナを倉庫の代用として利用して以来、コンテナ倉庫は低価格で運営も簡単なため、あっという間に全国へ普及しました。
この流れが一般消費者の側へ波及していくのはごく自然な事と言えるでしょう。ご家庭での時間や思い出が増えるたびに、様々な物が増えていきます。それらの増えた物は捨てるわけにもいかず、かといってより快適な生活空間を犠牲にすることも出来ない。
住宅街ではそのように収納が足りなくなってお困りの方が多く見られます。そういった方々の個人用途としてのコンテナ倉庫の需要は今後もきっと拡がりを見せていく事でしょう。
倉庫としての用途以外にも、コンテナを組み合わせた建物が世界的に増えてきています。建築家や会社、あるいは行政機関の手によって、家やオフィス、アパート、寮、学校、アトリエ、シェルターなどその用途は多岐にわたっています。
元々コンテナは国際規格によって強固に作られているうえに、輸送用途が主目的なので移動も設置も簡単に行えます。さらにコンテナは比較的安く手に入るので、様々な応用が期待できるわけです。
【コンテナハウスのアイデア】
中古コンテナを重ねて2階建てにしたり、連結させて広いスペースを確保したりと、様々な応用が可能なコンテナハウスが注目を集めています。
左図は中古コンテナ14基を使ったコンテナハウスのイメージ図です。
味気ない中古コンテナの鋼板も、このような変化を持たせるだけでずいぶん印象も変わって見えますね。規格化された中古コンテナですから、アイデア一つでさまざまな要望を形にできます。
プランによっては数百万円ほどで出来るものもあり、非日常を満喫するための「セカンドハウス」として利用される方が多いようです。
また、中古コンテナのサイズや形、窓の位置や内装などを工夫する事で、小さなロッジ風なコンテナハウスから、大きなメゾネットタイプのコンテナハウスなど自分だけのオリジナルな家を作る事ができるようです。
【コンテナショップ】
コンテナショップは場所をとらずに少ないスペースでお店を開けるということが一番のメリットとして上げられています。
コンテナですから好きな場所に設置でき、外装や内装を変えることで、比較的コストを抑えた中でご希望のお店を実現する事ができます。更に移動型に改良する事で、様々な場所でお店を開く事もできます。
最近は、身近な場所でもコンテナを利用したお店を見掛ける事があります。
例えば、カフェやフラワーショップ、飲食店などで利用されているそうで、その形態も様々です。
みなさんも、1度探してみてはいかがでしょうか?
【ロード・サイド・ホテル】
欧米のロード・サイドには、クルマを使った旅行者をターゲットとしたコンテナを利用した低価格な宿泊施設があります。これらの宿泊施設は[MOTEL]と呼ばれ、気軽に利用できるホテルとして一般的になっています。
一方、日本のホテルはというと、ビジネスホテルなら駅や繁華街の近く、リゾートホテルなら観光地に近い場所に建てられるのがセオリーとなっています。
ホテル経営者の観点でみると、こうした「いい場所」は地価が高く、コストアップの最大の要因になりますから、欧米のロード・サイド・ホテルを参考にした新たなホテルの形態が日本でも見られるようになってくるかもしれません。
ここまで様々なコンテナハウス事情を見てきました。
事例だけを見れば順風満帆のように見えたコンテナハウスなのですが、2007年に改正建築基準法が施行されたことにより、これまでの工法で建築確認申請を通すことが困難になってしまいました。
【キングダム・ホーム】
ただ、改正建築基準法の施行により、身動きが取れなくなってしまったかに見えたコンテナハウスですが、早くもその問題点を解決する製品が現れたようです。
例えば、株式会社シー・エフ・ネッツ(横浜市港南区)が展開するキングダム・ホームがそれです。シー・エフ・ネッツ社によれば、キングダム・ホームは「コンテナハウス」というよりも「コンテナサイズで分割運搬できる重量鉄骨住宅」という認識を持たれているようです。
つまり、今までのコンテナハウスは間口2.4m×奥行12mの中に設備・内装を設置してそのまま船で運んでくるということでローコスト化を図るという趣旨で企画されていましたが、設置場所の制限やレイアウトのバリエーションが取れない、また、高級感を演出しにくいことなど、問題点も抱えていました。
そこで、12mコンテナを6mに分割して運搬・設置を容易にしたうえで、さらに居室ユニットをいくつかのユニットの組み合わせで簡単に作れるようなキット化をすることによって自由度を高めたようです(現在特許出願中だそうです)。
まさに新たに「重量鉄骨ユニット工法」という手法が誕生しそうな気配です。
今後、さまざまな投資手法が確立していく中で、実物不動産投資の分野でコンテナハウスの位置付けも明確化されるモノと思います。
【そもそもコンテナハウスって?】
コンテナとは、内部に物を納めるための容器のことをいいます。
