2017/04/15
wakahaya
2016/03/25 更新
キッチンに立つ時間は、長いですよね。自分の身体に合ったキッチンの高さにしないと腰痛を引き起こすことも…キッチンの高さを考えて、快適に家事をこなしたいものです。キッチンの適切な高さについてまとめましたので、見ていきましょう。
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キッチンの高さは腰痛などが起こらない、自然な姿勢になるようにしたいですね
キッチンのワークトップの高さは現在、85cmが主流です。身長155cm~160cmの人を想定しています。それでも低いと感じる人が増えました。
一昔前、キッチンワークトップの高さは80cmが主流だったそう。日本人の身長がだんだん高くなっていることがわかりますね。男性でも使い勝手が良い方がいいのでは…?
キッチンのワークトップ高さの決め手は、腰に負担がかからないということです。キッチンで腰痛になってしまったり悪化しては大変です。ただ、お年寄りは少し前かがみの姿勢になりやすいので低めが合うことも。
キッチンの適正な高さを、実際に計算して求めてみましょう。
まずは、キッチンのワークトップの高さを、身長から割り出す方法です。身長を2で割って、5cmプラスします。
身長160cmの人のキッチンの高さは85cmがちょうどいいという事になります。ただし、身長は普段キッチンでスリッパをはいているという方はその高さも考慮したほうがよいですよ。
最近では肘下の長さを参考にキッチンの高さを割り出す方法がより良いという意見があります。身長だけでなく、手の長さなどを考慮したものです。
軽く肘を曲げて立った姿勢で、床から肘の下までの高さを測ります。そこから、14cm引いた高さがキッチンの高さとして最適なのだそう。
キッチンのワークトップの高さよりも低い位置での作業になるシンクでの水仕事
システムキッチンのシンクの深さは、20cm前後が主流のようです。シンクの底に自然に指が届く程度が良いでしょう。低すぎると、腰痛の原因になります。
シンクのふちの高さというのは通常ワークトップと同じですが、数センチ高い方が腕や肩が楽な高さになるようです。
ガスなのかIHなのかで高さも少しですが変わってきます
システムキッチンのガスコンロの高さは、ワークトップの高さにゴトクのある分高くなります。そこから鍋の高さを足すと、ワークトップの高さも考え直した方がいい場合も出てくるかもしれません。
システムキッチンのワークトップとゴトクの高さを合わせるために、ワークトップよりもコンロ面をゴトクの分だけ下げてフラットにしたビルトインコンロが最近出てきています。
フラットなビルトインコンロでワークトップとコンロの高さが同じになると、IHヒーターのように鍋などの移動がラクにできるようになります。
調理の際には鍋を真上からのぞいて様子を見たい時もありますね、そんな時にゴトクの高さを考えなくて良いとなるととても便利です。
システムキッチンの高さ設定はメーカーによって違いますがおおよそ5cm刻みです
システムキッチンの高さは80/85/90cmの3段階設定のメーカーが多いようです。別途料金がかかりますが82.5cm、87.5cmの2.5cm間隔での対応が可能なものもあります。
また、メーカーによっては高さが1cm刻み設定もあります。ワークトップの高さを身体の大きさに合わせても、鍋やフライパンを扱う際に高すぎるという事もあるようなのでショールームで色々試すことも大切です。
キッチンの高さが合わずに腰痛などのトラブルに見舞われる人は、洗い物の際のシンクの低さが問題になることがあるようです。
また、ワークトップを高くしたことでゴトクの高さが気になるという場合にも、フライパンなどの持ち手は自然と低かった時とは逆手に持つようになり、不便は感じなく慣れるという意見もあります。
システムキッチンの高さを決めるポイントをまとめてみました
システムキッチンの高さを考えるときに、まずは身長で考えますが、肘の下から床の長さも考慮すると更に適正な高さが見えてきます。
キッチンで腰痛になる方の多くは、洗い物の際に屈む姿勢になってしまっていることが原因です。シンクはワークトップより下がりますから、その点考慮しましょう。
IHクッキングヒーターはワークトップと同じ高さですが、ガスコンロはゴトクの分少し高くなってしまいます。最近ではゴトクの分だけコンロ面を下げたフラットタイプのガスコンロも出てきました。
ワークトップ、シンク、コンロの3点をバランスよく考えて自分に合う高さのシステムキッチンを組み立てたいですね。ショールームでは普段使うスリッパに履き替えて試してみましょう。新築やリフォームの際にぜひ参考にしてみてくださいね。
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