2016/02/21
amenokutibasi
2016/04/26 更新
住宅の外壁材は、その家の外観のイメージを左右する大事な存在です。一般的にはサイディングの他、モルタルや塗壁、タイルなどがありますが、最も多く使われる種類はサイディングです。そのサイディングも構成する素材によって、種類が分けられるんです。
サイディングとは、建物の外壁に用いられるボード状の建材をいいます
窯業系のサイディングは、セメントを主な原料としていて繊維質の原料を加えて成形されています
一般的な住宅で使用されるのが一番多い種類です
サイディングの種類 窯業系
サイディングの種類は豊富にあるので、屋根や玄関周り、門扉などと合わせてイメージ通りの色や仕上がりが期待できます
サイディングの種類 窯業系
デザインはシンプルなものから、タイル調のものや石積み調のものなど風合いもそれぞれで種類も豊富です
外観のイメージに合ったサイディングを選ぶことが可能です
サイディングの種類 窯業系
窯業系のサイディングは硬質で密度が高いので、耐震性や防耐火性、遮音性に優れているのが特徴です
それに伴い、価格も幅が広いです
サイディングの種類 窯業系
サイディングの表面の塗装に工夫を施して、汚れにくいものが多くなっています
メンテナンスも楽になるよう改良され、色あせや日焼けを抑える塗装を施されたりもしています
サイディングの種類 窯業系
サイディングの継ぎ目にシーリング材(コーキング)と呼ばれるものを充填しますが、この目地を目立たせなくすることで外観がスッキリと仕上がります
目地の汚れや耐久性を高めた商品も多くなっていますが、経年劣化でひび割れや剥がれが発生したら打ち直しが必要です
金属系のサイディングは、金属板を成形し表面や接続部の加工を施した後に裏面材や心材で構成されているものです
サイディングの種類 金属系
金属系のサイディングの中でも、ガルバリウム鋼板、アルミニウム合金板、ステンレス鋼板などがあります
どちらも軽量で建物に負担がかかりにくい、断熱性や防水性、防音性が高く、ひび割れや凍害に強いです
サイディングの種類 金属系
金属系のサイディングは金属製の持つシャープでモダンな雰囲気のデザインから、多くのデザイナーズハウスで使用されています
サイディングの種類 金属系
金属系サイディングにも種類がいくつも揃っており、風合いのあるレンガ調のものや石積み調のものもあります
サイディングの種類 金属系
サイディングの変色や色落ちを防ぐ塗装を施されていても、表面の変色や触れた時に白い粉が付いたりカビが発生したりということもあります
定期的に点検し、メンテナンスが必要です
サイディングの種類 金属系
金属系のサイディングのメンテナンスには、年に数回水洗いをすることも必要です
また、変色や色落ちを防ぐ塗装をされたものや、セルフクリーニング機能付きのタイプもあります
木質系のサイディングは天然木などに塗装を施したものになります
サイディングの種類 木質系
サイディングの種類で、木質系の大きな魅力はやはり風合いでしょうか
断熱性能も高く、環境にもやさしい建材です
サイディングの種類 木質系
木質系サイディングの種類も様々で、横張りや縦張りなど張り方もいろいろです
メンテナンスに手間がかかるケースもあるので、事前に確認が重要です
サイディングの種類 木質系
木質系サイディングは、木の温かみが感じられデザインの工夫でおしゃれに仕上がります
木の種類で選べるので種類も豊富だが、木の種類によって価格はかなり変化します
サイディングの種類 木質系
木質系サイディングは天然木で加工されているので、1つ1つ必ず違った外壁で世界で1つだけの建物にすることができます
サイディングの種類 木質系
木質系サイディングは耐火性という面では、他の種類のサイディングより劣ります
最近では防火性能を持つタイプも開発されていますが、防火地域では使用できない外壁材になることも
水にも非常に弱く、表面の塗装が剥がれると腐りやすいのも注意が必要です
樹脂系サイディングは塩化ビニル樹脂を原料としており、北米で生まれた建材です
サイディングの種類 樹脂系
塩害や凍害などの耐候性、耐久性に優れているサイディングです
サビや腐食の心配もなく、劣化や退色もほとんどみられません
サイディングの種類 樹脂系
金属系のサイディングのように軽量で、建物自体にかかる負担が少なく済みます
定期的なメンテナンスもそれほど必要でなく、少しの汚れであれば水洗いで落とせます
サイディングの種類 樹脂系
耐火性にもかなり優れたサイディングです
また、サイディングでは必要となるシーリングの打ち直しがいらず、メンテナンス費用がかからないのが魅力です
サイディングの種類 樹脂系
樹脂系サイディングを使用した外壁は、建築基準法により規制されます
そのため準防火地域や22条区域での使用は確認が必要で、各メーカーが個別に認定を取得した商品を使用することになります
サイディングの種類 樹脂系
樹脂系サイディングは軽量なので、遮音性の面では他のサイディングより劣ります
また、どうしてもプラスチック素材なので見た目が良くないと人によっては気になってしまうかもしれません
サイディングは素材によっていろいろありました
性能や機能の特徴を確認することも大切ですが、敷地の自然環境に適したものを選ぶことも重要です
補修やメンテナンスにかかるランニングコストも考え、長期的な視点で最適なものを選びましょう
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