貨物輸送に使われる大型の物のほかに、人が持ち運べる小型の箱も『コンテナ』と呼ばれています。弊社サイト内では、貨物輸送用に使われる大型の頑丈な鉄製の箱のこと『コンテナ』と称しますが、コンテナハウスとして申し上げますと、その鉄製の箱を建物として採用したのが、コンテナハウスの始まりといえます。
従来の建物の感覚とはちょっと違うかっこよさ、圧倒的な存在感のおしゃれな外観と頑丈な構造、そして移設が可能という利便性から、コンテナハウスが選ばれています。
ISO既定のサイズは12フィート、20フィートコンテナ、40フィートで、特に需要が多いのが20フィートコンテナ(長さ6,058mm×奥行2,438mm×高さ2,591mm)を使用したコンテナハウスです。
弊社のオーダーコンテナハウスは、JIS規格の鋼材・仕様で建築確認申請に対応しており、既定のサイズに制限されずに、ご希望のサイズで製作しています。
また、2台3台と連結させることで、さらに広いスペースを確保でき、必要なスペースを作ることが可能となります。
【BOX OF IRON HOUSEがご提供しているオーダーコンテナハウス】
弊社が提供しているオーダーコンテナハウスは主に、中古コンテナと新造(しんぞう)コンテナの2パターンございます。
まず中古コンテナとは、弊社では海上輸送のために使用されていたコンテナを指します。サビ取りや凹みなどを修繕し、内装外装を施してお客様のニーズに合わせて加工し、頑丈で便利な倉庫や建物として使用できるようリノベーションしております。
そして新造(しんぞう)コンテナとは、弊社にて一から製作しているコンテナを指します。構造計算を基に建物として認められる仕様で製作しており、建築確認申請に対応した安心できる純国産のコンテナハウスとして住宅や店舗、事務所などにご利用いただけます。
完全フルオーダーですので、敷地に合わせたサイズや形状にしたり、自由な位置に窓やドアなどのサッシを設置したコンテナハウスを建築することができます。
どちらも一棟一棟丁寧に、設計から製作、建築を行っており、現在弊社では新造コンテナハウスを主力としてお客様にご提供しております。
また、弊社ではお客様とのお打ち合わせやヒヤリングをとても大切にしております。
直接展示場に足を運んでいただき、モデルハウスなどをご覧いただいてコンテナハウスに触れることで、イメージを膨らませたり固めていくこともできますが、遠くて直接お会いできないお客様もいらっしゃいますので、できる限りの方法で、じっくりお客様のお話をお伺いし、好みや趣味など少しでも取り入れて、ご希望のものに仕上がるよう、またご満足いただけるものになるよう心掛けていきたいからです。
【海上コンテナの独特なデザインに魅了されている方が急増中!】
コンテナハウスの魅力といえば、なんといっても独特の外観でしょう。
コンテナは元々荷物を入れて運ぶための鉄のハコですが、それをあえて建物として利用するということと、コルゲートの波入りの壁、鋼材の重量感と無機質な雰囲気、迫力は他にはない魅力といえましょう
また、重ねたり連結することで内部を広くしたり自由度はさらに広がります。
周りにちょっと差をつけたい、かっこいい・おしゃれな目を引くものにしたい、とご希望でしたら弊社のコンテナハウスをお薦めします。
【住宅、店舗、事務所、ガレージ、防音室など様々!】
弊社のオーダーコンテナハウスは理想をかなえられる、自由度の高いレイアウトで製作しています。
思い描くコンテナハウス住宅や店舗、また敷地の形状に合わせるにはどうしても既製のサイズでは入りきらない、またはもう少し大きくしたい…など、お客様によってご希望や事情はさまざまです。
コンテナ以外のものでも最近は安価で良いものも沢山ございますが、メーカーによりサイズやサッシの数・位置の規定があり、なかなか思い通りのものには…というお客様のお話を伺ったこともあります。
弊社のオーダーコンテナハウスなら、鋼製の頑丈さは長い目で見たら格段にもちも良く、なによりも圧倒的なかっこいい外観はお客様のご希望をきっと叶えられるはずです。
たとえばコンテナを互い違いに組み合わせたり、積み重ねて2階・3階建てにしたり、らせん階段やウッドデッキを併設したり、窓をいくつも配置したり、もちろん塗料を選べますのでどんな色にすることも可能です。
【建築確認対応コンテナ】
弊社のコンテナハウス建築の申請書類に関しては、弊社設計士、構造設計士により建築確認申請に必要な図面や書類、構造計算書を作成いたします。
コンテナハウス本体に関しては、日本の建築基準法に対応したJIS規格の鋼材を使用して製作しており、建物の規模や階数によって、その都度ユニットの構造が変わります。
中古のコンテナでは建物としての許可が下りづらいので、弊社で製作している建築確認申請に対応した、国産の新造コンテナをお薦めしております。
中古のコンテナは建物としての許可が下りづらいんですね!でも、新造のコンテナだと、安価というわけにはいかないかもしれません。しかし、中古のコンテナが上記のような素敵なオフィスや家に変わったら・・・・・。しかも新築するよりも安価になったら・・・・。魅力的ですね!
