日本と違う?!海外諸国それぞれのコンセントの形状と電圧、周波数。
2015/12/14
Esperanto
2016/05/18 更新
日本では決まっているコンセントの形状ですが、世界では日本のコンセント形状はどちらかと言えば少数派です。知ってました?海外に行く際には、必ず問題になる電源コンセントとプラグ形状について、代表的な7タイプをまとめてみました!行きたい国への旅行前にぜひ一読下さい☆
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世界中で、欠かす事の出来ない電気。
それを利用する為のコンセントの形状は、代表的なもので7種類あると言われています。
さらに似通ったコンセントの形状も多い為、大別して「アメリカタイプ」、「イギリスタイプ」、「ヨーロッパタイプ」、「オセアニアタイプ」の4系統に分かれています。
さらにコンセントの形状だけでなく、世界では電圧も異なっています。
世界の多くは220V-240Vの電圧を使用していますが、アメリカ大陸の大部分と日本が100-127Vを使用しています。
ちなみに、日本は、同じ100Vながら、50Hz帯と60Hz帯の両方を国内に持つ希有な国です。
コンセント形状
代表的な7種類のコンセント形状の一つがこの「Cタイプ」です。
丸ピンの差し口が2つあります。
ヨーロッパでは良く見かけるオーソドックスなタイプだと思います。
プラグ形状
プラグの形状も一般には、丸ピンが2つあるだけです。
稀にCタイプでも3つ口のものがありますが、その場合でも、この2つピンでつなぐ事が出来ます。
主な使用国
Cタイプコンセントの形状を利用する主な国は↓の通りです。
■イタリア
■オーストリア
■スイス
■インド
■チュニジア
コンセント形状
代表的な7種類のコンセント形状の一つがこの「Bタイプ」です。
丸ピンの差し口が2つあります。
丸ピン2つの差し込み口という点で、Cタイプと形が非常に似ています。
Bタイプは、Cタイプよりも差込口・ピンが少し大きい仕様です。
プラグ形状
丸ピン2つという点は同じなので、プラグ形状もまたCタイプと似ています。
変換プラグを利用する際は、太さに注意してみて下さい。
主な使用国
Bタイプコンセントの形状を利用する主な国は↓の通りです。
■スリランカ
■ノルウェー
■スイス
■インド
■アラブ首長国連邦
コンセント形状
代表的な7種類のコンセント形状の一つがこの「B3タイプ」です。
コンセント側には丸い差し込み口が3つあります。
Bタイプにもう1つ差し込み口・ピンが付いている形状です。
プラグ形状
丸ピンが3つのプラグ形状です。
B3タイプのコンセントを使われている国では、他のタイプも合わせて普及している場合が多くなっています。
BタイプとB3タイプは互換性があり、2種類とも利用できるコンセントもあります。
主な使用国
B3タイプコンセントの形状を利用する主な国は↓の通りです。
■インド
■ポーランド
■トルコ
■チリ
■アラブ首長国連邦
コンセント形状
代表的な7種類のコンセント形状の一つがこの「SEタイプ」です。
2つの丸い差込口のある形状で、Cタイプとよく似ています。
Cタイプよりも少し差込口が広い(ピンが太い)です。
また、SEタイプにはアースピンが付いている事が多いのが特徴です。
プラグ形状
SEタイプのプラグ形状です。
Cタイプによく似ていますが、上部にアース接続用の差込口がプラグ側にも空いているのが特徴です。
現在、SEタイプの利用は減ってきており、代わりにCタイプが増えています。
主な使用国
SEタイプコンセントの形状を利用する主な国は↓の通りです。
■ドイツ
■フランス
■韓国
■インド
■ブラジル
コンセント形状
代表的な7種類のコンセント形状の一つがこの「BFタイプ」です。
3つの長方形の差込口のある形状になります。
1つは縦方向に、2つは横方向に差込口がある為、差し込む方向は一定となります。
プラグ形状
BFタイプのコンセント形状はとてもシンプルです。
長方形のピンが3つあります。
たまにコンセントの形状で上部の穴が閉じている事もありますが、差し込むと自然と開く仕組みです。
主な使用国
BFタイプコンセントの形状を利用する主な国は↓の通りです。
■アルゼンチン
■イギリス
■ウルグアイ
■インド
■香港
コンセント形状
代表的な7種類のコンセント形状の一つがこの「Aタイプ」です。
日本でもおなじみのコンセント形状ですね。
下部に丸ピンの差し込み口がある形状とない形状のものがあります。
プラグ形状
Aタイプのプラグ形状です。
長方形が左右に2つある形状になります。
下部に丸い差し込み口があるコンセントでも長方形の2つだけでたいてい接続可能です。
主な使用国
Aタイプコンセントの形状を利用する主な国は↓の通りです。
■日本
■アメリカ
■ブラジル
■フィリピン
■カンボジア
コンセント形状
代表的な7種類のコンセント形状の一つがこの「Oタイプ」です。
斜めの長方形の差込口が上部に2つという形状です。
場合によって、、下部に縦の長方形の差込口が一つある事もあります。
プラグ形状
Oタイプのプラグ形状です。
細長い2つのピンが斜めなっています。
主にオセアニア地域で使用されていて、それ以外にはあまり普及していません。
主な使用国
Oタイプコンセントの形状を利用する主な国は↓の通りです。
■ニュージーランド
■オーストラリア
■フィジー
■アルゼンチン
■中国
日本ではAタイプのみが使用されているコンセント形状ですが、世界的に見ると、一つの形状だけというのは、少数派です。
理由はよく分かりませんが、意外と多くの国が、複数のコンセント形状を採用しているのです。
一説では、世界各地で独自の電力規格が整備されていった結果、国や地域ごとにコンセントや電圧、周波数が異なってしまったと言われています。
そして、普及した現状においては、電力インフラの再整備には莫大なコストがかかるため、統一規格の実現は困難なのだと言う事です。
ちなみに、中国では8つのコンセント形状が使用されています!
こうしたコンセント形状の違いは、変換プラグを用いる事で、自国の製品を海外に行っても利用する事が出来るようになります。
もちろん、電圧の違いもありますので、変圧器も忘れずにお使い下さい!
それでは、世界へ良い旅を☆
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