2016/11/03
みずぽん
2016/10/02 更新
食育ブームの今、手軽に育てられるアスパラガスが特に人気!一度植えてしまえば手入れの必要がほとんどないアスパラガスは、しっかり根付けば7、8年ほど毎年収穫することも出来ます。育ててみたいけど育て方が分からない!そんな方に、育て方の基本とポイントをご紹介します。
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食育ブームの今、家庭菜園で野菜を作る方がとっても増えています。
中でも、アスパラガスは人気の野菜!
家庭菜園デビューの方にとてもおすすめの野菜なんです。
「アスパラガスなんて自分で育てられるの!?」と思う方も多いでしょう。
でも実は育て方もとっても簡単!
一度植えてしまえば、手入れもそれほど必要なく、7~8年ほど毎年収穫し続けることができます。
海外では、ホワイトアスパラガスは、春の到来を告げる野菜として有名です。
そんなアスパラガスを自分で育てることで、毎年新芽の時期が楽しみになり、まさに春の訪れを待つワクワク感を楽しむことも出来ます。
そんな育てる楽しみも味わうことが出来るアスパラガス。
ミニトマトやナス、きゅうりと違って、一見家庭菜園に馴染みのないアスパラガスですが、ポイントさえ押さえればとっても簡単に育てることが出来ます。
早速、アスパラガスの育て方のポイントをチェックしていきましょう。
種子を発芽させる方法
アスパラガスの種子を発芽させるには、まず水につけて4、5日ほどそのままにしておきます。
この時、水は毎日替えて綺麗に保つようにしましょう。
芽が少し出たところで、土に移して育てていきます。
アスパラガスの新芽は湿気に弱いので、発芽してしばらくは湿気に注意しましょう。
ただし、アスパラガスを種から育てる場合は、植え付けが定着し、収穫出来るようになるまで3年かかります!
すぐに収穫したい!という方には、苗から育てるのがおすすめです。
アスパラガスの育て方
先にも述べた通り、アスパラガスの根は深さ1~2mほどになるので、地植えが適しています。
また、夏場の生育期には、高さ1~1.5m、葉張り1m弱の大きさになるので、それくらいの広さがとれる場所を確保するようにしましょう。
アスパラガスの苗を実際に手にした方は、ちょっと驚かれることもあるかもしれません。
普段よく目にするポット苗ではなく、根っこがむき出しの状態で売られていることもあるので、そういった場合はなるべく早く植え付けを行うようにしましょう。
アスパラガスの育て方の植え付けは簡単ですが、畑で育てる場合は土の準備が重要です。
長い期間をかけて深く根を張る植物ですので、一年草の野菜よりも深く50~60cmくらいの土を掘り返し、堆肥をたっぷりと混ぜ合わせます。
また、酸性土を嫌いますので、堆肥を混ぜ合わせる際に石灰も適宜ブレンドし、土壌改良を行います。
水やりはたっぷりと
土作りが完成し、アスパラガスの苗を植え付けた後は、たっぷりと水やりを行いましょう。
特に夏場は土が乾きやすいので、最低でも一週間に1回は水やりをしっかりとしましょう。
アスパラガスをしっかりと根付かせるには、特に植え付けた最初の一年が肝心です!
一年目の株の大きさが、今後のアスパラガスの大きさを左右するので、たっぷりと肥料をあげ、しっかりと丈夫に育てましょう。
植え付けの際にしっかりと肥料をあげたら、その年は元肥だけで育てていきます。
そして、春先の収穫が終わったあと1株につき約10gの追肥を行います。
さらに、新芽が出始める8月〜9月に2回目の追肥を10g、2月〜3月には芽出しを助けるために3回目の追肥をさらに10g行いましょう。
しっかりとしたアスパラガスを育てるには追肥がとっても大切です。
アスパラガスが栄養を必要としているタイミングで、追肥を行い丈夫で大きな株を育てましょう。
アスパラガスは日当たりを好むので、一年を通して日当たりのいい場所に置く育て方をしてください。
春~秋は戸外で管理しても大丈夫ですが、耐寒温度が5℃なので、霜が降りる前に室内に入れるようにしましょう。
太陽の光をしっかり浴びたアスパラガスは、甘みが増してとっても美味しくなりますよ!
なるべく日陰にならないような場所で育て、しっかりと光合成させてあげましょう。
春になると、土の中から3日に1本くらいのペースで芽が出てきますので、それが20~30cmくらいの高さになったら随時収穫していきます。
ただし、その芽をすべて採りつくしてしまうと、次の年のための株が残らなくなってしまいます。
3週間ほど収穫を楽しんだら、あとは残して、大きく生長させる育て方をします。
アスパラガスは夏場にしっかりと葉を伸ばし、光合成を行うことで根に栄養を貯え、来年の発芽に備えていきます。
もともと、乾燥に強い植物なので、夏の生育期にも雨の当たる場所であれば、基本的には水やりは必要ないという簡単な育て方です。
病害虫にも強いので、家庭菜園で数株育てる程度であれば、特に気にする必要はないでしょう。
秋の育て方のポイントは、地上部がすっかり黄色くなって枯れたら、地上部を切りとり、土の部分をきれいにしておきます。
そして、来春の収穫のために、根の周りにひとまわり大きめの溝を掘り、有機質の肥料と石灰を適宜、施す育て方になります。
アスパラガスを育てるには、広いスペースと深い土壌が必要になりますが、プランターでお手軽に育てることは出来るのでしょうか?
プランターでも栽培出来る!
実はプランターでも栽培出来るんです!
アスパラガスをプランターで育てる際は、深型のプランターを用意しましょう。
また、1株であれば大き目の植木鉢でもOKです。
深さのあるプランターを用意したら、あとは培養土を入れて植え付けをし、たっぷりと水やりをすればアスパラガスのプランター栽培が簡単に出来ます。
また、畑がある場合は、まずプランターで育てて、大きくなったら畑に移すということも出来るのでとっても便利です。
アスパラガスの苗は、秋頃から売られはじめます。
最初から充実した株であれば、次の年の春から収穫が可能です。
ただ、苗の状況によっては、1年目の芽は細すぎて、収穫には適さない場合もあるので、そういった場合は2年目の春まで収穫はおあずけということになります。
植え付けは4月〜5月
アスパラガスの苗の植え付けは、気温が25℃前後の4月〜5月がおすすめです。
春の暖かい時期に植え付けを行うことで、植え付け後もしっかりと成長していきます。
広いスペースで
見た目からは想像も出来ませんが、アスパラガスは根が1m〜2mにまで伸びると言われており、また高さも1m以上となるので、広いスペースを確保することがポイントです。
培養土
アスパラガスを育てるには、培養土が必要です。
一番簡単なのは、市販の培養土を使うことですが、自分で土を作るときには、赤玉土7:腐葉土2:バーミキュライト1に、石灰と肥料を混ぜて作ります。
化学肥料
化学肥料は植え付けの際に必要となりますが、その後追肥といってアスパラガスの芽出しを助けるために化学肥料を追加する必要があるので、少し多めに用意しておくのがおすすめです。
太いアスパラガスを収穫する育て方には肥料が絶対必要です。
しっかりと栄養を取り込むことで、丈夫で太いアスパラガスになるので、植え付け時の肥料や追肥をしっかりと行うようにしましょう。
一見難しそうなアスパラガスの自家栽培ですが、実はとっても簡単で家庭菜園向けの野菜なんです。
家庭菜園を楽しんでいる方は、ぜひアスパラガスも仲間に加えて、春の訪れを楽しんでみてはいかがでしょうか?
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