【激安!中古コンテナハウス】
◆低コストで家が持てる?
コンテナハウス(トレーラーハウスとも)はトラックで牽引して移動できる建物として、アメリカでは80年以上の歴史があります。近年は日本でも、東北の被災地復興での活用例などがあり、年々注目度が高まっています。また、簡単に移動可能な建物として一般住宅には無い様々なメリットがあるため、住まいとしてだけではなく店舗や事務所など、多方面での利用が始まっています。
日本でもコンテナハウスを専門に扱う建設業者が増えてきています。普通の住宅と変わらない気密性と断熱性を持ちつつ、施工方法が一般住宅よりも簡単なため、建設業者に施工を依頼してもコンテナハウスは低コストで完成させることができます。
【1.前面オールガラス窓で開放的に】
コンテナ1台の前面を全てガラス窓にして、オープン&クリーンなスペースに♪バルコニーは開閉可能で、閉じればプライベートも守られます。
コンテナ1台分のスペースに、どのような機能が組み込まれているのでしょうか?中におじゃましてみましょう。
◆中をのぞくと内装がスタイリッシュ♪
部屋の中に進んでみると、とてもスッキリ&スタイリッシュです。キッチンスペースに収納スペース、そして一番奥にはシャワールームも!一瞬コンテナハウスだということを忘れてしまいそうな、カッコいい内装ですよね。
白木やガラスといった素材を使用して、収納棚もオープンタイプにすることで窮屈さを感じさせない工夫がされています。限られたスペースでも快適な住空間を創り出せるという好例ですね。もとがコンテナだったとは思えません。
【2.コンテナを複数つなげて♪】
複数のコンテナをつなげてより広い空間をゲット!オレンジとグレーの組み合わせが個性的です。
このようにコンテナ同士をつなげて壁面に相当するパネルを取り外すことで、広々としたスペースを作ることができます。コンテナは柱と梁だけでも十分な強度があるため、自由自在にスペースを広げることが可能です。
◆広々としたリビングがステキです!家の真ん中には広々としたリビングがありました。まるで「ガラスの壁」のような大きな窓、採光と換気ができる天窓も空間の広がりを強調してくれています。
必要に応じてコンテナの壁を取り払うことで、驚くほどの大きな空間を作ることが可能です。丈夫な柱と梁があるから、壁を取り払ってもビクともしません。自由自在にスペースを決められるのがコンテナハウスの一番の強みとも言えます。まるでパズルのような感覚で家づくりができるのが、とてもユニークで楽しいですね。
【3.木の外壁が映える家】
40フィートのコンテナ2つと20フィートのコンテナ1つがつながった家です。リビングルームにベッドルームのほか、オフィススペース、ゲストルームなどもある本格的な住宅です。コンテナの白と木の外壁材がやさしい雰囲気の家ですね。
◆なんと渡り廊下がありました♪
ウッドデッキかと思いきや!渡り廊下で部屋と部屋がつながっていました。コンテナとコンテナの間にこういったオプションを取り入れることで、コンテナハウスの可能性がまた広がります。
左側に見えるのはゲストルームのようです。ちょっとおじゃましてみましょう♪
◆帰りたくなくなりそう?なゲストルーム♪
ホワイトを基調としたクリーンで快適なゲストルームです。窓から見える木の葉のグリーンもインテリアの一部のようですね。こんな部屋に通されたら、帰れずに思わず長居してしまいそうです。
こちらの家もコンテナハウスとは思えないようなステキな内装ですね。
【4.コンテナハウスとは思えない豪邸のような家】
こちらはもうコンテナハウスと言うよりは、普通の一軒家のような立派な出で立ちです。まるでデザイナーズハウスのよう♪
コンテナを上につなげることで二階三階とフロア数も増やすことができます。外壁などの素材にもこだわればコンテナ感を無くしてよりスタイリッシュな住まいに。
◆天井が高い!リビングルーム
吹き抜けになっているリビングルームは高い天井が自慢。コンテナの床を取り払って上に重ねることで、こんなにもゼイタクなスペースが作れちゃいます。壁面のところどころにコンテナの波模様が残してあって、それがインテリアの一部になっています。
こういう天井の高いリビングルーム、憧れちゃいますね。一度は暮らしてみたくなる広さです。
