記事ID78566のサムネイル画像

    憧れのダッチオーブン!シーズニングの方法をまとめました!

    今回はダッチオーブンのシーズニングの方法を中心にまとめました!ダッチオーブンのシーズニングは使い始めの儀式とも言える重要な作業です。ダッチオーブンの種類からシーズニングの方法から日々のお手入れ方法もまとめて紹介していきます!

    ダッチオーブンのシーズニング~ダッチオーブンとは~

    まずはダッチオーブンについて紹介していきます!

    ダッチオーブンとは

    分厚い金属製の蓋つき鍋のうち、蓋に炭火を載せられるようにしたものの名称とされているようです。
    ダッチオーブンは、鍋に厚みがあり、温度変化が少なく鍋全体が均一の温度に保たれ、食材にじっくりと火が通るのが特徴です。
    蓋の炭を載せることにより、上下からの加熱が可能となり、オーブンとして機能します。

    大体のダッチオーブンは 6 (15) / 8 (20) / 10 (25) / 12 (30) インチ(センチ)の大きさとしての種類があります。

    ダッチオーブンの種類

    キャンプオーブン

    野外活動での使用が前提で、焚き火にくべやすいよう三本の足を持っているダッチオーブンの事をいいます。
    蓋の上にさらに何段かオーブンを積み重ねることもでき、蓋の上の炭を上下両方の鍋の加熱に使えて効率的な構造になっています。

    キッチンオーブン

    台所での使用が前提で、コンロにかけやすいよう底が平らになっているダッチオーブンのことをいいます。このデザインをもとに、使いやすいよう改良されたものを「モダン・ダッチ・オーブン」と呼ぶこともあるようです。

    これもダッチオーブン

    使い勝手がよく人気の高いル・クルーゼ製品。実はこれもダッチオーブンの一種になります。
    ル・クルーゼ社は自社の製品を「フレンチ・オーブン」と呼称しています。

    スキレット

    かなり人気の出ているスキレット。実はこれもダッチオーブンなんです。
    いわゆるフライパンタイプの鍋だが、ダッチオーブンの特徴である厚みがあるため温度変化が少ないのが特徴です。

    コンボクッカー

    あまり馴染みがないかもしれませんが、深鍋とスキレットを組み合わせたダッチオーブンです。
    蓋がスキレットとして使用できるようになっています。

    ダッチーオーブンのシーズニングの方法

    それではダッチオーブンのシーズニングの方法について紹介していきます!

    シーズニングとは

    鋳鉄製のダッチオーブンは出荷時に錆びとめとしてワックスが塗ってあるため、すぐに使用できません。ワックスを取り除き、調理できるようにするのがシーズニングと呼ばれる作業になります。

    シーズニングは時間がかかるので、作業をするときはしっかり時間の余裕をみて行いましょう。

    シーズニング工程①

    錆止めのワックスが塗ってあるので、一番最初のみダッチオーブンを洗剤でしっかり洗います。たわしやスポンジでしっかり洗います。

    金属製のたわしは傷になるので使用しないでください。

    洗い残しが心配な場合は

    シーズニング工程①でしっかり洗っていればこの工程は必要ありませんが、心配な方は洗い終わった後にお湯を沸かすといいでしょう。

    水の量はたっぷりと行うのがポイントです。
    茶色い油のようなものが浮いて来るようならそれが錆止めワックスです。

    シーズニング工程②

    洗ったダッチオーブンを熱して乾燥させます。
    それと同時にまだ、残っている錆止めワックスを焼き切ることもできます。

    最初は煙がでますが、焼き切ると煙は出なくなります。
    20~30分くらい熱しかんかんに熱くなるまでじっくりと熱します。

    蓋と鍋の両方をやりましょう。

    シーズニング工程③

    食用のオイルをダッチオーブンの全体に塗っていきます。ダッチオーブンは実は細かい凹凸があり、そのままだと汚れ等がこびりついてしまうため、オイルをしみこませて、汚れを落としやすいようにコーティングする必要があります。

    シーズニング工程④

    オイルを塗ったダッチオーブンを再び強火で熱します。
    オイルを塗ったので最初は煙が出ますが、煙が出なくなったらOKです。
    その後、自然冷却させます。

    蓋と鍋底、鍋の中に至るまで全体をしっかり焼きましょう。

    工程を繰り返す

    シーズニング工程③と④を繰り返します。
    オイルを塗って、熱し、自然冷却の作業を4~5回ほど繰り返します。

    自然冷却は30分ほどかかる場合もあるようです。
    かなり時間がかかる作業となります。この作業を繰り返すことにより、ダッチオーブンが黒くなっていきます。

    シーズニングによって黒錆びが発生したダッチオーブンの中でも、長年の使用によって重厚な黒錆びが付着しているものは「ブラック・ポット」と呼ばれて美的鑑賞の対象になることがあります。

