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大切な雛人形を守らなきゃ!!雛人形の収納術完全マニュアル

雛人形を飾ったはいいけど・・・。雛人形を一体、何に?どこに?どうやって?収納すればいいのか全然わからない。適当に収納して虫に食べられた、カビが生えたなんて事になったら悲しすぎますよね。そんな方、必見です。雛人形の収納術を教えちゃいます。

雛人形を飾るひな祭り

雛人形は3月3日のひな祭りに飾られる人形です。ひな祭りは、女の子の健やかな成長を願う節句です。

ちらし寿司や御馳走。雛あられや甘酒などもひな祭りの風物詩です。また、着物を着たりおめかし雛人形と記念撮影。一年一年成長していく姿がわかります。

雛人形の構成

雛人形は、男雛・女雛・三人官女(3人)・五人囃子(5人)・右大臣・左大臣・仕丁(3人)の合計15人の人形からなっています。箪笥・鋏箱・長持・鏡台・針箱・火鉢・茶道具・御駕籠・重箱・御所車のお道具があります。

雛人形の収納時期

雛人形は、1月の下旬頃から飾り3月4日にしまうのが一般的ですが地域によっては4月3日頃まで飾る所もあります。いつまでも出しっぱなしにしているとお嫁に行きそびれるとよく言われていますよね。

雛人形を収納する時のポイント

雛人形を収納する時に気をつけるポイントです。

顔に触らない

雛人形は、顔が命です。顔を触ってしまうと手垢や汚れが白いお顔についてしまいます。せっかくのキレイなお顔が台無しになってしまいます。

雛人形を飾る時や収納をする時は、素手で触らずに手袋をつけて行ってください。着物についた垢や油は、シミの原因や虫食いの原因にもなります。

素手で触らない

優しく触る

雛人形やお道具はとっても繊細です。乱暴に扱うとすぐに壊れてしまいます。高価なものですし、雛人形を収納する際は、優しく触れてください。

天候の良い日

雛人形を収納する日は、天気の良い日に行うのがベストです。湿気が多い日だと湿気ったまま収納してしまうことになるのでカラッと晴れた日に収納しましょう。

収納場所

雛人形は湿気にとても弱いもの。湿気は床に近いほど多いものなので、押入れの上の天袋が雛人形収納場所に良です。天袋がない場合は、押入れ上段などなるべく上の方に収納してください。

雛人形の収納手順

雛人形の収納の仕方の手順を説明します。

①雛人形の顔の埃をはらう

雛人形を優しく持ちます。綿棒で丁寧に優しく雛人形の顔の埃を落とします。あまり強く擦らないように気をつけてください。

②雛人形の顔を包む

布や紙または、ティッシュペーパーで雛人形の顔を包みます。優しくそっと行ってください。雛人形の髪に引っ掛けないように気をつけてください。

③着物の埃をはらう

次に、雛人形の着物についた埃を刷毛を使ってはらいます。一つ一つ優しくサ〜サ〜っと丁寧に行ってください。倒したり落としたりしないように気をつけてください。

④雛人形を袋に収納

埃を落としたら、雛人形を袋に収納します。紙でもいいです。しかし、新聞紙などインクがついてしまうので避けてください。

⑤雛人形を箱に収納

袋に入れた雛人形を箱に収納します。あまりぎゅうぎゅう詰めにしないように気をつけてください。人形と人形の間に紙などで仕切ると良いです。

⑥防虫剤を入れる

防虫剤を1〜2個箱の中に入れます。大切な雛人形を虫に食べられては大変とついつい入れすぎてしまいそうですが、たくさん入れすぎないように気をつけてください。

《注意ポイント》
多種類の薬品を一緒に入れてはいけません。例えば、乾燥剤や防カビ剤などです。薬品ですので化学反応を起こしてしまい雛人形が変色してしまいます。

⑦箱を収納し周りに湿気取りをセットする。

雛人形を全部収納し終わったら蓋を閉めて天袋など湿気のこない高く通気性の良いところへ収納します。そして仕上げに湿気取りを箱の周りにセットし終了です。

天候の良いときなどにたまには風を通しましょう。

雛人形を収納する時の必要な道具

刷毛

雛人形の埃を払うのに使用します。毛先が固いものは、雛人形を傷つけてしまう恐れがあるので、柔らかいものを選びましょう。

綿棒

雛人形の顔のお手入れの際など細かな部分に使用します。汚れていないキレイなものを使用してください。ドラックストアーやコンビニでも購入できます。

手袋

素手で雛人形に触れてしまうと、手垢や汚れがついてしまいます。それがシミの原因になってしまうので、収納する際やお手入れをする際に着用してください。

収納ケース

雛人形を収納する箱です。桐の箱が通気性など湿気の面でも最も良いです。南の地方などはシロアリが来るのでダンボールは要注意です。

小物入れ

雛人形の扇子や槍、刀などの小物類を収納するのに使用します。桐箱でなくても大丈夫です。小物が収納できるサイズの箱ならなんでも良いです。小物をなくしてしまわないようにしましょう。

防虫剤

雛人形の虫食いを防ぐために必要です。インターネットやドラックストアーでも売っているので手軽に手に入ります。人形専用のものでなくて一般的なものでも大丈夫です。

布・ティッシュペーパー

雛人形の顔を包むのに使用します。ティッシュペーパーでも良いですし、布や綿でも良いです。汚れていないキレイなものを使用してください。

乾燥剤

収納した箱の周りに置いて湿気をとる乾燥剤です。水がいっぱいになったら取り替えましょう。3個セットになってドラックストアーでも安く購入できますよ。

雛人形を大切に

雛人形を収納するのは、とても大変なことなのかもしれません。しかし、娘の健やかな成長を願うものです。一年に一度のことです。いつに日かお嫁に行く日まで大切にしてください。

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