◆裏側に回ってみると...やっぱり豪邸みたい
裏側の庭からの眺め。やっぱりコンテナハウスっぽくないですね。庭からも広いリビングルームがしっかりと見渡せます。リビングの大きな窓はフラップ式で開閉ができるようになっています。アレンジの幅が大変広いのが、コンテナハウスの魅力ですね。
オシャレな一軒家というイメージが強く残る、印象的なコンテナハウスです。
本当にコンテナハウスとは思えないほど4例全部素敵でした!実は我が家の庭にはコンテナを利用した物置があります。家は一般的なハウスメーカーで建てました。こんな選択肢がある事をその時知っていれば、今の家よりも、もっと素敵で個性的は家ができていたかもしれません。
次は、一般の家や店舗ではなく公共施設を中古のコンテナで作った例をご紹介します。
【ぼろぼろの中古コンテナが見違えるような空間に】
さて、このプロジェクトで使用したコンテナは、
神戸で購入し輸送してきた中古品です。
中古コンテナ自体の価格は、輸送費は別途かかりますが、驚くほど安価です。
佐賀では、20ftと40ftのコンテナを使用しました。
中古なので、サビが出てたり、鉄板がボコボコにへこんでいたり、
外装の鉄板には海上輸送会社のロゴやコンテナの製造情報が
表面に記載されていたりしていますが、そういったコンテナの履歴が、
逆になかなかのいい雰囲気をつくりだしてくれるように思います。
まさに、一般の建築同様に、
古さと新しさを重ね合わせることがリノベーションの醍醐味だと思います。
【空間に仕立てていく】
ここからは、この中古コンテナを利用目的にあった、
空間に仕立てていくプロセスについて紹介します。
まずは、現地ではなく、郊外にある広い作業場に中古コンテナを搬入し、
そこでサッシを取り付けるための開口部や、
コンテナを連結する部分の処理など、
コンテナ自体の加工を事前に行います。
【切断や溶接】
鉄板部分の切断や溶接による工事音はかなり響くので、
この騒音に対する配慮が必要なことと、
敷地が狭いと複数のコンテナの切り回しが難しいことなどから、
今回のわいわい!!コンテナプロジェクトの敷地のように
中心市街地のど真ん中のような場合には、
別の広い敷地で基本的な加工を済ませてから、
敷地に搬入して据え付けることをおすすめします。
【コンテナを連結】
とはいえ、僕自身もコンテナを扱うのは初めての経験で、
まさにやってみないとわからないことだらけでした(笑)。
ですから、ひと言にコンテナといっても
製造メーカーによって微妙にディテールが違うことが納品後に発覚したりして、
違うディテールのコンテナを連結するのに、結構苦労したりしました。
購入時に、できるだけ同じディテールのコンテナを選定することが
大事なポイントだと学びました。
サッシ取り付けのために開口部の穴あけなどの基本的なコンテナの加工が終わると、
コンテナをまちなかの設置現地へトレーラーで搬入して、定位置に据え付けます。
後は、通常の建築と同様の手順で、サッシの取り付けや仕上げを行い、
コンテナ建築の完成です。
佐賀では、仕上げが終わっていないボコボコにへこんだ中古コンテナが
設置場所に搬入された姿を見た市民の方々から、
「こんなぼろぼろのコンテナでほんとに大丈夫?」
と心配の声をたくさんいただきました。
【完成】
しかし、内外の塗装をして、木製の家具の搬入が終わって完成した際には、
「いやー、中古のコンテナでもこんなにいい空間になるんだー!」
とうれしい悲鳴をいただく結果となりました。中古コンテナのリノベーションで、完成したわいわい!!コンテナ1。300種類の雑誌と絵本、漫画を自由に読める雑誌図書館として2011年6月にオープン。
いかがでしたか?一般住宅や店舗だけでなく、公共の施設を中古のコンテナで作ってしまいました。こちらのプロジェクトはもう一つの施設もつくっているのうです。なんだか夢がありますね!
ホント!中古コンテナのアイデアは無限大です!
貴方がもし、家を建てようと思っていたら、中古コンテナも選択肢の一つに入れてください。きっと素敵な家ができますよ!
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