【加湿器特集】ハイブリッド式の人気加湿器について紹介します。
2016/03/10
グリ777
たくさんありすぎて何がいいのか比較できずに何を買ったらよいか迷ってしまいますよね。加湿器には超音波式・気化式・ハイブリッド式・スチーム式の4タイプがありますが、今日はそれらの違いの比較と、加湿器のベストな設置場所をお伝えします。
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1年のうち最も加湿器が必要な時期は1~2月。この時期にピークをむかえるインフルエンザは、室内を湿度50%以上に保つと感染しづらいと言われているそうです。
加湿器は今や人気家電。2014~15年の冬には、およそ200台もの新商品が発売されました。
でもたくさんありすぎて何を買ったらよいか迷ってしまいますよね。
加湿器には超音波式・気化式・ハイブリッド式・スチーム式の4タイプがありますが、今日はそれらの違いと、加湿器のベストな設置場所をお伝えします。
【加湿器4タイプの比較】
左の表をご覧ください。テレビ番組の情報をもとに、超音波式・気化式・ハイブリッド式・スチーム式という4タイプの加湿器を比較しました。
比較で最も加湿力に優れているのは、スチーム式です。このタイプは手入れの頻度もほどほどで良く管理がラクですが、電気代が高くつきます。
一方比較で加湿力が弱いタイプは、電気代は安くて済みますが、お手入れをまめに行う必要があります。
加湿器は水を使っているため、カビの温床になりやすいようです。カビが繁殖すると蒸気ともにカビ菌も撒き散らしてしまいますので、しっかりとした管理が必要です。手入れが面倒な方には、スチーム式が比較的おすすめです。
また加湿器というと湯気が出るイメージがありますが、じっさい蒸気が見えるのは比較表の超音波式とスチーム式だけ。超音波式から出る蒸気は冷たいのに対して、スチーム式は比較的に温かい蒸気が出るのが特徴です。温かい蒸気は危険ですから、小さいお子さんがいるご家庭には向かないようです。
お湯を沸かしてその湯気(水蒸気)をファンで噴出し加湿するというもので、最も原始的な方法と言える加湿器です。
簡単に言えばストーブの上のやかんと同じですね。メリットとしては、仕組みがわかりやすいこと、加湿能力が優れていることが挙げられます。
だた入っている水全部を沸騰させるということは、それだけ消費電力が増えるため比較的電気代もかかります。また、湯気が出るまで時間がかかるのもこのタイプの加湿器の特徴です。
水を超音波振動により細かくして噴射し、加湿する方法です。簡単に言うと霧吹きみたいなものでしょうか。
このタイプの加湿器のメリットは、起動後すぐに加湿能力を発揮できるということ。また、水を空気に噴射するので加湿性能も比較的高いといえるでしょう。
またスチーム式加湿器と比較して、水を熱する過程がありません。このため消費電力を比較的抑えることができ、電気代もあまりかかりません。
ただデメリットも多くあります。
入れた水が加湿器から直接噴射されますので、ほかの方式と比較して機器の周りが濡れることがあります。また煮沸してませんので、入れた水の雑菌等が空気中に漂うことになります。
小さいお子さんがいたりするとちょっと心配ではありますね。
水を加湿器のフィルターにしみ込ませて、それをファンによって作り出された風によって気化を促進させるタイプの加湿器です。
これも例えるなら、濡れタオルをかけ、風にさらすようなもので、極めて単純な方法を自動化したものです。スチーム式と比較して熱を発しませんので使用電力は比較的少なくすみます。
ですが決定的な弱点があります。それは、加湿器としての加湿力が他方式と比較して非常に非力であるということ。
思い切り乾燥する地域の真冬には、性能的に不十分で適さないと言えるかもしれません。
さて、いろいろ見てきましたが今一番主流なのが、スチーム式+気化式のハイブリット型加湿器です。
気化式のフィルターを熱することにより、気化のスピードを飛躍的に上げます。この方式ですと電力も水全体を沸騰させるなければならないスチーム式と比較してはるかに少なくすみ、またスピードも気化式と比較して速くなります。
気化式と比較して、熱する工程があるため電気料金は高くなってしまいます。が、スチーム式と比較するとずいぶん消費電力も抑えられます。
また超音波式の弱点であった雑菌も防ぐことができます。それぞれの仕組みを知ることにより一番適したアイテムを見つけ、乾燥の冬を乗り切りましょう。
効率よく室内の加湿をするためには、正しい場所に加湿器を設置する必要があります。
加湿器のおすすめの置き場所は、エアコンの下。エアコンの真下から1メートル以内に置くのが最も理想的だということです。
その理由を知ると、なるほどと頷けます。2つあります。
まず1つは、エアコンの真下はエアコンの風が直接当たりません。エアコンの風が当たるところに加湿器を置くと、加湿器についた温度センサーが誤動作してしまうことがあるようです。
また理由のもう1つは、エアコンを室内の加湿に利用できるから。エアコンの真下に加湿器を置くと、加湿した空気が上にのぼり、エアコンがそれを部屋全体に撒いてくれるそうです。
設置する場所を考えると、確かに効率が良さそうですね。
ちなみに加湿器の設置場所としてNGなのは、次の3ヶ所です。
・エアコンの風が直接当たるところ
・テレビなど電化製品の近く
・窓の近く
超音波式の加湿器は、家電製品の近くに置いてはいけないです。水滴がついてしまうことがあるからだとか。
また窓際は、結露しやすくなるため向かないようです。
ダイソンの加湿器「dyson Hygienic Mist(63,504円)」。
この加湿器の特徴は、高性能なバクテリア除去技術にあります。
スイッチを入れるとおよそ3分かけて、まずはタンク内の水に強力な紫外線を照射します。そのためミストはすぐには出てきませんが、紫外線の効果でバクテリアが99.9%という高い割合で除去できます。
またミストは、ごく一般的な加湿器と違って横から放出されるため、比較的離れた場所でも、潤った風を感じられるようです。羽根のない扇風機の技術をいかして、部屋の隅々まで均一に加湿してくれます。
「cado HM-C600S(44,800円)」。
この加湿器の特徴は、高さがあること。
全長は85.5センチ。立っても座っても潤いが感じられる、理想的な高さにつくられています。
長い筒状のタンクに入っているのは、メーカーが独自に開発した抗菌カートリッジ。
これによってタンクの水を除菌します。また抗菌されたミストを空気中に放出することで、浮遊菌などのウィルスの活動を抑制する効果もあるそうです。
「バルミューダ Rain(Wi-Fiモデル)(49,680円)」。
この加湿器の特徴は、給水方法と使い方がとてもユニークなこと。さらに外出先からも操作できることです。
給水は、本物の壺に水を注ぐようにして行います。上部から水を直接入れることができます。
ちなみに壺の内部は、設定湿度と現在の湿度が表示されているプレートで塞がれており、このプレートと本体との隙間から水が入る仕組みになっています。
またこの加湿器を使うには、壺のフチの部分にあるコントロールリングを回転させます。変わった操作法ですね。
さらにWi-Fi機能を使うと、外出先からでもスマートフォンを使って簡単に操作できます。この機種の最も優れた点です。
ちなみに壺の中にたまった水は、気化してフィルターを通る仕組みになっているため、除菌も万全だとか。
かたちがユニークですから、インテリアの一部にもなりそうですね。
いかがでしたでしょうか?
加湿器のタイプの比較を参考にあなたにぴったりの加湿器を探してみてください。
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