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観葉植物“クロトン”の花言葉と育て方!種類や品種、挿し木の時期

観葉植物“クロトン”は、東南アジアに自生する常緑性の低木です。インテリアグリーンとして飾ると、南国の雰囲気を演出できますよ。今回は、そんな観葉植物のクロトンの花言葉や種類・品種、挿し木の時期と方法など育て方についてご紹介します。

観葉植物のクロトンの花言葉は?

『妖艶』『艶っぽい』

観葉植物のクロトンの花言葉は「妖艶」「艶っぽい」です。斑の入る観葉植物のクロトンの美しい姿に由来しています。

観葉植物のクロトンの学名・原産地・英語

学名 Codiaeum variegatum
科・属名 トウダイグサ科・クロトンノキ属
英名 Croton
原産地 マレー半島からオーストラリア
開花期 7~8月
花の色 白、黄
別名 変葉木(ヘンヨウボク)

クロトンとはどんな観葉植物?風水の意味は?

観葉植物のクロトンはマレー諸島からオーストラリア、太平洋諸島の熱帯地域に広く分布する、常緑の低木です。自生地では生垣として利用されるほか、育てやすいことから観葉植物としても古くから親しまれています。

観葉植物のクロトンが日本へは江戸時代末期に伝わり、明治時代の終わりから本格的に栽培されるようになりました。

観葉植物のクロトンの草丈は10~150cmと品種によって様々で、白、赤、紫、黄色といった様々色の葉っぱをもっています。突然変異しやすく、今では100を超える園芸用の品種があることが、「変葉木」という別名の由来です。

また、クロトンは7~8月頃になると、白や黄色の小さな花を咲かせます。ただ、小さく目立たない花なので、よく観察して見つけてくださいね。

風水の意味

観葉植物のクロトンは、葉っぱが上を向いていることから、人を活発にする「陽の気」を発しているとされています。気を向かえ入れる場所とされる玄関や、悪い気を発する電化製品の多いリビングに置くのがおすすめです。

観葉植物のクロトンは特にキラセンという品種は、黄金色の斑が入っていることから、金運アップの効果も。ただ、寝室に置くと目がさえてしまう作用があるので注意してくださいね。

観葉植物のクロトンの種類や品種は?

観葉植物のクロトンは、葉の形からいくつかの系統に分類することができます。いずれも葉っぱも分厚く、革のような質感をしています。以下に、系統とそれぞれの代表的な品種をご紹介します。

【広葉系】アケボノ

広葉系の代表品種で、日本で生み出されました。ピンクや黄色の斑がグラデーション状に入り、日に当てると紫色に変化します。

【らせん系】キラセン

別名「キンセンコウ」とも呼ばれる、葉っぱがくるくると巻いた、らせん系の代表品種です。緑色の葉に黄色の斑がまだらに入っている様子が美しいと人気があります。

【鉾葉系】エクセレント

黄、赤、オレンジ、緑色をした葉っぱに、葉脈がくっきりと浮き出る姿が印象的な品種です。葉が槍の先の鉾(ほこ)のような形をしています。

【長葉系】オウハンヨウ

葉の長さが10~20cmと長いことが特徴で、濃緑色の地に黄色の斑点がまばらに入っています。

【細葉系】オウゴンリュウセイ

しゅっと伸びる細い葉っぱに、星のような形をして黄色い斑が入っていることから名前が付けられた品種です。別名「ゴールドスター」とも呼ばれます。

観葉植物のクロトンの育て方のポイントは?

日当たりのよい、温かい場所で育てるのがポイントです。観葉植物のクロトンは元々熱帯地方の植物なので、気温が10度を下回ってしまうと枯れてしまいます。また、日光を好みますが、直射日光に与えると葉焼けを起こしてしまうので、夏の日差しは避けるようにしてください。春から秋は日当たりのよいベランダや庭先、冬は室内の窓辺で管理するのがおすすめです。

観葉植物のクロトンの苗植え、植え替えの時期と方法は?

観葉植物のクロトンは5~8月が植え付け・植え替えの適期です。寒さに弱いことから鉢植えにして育てます。株よりも1回り大きな鉢に植え付けていきましょう。そして、1~3年に1回、根の様子を観察しながら1回り大きな鉢に植え替えます。

観葉植物のクロトンの植え付けや植え替えのときは、株の根に付いた土を1/3~1/4ほど軽く落とし、新しい土に植えてください

観葉植物のクロトンの土作り、水やり、肥料の与え方

水やり

観葉植物のクロトンか乾かしすぎても、湿気が多すぎてもいけません。春~夏は水をたくさん必要とするので、土の表面が乾いたらすぐに水やりをしてください。一方、冬は生育が鈍くなるので、土が完全に乾いてから水を与えます。乾燥や害虫を防ぐために、定期的に葉に水を吹きかけて湿度を保つようにしましょう。

土作り

水はけがよく、栄養が豊富な土を好みます。赤玉土(小粒)6:ピートモス3:堆肥1か、赤玉土(小粒)6:ピートモス3:川砂1を混ぜあわせた土がおすすめです。市販の観葉植物用培養土を使ってもかまいません。

肥料の与え方

観葉植物のクロトンには5~8月にゆっくりと効く緩効性の化成肥料を、2ヶ月に1回施すか、10~15日に1回液体肥料を与えます。

観葉植物のクロトンの増やし方!挿し木の時期と方法は?

観葉植物のクロトンは、挿し木で数を増やすことができます。5~8月が適期です。

1. 枝の先を10~15cm切り取る
2. 枝の真ん中から下の葉を切り落とす
3. 切り口を20~30分水に浸ける
4. 赤玉土などの挿し木用の土を入れた鉢に枝を挿す
5. 土が乾かないように水やりをしながら日陰で管理すると、1ヶ月ほどで発根する
6. 十分に発根したら、徐々に日の当たる場所に移していく

3. クロトンの切り口を20~30分水に浸ける
4. 赤玉土などの挿し木用の土を入れた鉢に枝を挿す
5. 土が乾かないように水やりをしながら日陰で管理すると、1ヶ月ほどで発根する
6. 十分に発根したら、徐々に日の当たる場所に移していく

観葉植物のクロトンの栽培で注意する病気や害虫は?

カイガラムシ

年間を通して発生する害虫で、クロトンの葉や茎に寄生し、栄養を吸い取ります。幼虫のときは殺虫剤で駆除できますが、成虫になると薬が効きにくいので、ブラシなどを使って株から引きはがします。

ハダニ

乾燥した環境で発生する害虫で、クロトンの葉に寄生して栄養を吸う取り、株を弱らせます。見つけたら殺ダニ剤を使って駆除していきましょう。また、定期的にクロトンの葉っぱに水を吹きかけることで予防できますよ。

クロトンは葉っぱを楽しむ観葉植物

観葉植物のクロトンは葉っぱの色や斑の入り方が多様な観葉植物です。また、ミニ鉢から大鉢までサイズも様々。中には、同じ種類とは思えないほど見た目が異なるものもあるので、自分好みの色や形のものを見つけてみてくださいね。

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