    シーズニング工程⑤

    シーズニングの最後の工程は野菜炒めを作ります。
    野菜を炒めることにより、鉄臭さやワックス臭さを落とすことができます。
    なので、この野菜炒めは食べません。

    香りの強い野菜を使うのがおすすめです。
    ネギやセロリ、生姜の皮などの野菜で鍋の内側を拭くような感じでいためます。
    鍋だけでなく蓋の方でも同じように行います。

    最後に、食用油を塗りこめば、シーズニングは完了します。
    時間のかかる大変な作業ですが、このシーズニングを丁寧にしっかり行えば、長くダッチオーブンを使用できます。

    やけどに注意

    シーズニング中は熱くなったダッチオーブンを取り扱うことになるので、やけどには十分注意して作業にあたりましょう!

    スキレット(ダッチオーブン)のシーズニング

    こちらはスキレットのシーズニングの方法を紹介した動画です。基本的にはスキレットのシーズニングもダッチオーブンと同じ手順となります。

    シーズニング不要なダッチオーブンも

    ステンレスやアルミ製のダッチオーブンならシーズニングの手間がなく、お手入れも楽になります。手軽にダッチオーブンを楽しみたいという方にはこちらがおすすめです。

    ダッチオーブンのシーズニング~日常のお手入れ~

    ここでは日常のお手入れについて紹介してきます。ダッチオーブンの種類によってはこのお手入れを間違えると錆びてしまうこともあるので注意が必要です。

    日々のお手入れ

    調理後は、基本的には洗剤や金属たわしを使わずに洗い、火にかけてよく乾燥させます。
    シーズニングで馴染ませた油も落ちてしまうので、なるべく洗剤は使用しないほうがいいでしょう。

    数日間使用しない場合は

    ダッチオーブンを洗って乾燥させた後に、薄く植物油を塗っておくといいでしょう。毎日使用する場合はこのお手入れを省略しても問題はありません。

    焦げ付きがひどい場合は

    ダッチオーブンをそのまま火にかけ続けて完全に炭化させて、へらなどでこそげ落とすようにしましょう。
    毎日のように使う鍋であれば、金属たわしで掻き落としてからさっと空焼きして再び黒錆びをつけてやるだけでも大丈夫です。

    長期保管する場合は

    植物油を薄く塗布してから鍋の中に新聞紙などを入れて内部に湿気が籠もらない様にして、風通しの良い場所に保管しましょう。
    湿気があると、錆びてしまうので、吸湿剤などを活用するのもいいでしょう。

    ダッチオーブンを再使用する際には洗剤とスポンジあるいは亀の子たわしを用いて表面の油脂分を洗い流しましょう。表面の油は酸化している可能性のあるので、しっかり洗い流すのが重要です。

    ダッチオーブンのシーズニング~楽しみ方~

    ここではダッチオーブンの楽しみ方について紹介していきます!

    ローストチキン

    ダッチオーブンなら丸ごとの鳥でもしっかり火を通すことができます。
    外はぱりっ中はしっとりのチキンを楽しめますよ!

    もちろん豚肉や牛肉でも美味しくできますね。

    パン

    ふわふわの丸パンから蒸しパン、カンパーニュだってダッチオーブンで焼けますよ!ホットケーキミックスやパン用のミックス粉を使えば、パン作り初心者でも挑戦できます。

    煮込み料理

    ダッチオーブンの構造は、圧力鍋と同じになります。なので、短時間で煮込み料理ができるので、煮込み料理にも向いていますよ!
    シチューやカレーなどが楽しめますね。

    その他にも御飯が炊けたり、炒めものもできたりとダッチオーブンは普段の生活でも色々と楽しめますよ!

    CAFEメニュー スキレットでダッチベイビー作ってみました

    ダッチベイビーとは、ドイツ風ホットケーキのことです。ホイップバター、パウダーシュガー、レモンをたっぷりかけてから食べるのが本場流です。ダッチオーブンの一種であるスキレットで作っていきます。

    ダッチオーブンのシーズニング~まとめ~

    いかがでしたか?

    今回はダッチオーブンのシーズニングについてまとめてみました!手間がかかりますが、手間がかかった分だけ、愛着がわくダッチオーブン。ぜひ、手に入れて普段から使ってみてはいかがでしょう?

    関連する記事

    この記事に関する記事

    TOPへ